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性別と親の性役割観が 犯罪類似行動に及ぼす影響 -セルフコントロール理論を中心に-

性別と親の性役割観が 犯罪類似行動に及ぼす影響 -セルフコントロール理論を中心に-. 大阪大学人間科学部人間科学科 行動生態学講座行動計量学研究分野 B4  植村菜穂子. 自己紹介. B4 ですが進学します。あと 2 年。 好きなもの紹介 好きな科目:日本史 特技:家の間取りをかく 新築マンションとかの広告が好き 好きな女子:木村カエラ. 卒論概要. 付録を含めて 110 ページほど 内容 犯罪率の性差について セルフコントロール理論 セルフコントロールに性差はあるのか? 親の養育態度が、セルフコントロールや犯罪類似行動に影響を与えるのか?.

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性別と親の性役割観が 犯罪類似行動に及ぼす影響 -セルフコントロール理論を中心に-

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  1. 性別と親の性役割観が犯罪類似行動に及ぼす影響-セルフコントロール理論を中心に-性別と親の性役割観が犯罪類似行動に及ぼす影響-セルフコントロール理論を中心に- 大阪大学人間科学部人間科学科 行動生態学講座行動計量学研究分野 B4 植村菜穂子

  2. 自己紹介 • B4ですが進学します。あと2年。 好きなもの紹介 • 好きな科目:日本史 • 特技:家の間取りをかく • 新築マンションとかの広告が好き • 好きな女子:木村カエラ

  3. 卒論概要 • 付録を含めて110ページほど • 内容 • 犯罪率の性差について • セルフコントロール理論 • セルフコントロールに性差はあるのか? • 親の養育態度が、セルフコントロールや犯罪類似行動に影響を与えるのか?

  4. セルフコントロール理論 • 過去の犯罪研究 • 研究の対象、研究者などは男性中心 • 批判:女性には適用できないのではないか • セルフコントロール理論 • 男女に共通の「低セルフコントロール」という犯罪原因を仮定 • 犯罪率の男女差もセルフコントロールの差で説明可能

  5. セルフコントロールの男女差 • セルフコントロールの発達 • 幼少期の親の養育が影響 • 男女で異なる養育が存在 • パワーコントロール理論の観点を導入 • 両親の仕事上の地位→むしろ、両親のもつ性役割観の違い • 性役割観→セルフコントロール発達→犯罪類似行動

  6. 検討する仮説 • セルフコントロールには男女で差があり、男性のセルフコントロールの方が女性のセルフコントロールよりも低い • 男性は女性よりもセルフコントロールが低いので、犯罪を犯しやすい • 親のもつ性役割観が、子どものセルフコントロール発達と、子どもに対する監督の厳しさに影響を与える

  7. 調査対象者 • 主に大学生対象 • 212人(男性66人、女性146人) • 質問項目 • 親の性役割観尺度(15項目) • 親の監督尺度(17項目) • セルフコントロール尺度(24項目) • 犯罪類似行動(14項目) • 属性

  8. 分析結果1.各尺度の分析 • 親の性役割観 • 伝統的、平等的で群分け • 親の監督 • 2項目除く→15項目 • セルフコントロール • 4項目除く→20項目で1因子 • 犯罪類似行動 • 1項目除く→13項目 • 罪種で3分類は、今回は行わなかった

  9. 分析結果2.尺度間の分析 • 2元配置分散分析 • 回答者の性別、親の性役割観の交互作用あるいは主効果が見られるかどうか • 親の監督 • 性別の主効果あり • 男<女 • セルフコントロール • 交互作用、主効果ともになし • 犯罪類似行動 • 性別の主効果あり • 男>女 各変数の性別ごとの平均

  10. t検定 • 親の性役割観ごとに2群に分ける • 伝統的、平等的 • 各群内で性差があるかどうか • 親の監督、セルフコントロール、犯罪類似行動 伝統的な群 • 監督 男(53.17)<女(60.66) • 犯罪類似行動 男(24.66)>女(21.67) 平等的な群 • どの変数にも性差なし

  11. 重回帰分析 • 全体で分析 • 女0、男1、伝統的0、平等的1 ・親の監督は性別の影響を 受ける ・セルフコントロールに性差 は見られない

  12. 性役割観ごとに重回帰 • 群によって、犯罪類似行動に有意な効果を与える変数が異なる

  13. 伝統的な群 平等的な群 パス解析 • 群別に分析

  14. 考察 • 親の監督について • 男性より女性の方が厳しい • 親の性役割観には関係ない • 仮説を支持しない結果 • 平等的な群 • 「男女は平等であるべき」と考えていても、息子より娘を厳しく監督

  15. セルフコントロールについて • 親の性役割観の影響なし • 仮説を支持しない結果 • 性別、性役割観以外の変数が影響している • 「親が子どもに求める性質」とか • 性差なし • 仮説を支持しない結果 • 属性の問題 • 大学生は全体的にセルフコントロールが高い • 尺度の問題 • セルフコントロール尺度の妥当性

  16. 犯罪類似行動について • 性差あり • 男性の方が女性よりも犯罪類似行動を行いやすい • 犯罪類似行動に有意な効果のある変数 • 性別、親の監督、低セルフコントロール • 性別の効果 • 性別→他の変数→犯罪類似行動 • 犯罪類似行動の罪種ごとに、犯罪機会に性差

  17. パス解析について • 2群の共通点 • 低セルフコントロールが犯罪類似行動に影響 • セルフコントロール理論の主張を支持 • 性別が親の監督に影響 • 伝統的な群→仮説どおり • 平等的な群→仮説を支持しない結果 • 性別から低セルフコントロールへの効果が非有意 • 属性、尺度の問題

  18. 相違点 • 監督→犯罪類似行動 • 伝統的な群 • 監督の厳しさは、犯罪類似行動に影響しない • 平等的な群 • 犯罪類似行動は、低セルフコントロールと親の監督の影響を受ける • 伝統的な群より親の影響を受けやすい

  19. まとめ • セルフコントロールに性差は見られない • 先行研究では見られたものもある • 尺度などに注意してさらに検討が必要 • 低SC、親の監督が、犯罪類似行動に影響を与える • 高セルフコントロールを発達させる養育 • 監督の強化→犯罪類似行動の抑止 • SC発達に影響を与える親の養育態度 • 「親の性役割観」以外の要因→高SC発達

  20. 反省点・問題点 • 「SCは男女で異なる」を支持できる結果が出ると思っていたので残念 • SC尺度の問題が難しい • 調査・分析 • 時間があればもう少し詰めるべきだった • やはり事前調査は必要

  21. 諮問から • 親の監督の性差 • 親が何を心配しているか • 「非行を行う」危険性と「被害に遭う」危険性 • 質問内容 • 犯罪類似行動 • 匿名性の問題 • 「薬物使用」などは答えない • やはり他の要因をもっと考えるべき • 生物的要因も無視できない

  22. 今後の課題 • セルフコントロール尺度 • 1次元なのかどうか • 妥当性はあるのか • 犯罪類似行動 • 罪種による3分類 • 質問紙 • 回答者に負担をかけないもの • かつ、自分の調べたいものを含める

  23. 今後の課題(個人的) • SEMをもっと勉強すべき/したい • 多母集団同時分析 • セルフコントロール尺度 • And more…

  24. 終了ー!!

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