1 / 4

風神だより

(P - 1). 2009年 6月24 日発行. 会報第23号. 風神だより. NPO 法人 輝く未来の風  ( WBF JAPAN). 主な記事 ●  風神1号発電開始   P-1 ● 会員からの投稿記事 P-2 ●   特集「甘いCO 2 削減目標値」  P-3 ●  活動報告・その他 P-4. 〒186-0004   国立市 中 3-2-24 第 4 北島ビル 3F TEL: 042-580-4661

aulani
Download Presentation

風神だより

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. (P-1) 2009年 6月24 日発行 会報第23号 風神だより NPO法人 輝く未来の風 (WBF JAPAN) 主な記事 ●  風神1号発電開始   P-1 ● 会員からの投稿記事 P-2 ●  特集「甘いCO2削減目標値」  P-3 ●  活動報告・その他 P-4 〒186-0004  国立市 中 3-2-24第4北島ビル3F TEL: 042-580-4661 FAX: 042-571-3650 メール:wbfjapan@xpost.plala.or.jp ホームページ:http://www11.plala.or.jp/wbf/ 組立工事  多くの皆さんの賛同と支援を頂きました、NP O法人設立5周年の節目事業であります、太陽光 とのハイブリッド型小型風車が長野県朝日村古見 御馬越ログハウス「かじや」に設置され、5月1 2日に発電開始、“風神1号”と命名されました。 風車機種は下記の通りです。  ゼファー社(国内メーカー)製 ゼファー風力・太陽光ハイブリッド発電システム 風力発電容量   1000w 太陽光発電容量 130w 計1130w 羽根直径     1.8メートルポール高さ    6.5メートル  総工事費は¥1,969,800(消費税含め)でした。 (本事業は補助金の対象外です。) 昨年11月26日に中部電力松本営業所に系統連 携申込をし、本年3月に承諾され、4月17日基礎 工事、4月26日、27日と28日に組立工事をし、 5月12日に中部電力松本営業所の立会い検査が 無事完了しました。 余剰電気は些少ですが1Kwh当り17円で中部電 力に売電開始しました。6月23 日現在累計発電量 は29Kwhです。 大型でなく小型風車ですので皆さんの期待に沿え ず申し訳なく思います。小さな一歩ですが、お蔭 様で少し前に進むことが出来ました。  会員や支援者のみなさんに寄付を募りましたとこ ろ、6月23日現在、延べ40人の方から累計52万 5千円を頂きました。反響の大きさは予想を遥かに 上回るものです。活動資金面において大変助かる とともに、今後の活動への大きな励みになります。 基礎工事 風神1号 発電開始        5月12日 稼動記念イベント 5月23日

  2. (P-2) 『エコ生活への一歩』石黒 慎一郎 昨今「エコ」や「環境にやさしい」「地    球にやさしい」という言葉をよく耳にするようになりました。わたしも本NPOのメンバーとしてなにかできることからはじめなくてはと思っています。 「環境にやさしい」「地球にやさしい」とは、「環境」や「地球」に意思があってそれをいたわるという意味と誤解され易いですが、人間が住み続ける上で今の住みやすい地球環境を保っていくようにしようということなのです。  このことを考えると、昔NHKで放送していた番組を思い起こします。地球ができて46億年がたちましたが生命がいかに今日までつながってきたかを科学の目から説明した番組でした。 地球ができて間もないころは あまり酸素がなく、海は硫化水素や硫黄に満ち、大気は二酸化炭素(CO2)に満ちた世界であったそうです。そのような環境でも生きていける生物が細々と生活をつづけていたところに、陸地が登場し、Na、Caなどが海にながれ、地上のCO2が大量に海水に溶け込み大気中のCO2が減り、雲が減り、太陽が差し込むようになり、光合成する生物が現れます。  これが地球上で大繁栄します。大繁栄とともに地球上には酸素が増えてきます。 しかし当時の多くの生物にとって酸素は自らの命を脅かす厄介なもので 酸素が増えたということは彼らにとって大きな環境問題であったはずです。   酸素という廃棄物があまりに増え、それらの生物は自衛の策をとることとなります。  一方で酸素をエネルギーとして活用する生物があらわれ、より複雑に生物と生物が共生しあうという関係ができていったのです。 この生物によって酸素のある今の地球環境が出来上がり、その後の生物の繁栄をもたらすことになったそうです。  大胆に変化してきた地球環境にとって今のCO2の問題などは些細なことでしょうが、私たち人間にとっては大きな問題となります。  私たちが化石燃料を大量に使い続ける限りCO2は増え続けていきます。 わたしたちがすべきことは、CO2の排出を減らし、できてしまったCO2は光合成で消費することです。 CO2の排出とエネルギー・ごみ問題とは密接に関連しており、低エネルギーでごみを減らした生活が求められています。  恥ずかしながら、具体的に自分でできることをいままで行ってきませんでした。近くの買い物には自動車は使わない、生ごみをへらす、緑のカーテンで夏の冷房を減らすという3つをとりあえず今年は積極的に取り組んでみようと思います。

