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2013 年制作教程解説ビデオ 「初歩のパラレルターンから ベーシックパラレルターン」 の理解のために. ビデオ 制作 の意図. 初歩のパラレルターンからベーシックパラレルターンへの技術の関連性を再確認してもらう ポイント は足裏切り替えターン・・・・重心移動と角付けを合わせる スキー技術の係わり合い・・・・・・初歩のパラレルターンの練習メニューのベーシックパラレルターンでの活用 初歩 のパラレルターンで練習したメニューは初心者だけのものではない. この教程の考え方を再確認. この教程の特徴 はスキーの性能を引き出して早く パラレルターンへ導く 指導法
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2013年制作教程解説ビデオ「初歩のパラレルターンからベーシックパラレルターン」の理解のために2013年制作教程解説ビデオ「初歩のパラレルターンからベーシックパラレルターン」の理解のために
ビデオ制作の意図 • 初歩のパラレルターンからベーシックパラレルターンへの技術の関連性を再確認してもらう • ポイントは足裏切り替えターン・・・・重心移動と角付けを合わせる • スキー技術の係わり合い・・・・・・初歩のパラレルターンの練習メニューのベーシックパラレルターンでの活用 • 初歩のパラレルターンで練習したメニューは初心者だけのものではない
この教程の考え方を再確認 • この教程の特徴はスキーの性能を引き出して早くパラレルターンへ導く指導法 • それを象徴しているのがプルークボーゲンを経由しないでパラレルターンに導くカリキュラム
技術の展開の仕組み • 初歩動作・初歩滑走 • 初歩のパラレルターンからベーシックパラレルターン • 内向→内傾→内向傾→足裏切り替えターン(浅回り)→足裏切り替えを使った内向傾パラレルターン→足裏切り替えターン(深回り)→ • ベーシックパラレルターン • 洗練のパラレルターン
初歩動作・初歩滑走 • 初歩動作はスキー用具の履き方からスキーに慣れる・・・・・・片脚歩行の重視 • 初歩滑走は滑ることを体験する・・・・・片脚滑走の重視 • 初歩滑走の目標は滑りだして止まること・・・・・・プルークのスタンスでしっかり止まれることが重要 • 止まることができればプルークの山回りは簡単
片脚スキーでスキーに慣れる • 遊びながらスキーに慣れて行くことが大切
プルークで止まれる プルークは制動とスピードコントロール技術として位置づけられている • やや狭いプルークで滑ってテールを大きく開いて停止 • 直滑降~プルーク停止(プルーク山回り停止も可) • 斜滑降~プルーク停止 • 斜滑降谷開きプルーク山回り • これだけ出来れば内向山回りに入れる • パラレルターンへのカリキュラムへの導入が可能 • この見極めはプルークで止まれること • プルークボーゲンはカリキュラムに入れてないが、プルークでの滑走と停止は重視していることを再確認してください
止まることができれば山回り停止も可 • 両スキー履いて片脚スキーと同じ要領で止まってみよう
プルークボーゲンの指導は? • プルークボーゲンを教程で省いた理由・・・・ • プルークボーゲンはパラレルターン到達に時間が掛かってしまう。 • しかし、到達目標をパラレルターンに置けないようなケース・・・・・・・・ • 例えば、修学旅行のスキーのように滑走日数が限られていて安全を最優先しなければならない場合や極緩い斜面が選べないケースでは規定面積が広く安定度の高いプルークボーゲンは有効
初歩のパラレルターン • 内向ターン • 姿勢の確認 • 顔+胸・・・・・・下を向いて額が前に出たり、頭が左右に傾かないようにして、顔と胸を少し前に出して遠くを見る自然体の前傾姿勢 • 安全なスキーを楽しむためにもこの姿勢をしっかり身体に覚えこませる必要あり
腰高で遠くを見る自然体の基本姿勢 • 下を向いて滑ることが癖にならないよう、この段階から注意
内向ターンのねらい • 行きたい方向に顔と胸を向けるとスキーはその方向に回ってくれる • ローテーションして身体で無理に回す運動ではない • 内向することでパラレルターンのスタンスが自然にできる • 内向することで体軸を内側に傾けやすくなる • 顔と胸を向けることでわずかに重心がターン内側に移動しターンが行なわれる • 外向傾姿勢を下半身をセットして上体のみを内向する滑り(スキーの前後差ができていて上体だけ山側を向いた姿勢)が見られるので注意する
内傾ターン • 重心を内側に移動することでターンが生まれる • ポイントはリラックスした姿勢で背骨をシャキッとして体軸を傾ける • 内腕を伸ばすと 体軸を傾けやすい
内向傾ターン 内向と内傾を組み合わ せた技術 ポイントはスキーと身体 を一緒に谷へ落下するこ と (内向傾ターンは落とす 技術)
ボディー・ミラーの名言 • ターン前半は • 友達、 • ターン後半は • 敵 内向傾ターンは友達・友達・友達・・・・・ ターン前半の技術を主体にした連続ターン
足裏切り替えターン • ねらいは、スキーに一番近い足裏と重心移動を一体化すること • (足裏切り替えは体軸 • の傾きを伴う) • 足裏切り替えは全て ターンに同調して使 われる
足裏切り替えと膝切り替えの違い • 足裏切り替え • 脚を突っ張る運動 • 体軸を保ってできる • 脚の捻り少ないので腰高の体軸が保てる • スピードに耐えられる姿勢が保てる • 脛の角度を一定に保った滑りができる(足首が緩みが出にくい) • 膝切り替え(膝の左右の動きが顕著に見える切り替え) • 脚を曲げる運動 • 体軸が折れやすい • 脚の捻りにより腰が外に出やすい • スピードに弱い姿勢となりやすい • 脛の角度が変化する滑りになる(足首が緩みやすい)
足裏切り替えの二つの方法 • 外足は親指側内足は小指側を雪面に押し付ける方法 • 交互切り替えになりやすい • バランスを保つのが難しい • 膝に負担が掛かる滑りになる • 外足は小指、内足は親指を反らせる方法 • 両足同時切り替えがやり易い • バランスを確保した角付けができる • 脚を突っ張る運動になるので大きな負荷に耐えられる
足指を反らす・足指を曲げる • 足指(外足は親指・内足は小指)を反らす角付け • 足指を曲げる(踏ん張る)角付け • 足指を曲げる角付けは重心が前後に外れたとき重心を戻すために使われることが多い • どちらが優れているとは言い切れないが基本的には足指を反らすことを意識付けしたほうが良い • 足指を反らすか曲げるかよりもっと大切なことは足首を緩めないこと • 足首が緩むと重心が後ろに行きやすくなる • 切り替えは小指・親指で雪をキャッチする。 • この結果、腰は斜め前に押し出されて次のターンポジションを確保できる(足裏切り替えを左右のみで行うと身体遅れるので注意)
足裏切り替えターンからベーシックパラレルターン足裏切り替えターンからベーシックパラレルターン • 足裏切り替えターンにより体軸の傾きが大きくなると次第に内脚が邪魔になってくる • 内脚のたたみ込みが必要になる・・・・・・ベーシックパラレルターンへと繋がる
ベーシックパラレルターン • ベーシックパラレルターンの導入方法 • ①スキーを腰から遠ざける方法から • ②足元を支点にして体軸を傾ける方法とつなげてあるが • 足裏切り替えターンからの系統は②に直接繋がる・・・・・・ • 教程では体軸の切り替えから外向傾によるパラレルターン
スキーを腰から遠ざける方法の再チェック • 教程書でのメニュー • 直滑降~両脚開きだし • 外脚開きだしターン • 内脚を軸にした外脚開きだしターン • 理解のポイント • 1 構成は直滑降と片開きプルーク(外脚開きだし) • 2 連続回転では切り替え時、斜め方向の直滑降に戻して内脚を軸に次の開き出しに入る
ベーシックパラレルターンと一般的な回転方法の比較ベーシックパラレルターンと一般的な回転方法の比較 〇 ベーシックパラレルターンの開き出し • ターン弧の外側にスキーを押し出す(雪を500円玉と思って)沢山外側に押し出すイメージ) • スキーがたわむ・・・スキーが安定してターンする • 滑走面で雪面をとらえた角付けがつくれる • スキーの回転性能でターンできる ×一般的なスキーを回す動作 • ターン弧の内側に向けてスキーを回し込むので雪はさほど押し出せない • スキーはあまりたわまない・・・スキーが不安定でターンする • スキーがずれやすい・ずれを止めきれない • スキーの回転性能をあまり発揮できない
今回の教程解説ビデオで紹介した4つのベーシックパラレルターン今回の教程解説ビデオで紹介した4つのベーシックパラレルターン 1重心移動を明確にしたベーシックパラレルターン 2 スキーの逆前後差を強調したベーシックパラレルターン 3 足裏切り替えを加えたベーシックパラレルターン 4 内傾ターンの要素を加えたベーシックパラレルターン