  3. (P-3) 特集 「日本政府の甘いCO2削減目標」  日本政府が最近発表した2013年以降のポスト 京都議定書期間の二酸化炭素削減目標値が極め て低く、日本は地球温暖化対策に本気に取り組 んでないのでは、と内外の専門家から非難を浴 びています。 2009年12月デンマークのコペンハーゲンで開 催するCOP15(*)に提出する日本政府案は、二酸化炭素(温室効果ガス)を2020年まで15 %削減する、と先ごろ発表されました。 15%とは意外に大きな目標値であり、積極的な 姿勢を示したとの印象を与えた向きがあります が、実は下記グラフに示したように、15%には数字のカラクリがあります。 京都議定書で日本は2008年~2012年に1990年 比で6%削減することを約束しましたが、その 後削減どころか毎年排出量は増加し続けていま す。そこで日本政府はCOP15では何とか日本 の目標値を大きめに見せようと、基準年である 1990年より8%も増加した2005年を100% とした基準年にして、2020年は2005年より 15%削減すると言い換えたのです。 一般の人々には“15%”が強調されて発表さ れ、殆どのメディアもその姑息なマヤカシには 言及していません。 実際には、日本政府発表値は1990年に比べて、 2020年目標値は7%しか削減していません。 2005年実績8%増 京都議定書基準年 京都議定書約束 6%減 日本政府目標値 2005年比 15%減 国際的 目標値 2007年バリCOP13で、温暖化の悪影響を最 小限に止めるには先進国全体で1990年比で2020 年までに25~40%削減が必要と決議されています。  日本政府は2020年目標値を設定するにあたり慌 しく4月から官製のヒアリングを各セクターに行い ました。その中で最も呆れたのが、財界(課長の成れ の果て集団ではあるが)リーダーと呼ばれる経団連 会長が、1990年比で2020年目標値はプラス4% が妥当である、と発表したことです。経団連とその 会長のプラス4%のロジックはまさに超短期的で目 先の自己の利益のみを追求する物であり、今既に進 行している地球温暖化の深刻な負の影響や、人間生 活への取り返しのつかない甚大な被害を全く無視し ています。環境保護なくして経済は成立しません。 6月9日開催の日独環境フォーラム(NEDO-経済 産業省下部組織とドイツ環境財団主催)でも、ドイ ツ側から日本政府の甘く低すぎる目標値に懸念する と言う言葉で、国際フォーラムでは異例の非難をさ れました。日本側代表は環境と経済は表裏一体など との言葉を連発して、会場の失笑を買い、 2020年自然エネルギーの全体に於ける目標 をたったの5.9%とし、ドイツの20.0%との 大きな落差を露呈しました。 2050年までに温暖化ガスを半減するのは、 21世紀末までの気温上昇を2℃以下に抑える ことであり、現在進行している温暖化を完全 に止めるものではありません。温暖化防止は 真剣な覚悟が求められる全世界の人々にとり 21世紀最大の課題です。  日本は年間20兆円もの化石燃料を輸入 していますが、世界は低炭素社会に舵を大き く切ってます。世界第4位の二酸化炭素排出 大国である日本がこんなお粗末な目標値では、 12月のデンマークで日本政府の代表団はさぞ かし寒い思いをすることでしょう。 日本は地球温暖化対策において、なぜ世界を リード出来ないのでしょうか? (*)第15回気候変動枠組条約締約国会議 (Conference of Parties / COP)

  4. (P-4) 活動報告 4月19日 南房総花摘み地域交流会(写真上) 4月23日 NPO法人EVFで「日本の風力発電の      現況と課題」で代表講演(写真中) 4月27・ 長野県朝日村小型風車取付け工事 28日   (詳しくはP-1をご覧ください)  5月12日 小型風車中部電力系統連携承諾 5月23日 長野県朝日村小型風車発電開始イベント     (詳しくはP-1をご覧ください) 6月1日  第8回くにたち市民・NPO交流会 ~6日  (写真下) 6月9日  日独環境フォーラム出席    みなさん! 風車用地を紹介して 下さい。 風が強くて半径300 メートル以内に病院や 学校や民家(工場や倉庫 は含まれません)が ない場所です。 よろしくお願いします! 選挙前のバラ撒きだ、景気浮揚効果は無い、他に使う べき分野が沢山あるなどと様々な議論を巻き起こした、2兆円予算規模で全ての国民を対象にした定額給付金 の支払いが開始されました。 複雑な思いで受け取った方、有難いと受け取った方、 受け取ったが果して何に使うべきか検討している方、 いや、悪政だから断固受け取りを拒否した方、など などと、その対応は分かれるかと思います。 “風神1号”設置の財源支援の寄付を頂いた方へ、お礼 のメールを送信しましたところ次のお返事を頂戴しま した。世の中にそして我々の会員の中にこんなスゴイ 人がいるのです。 【お疲れ様です。  ほんのささやかですが、定額給付金を未来の地球の ために役立てて頂き有り難うございます。  道は長いですが、風を追いかけて 夢を実現して下さい】 会費納入のお願い 6月23日現在、正会員87名、 賛助会員45名、合計132名です。 7月から9月の間に会員になられた 方に、年会費の納入の通知をします。 それ以前に会員になられた方で 未納の方もよろしくお願いします。 振込先は、NPO法人 輝く未来の風 *多摩信用金庫 国立支店  (普) 3699980 *国立郵便局口座番号  00120ー8ー581488 『定額給付金』

More Related