4つのベーシックパラレルターンを取り上げた理由とポイント4つのベーシックパラレルターンを取り上げた理由とポイント • 重心移動を明確にしたベーシックパラレルターン • シュテムターン的な切り替えとは違うことを理解してもらうため • 重心移動を明確にする運動は股関節回りの筋肉を柔軟にして腰の可動範囲を広くする動きが必要となる。これは洗練のパラレルターンとスピードの次元は違うが切り替え方法は同じ • ベーシックパラレルターンは切り替え時、腰高姿勢が基本だが重心移動を分りやすく表現するため中間姿勢で表現している
重心移動を明確にしたベーシックパラレルターン重心移動を明確にしたベーシックパラレルターン • 洗練のパラレルターン的な切り替えと理解しても可
スキーの逆前後差を強調した ベーシックパラレルターンスキーの逆前後差を強調した ベーシックパラレルターン
スキーの逆前後差を強調したベーシックパラレルターンスキーの逆前後差を強調したベーシックパラレルターン • 逆前後差ターンは洗練のパラレルターンの練習種目としてあるが、ベーシックパラレルターンでも横ずれの少ないターンでは前後差を整える必要がある • 内脚を軸にした外スキーの開き出しをするためには内スキを引く動作と外スキーを斜め前に押し出す動作が必要 • スキーの逆前後差とは逆前後差を作ろうとする動作を意味するもので、その結果スキーの前後差が大きくならないで済むことがねらい
足裏切り替えを加えた ベーシックパラレルターン足裏切り替えを加えた ベーシックパラレルターン
足裏切り替えを加えたベーシックパラレルターンのポイント足裏切り替えを加えたベーシックパラレルターンのポイント • 頭上から見たスタンスはあまり広がらない • 足裏切り替えから外脚の伸展・内脚の屈脚、次の足裏切り替えを運動の流れとして行う • 一見、普通のパラレルターンで滑っているようになる • 腰高の自然体でスキーの性能を発揮した滑りが可能 • 教程が求めている滑りはこれ
内傾ターンの要素を加えた ベーシックパラレルターン内傾ターンの要素を加えた ベーシックパラレルターン
内傾ターンの要素を加えたベーシックパラレルターンのポイント内傾ターンの要素を加えたベーシックパラレルターンのポイント • 内腕をターン内側に伸ばす動作でスキーと身体が落とせたら伸ばす腕を外腕に移し替える • 外腕を外側に伸ばす動作はターン前半のストレート内傾からターン後半に上半身を外側に起こす(外向傾姿勢をつくる)補助動作として使う • 外腕を伸ばし始めるタイミングは外腕を谷側に向けて伸ばせるところから伸ばしはじめる • 伸ばした外腕はそのまま伸ばし続けて次のターンにむけて体軸を谷側に移動する補助動作として使う
内傾ターンの要素を加えたベーシックパラレルターンの効果内傾ターンの要素を加えたベーシックパラレルターンの効果 • 両腕を伸ばして広げることで体幹をしっかり保てる・・・・・ • 腕が内側に収縮する動きを打ち消すことができる • 外腕を谷側へ伸ばすことで、それ以上の回し過ぎを防ぐことができる・・・・・ • 特に手が前に回り込みやすい人に効果的 • ターン後半外腕を伸ばすことで弓なりの外向傾姿勢が作れ外スキーにしっかり荷重できる・・・・・ • 腰落ちにならない滑りができる • 常に雪面をとらえた切り替えが可能・・・・・ • 安全なスキー技術の習得
中回りのベーシックパラレルターン • ベーシックパラレルターンを横ずれの少ない小回りターンに近づける • 運動を細切れにさせない効果・・・・・運動の連続性 • ポイントは常に動き続けること
中回りのベーシック パラレルターン 中回りのベーシック パラレルターン
まとめ • スキーの運動は基本的な運動要素が組み合わされて高度な技術へと発展していきます。 • 行きつ戻りつ繰り返し練習することで技術の質が高められていきます • しかし、その基本は一つ • その基本とは常に良い位置に乗り続けるための重心コントロールです。 • 重心移動を止めず的確に行うことで体軸の傾きがコントロールされスキーの回転性能を生かしたターンができます。 • スキー教程で紹介している練習種目をもう一度見直していただき楽しいスキーイングに役立ててください。
終 • ご視聴ありがとうございました。