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慢性閉塞性肺疾患 chronic obstructive pulmonary disease;COPD. 22 榎本 格 46 杉野 太亮 70 錦織. 慢性閉塞性肺疾患とは. 肺気腫、慢性気管支炎または両者の併発により誘起さ れる 閉塞性換気障害を特徴とする疾患である。 COPD は喫 煙などによる気道・肺の慢性炎症の結果、 肺胞構 造 の破壊 、 気管支・細気管支の壁肥厚や粘液の 過剰生 産 をきたす。 肺の過膨張 や 進行性 の気流 閉塞 を特徴と し、運動時などの呼吸数が増加する場合ではエアート
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慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive pulmonary disease;COPD 22 榎本 格 46 杉野 太亮 70 錦織
慢性閉塞性肺疾患とは • 肺気腫、慢性気管支炎または両者の併発により誘起さ れる閉塞性換気障害を特徴とする疾患である。COPD は喫煙などによる気道・肺の慢性炎症の結果、肺胞構 造の破壊、気管支・細気管支の壁肥厚や粘液の過剰生 産をきたす。肺の過膨張や進行性の気流閉塞を特徴と し、運動時などの呼吸数が増加する場合ではエアート ラッピングによる動的肺過膨張が促進し、労作時呼吸困 難を生ずる。 COPDの3大症状 労作時息切れ 慢性の咳・喀痰
診断・検査 • COPDの3大症状である労作時呼吸困難、慢性の咳・ 痰などの臨床症状がある場合や、喫煙歴など危険因子 を有する中高齢者であればCOPDを常に疑うべきであ る。 診断には肺機能検査は必須であり、気管支拡張薬投 与後の検査で1秒率(FEV1/FVC)が70%未満であれば、 他の気流閉塞をきたしうる疾患を除外してCOPDと診断 する。
治療 非薬物療法・・・禁煙指導、インフルエンザワクチン、肺炎 球菌ワクチン、在宅酸素療法 薬物療法・・・主に使用される気管支拡張薬はβ2刺激薬、 抗コリン薬、テオフィリン製剤 (安定期COPD治療における第一選択薬 は長時間作用型吸入抗コリン薬である。)
治療 COPD薬物療法の基本的な考え方 • 吸入による投与が望ましい • 長時間作用型吸入気管支拡張薬は、より効果的で利便性が高い • 複数の気管支拡張薬の併用は、単独で用量を増加させることに比べ有効性が高く、副作用のリスクが低い
スピリーバ吸入用カプセル (一般名:チオトロピウム)スピリーバ吸入用カプセル (一般名:チオトロピウム) • 作用機序 コリン作動性神経(迷走神経)遠心路から放出されるアセチルコリンがムスカリン受容体を刺激する作用に拮抗することで、気道平滑筋拡張作用が発揮される。 • 効果・効能 気腫優位型の病態の場合には、気管支拡張効果による1秒量の改善が軽度であっても肺の過膨張軽減による呼吸困難の改善が認められる。
スピリーバ吸入用カプセル (一般名:チオトロピウム) • 適応 安定期COPDにおいて第1選択薬とされている。 β2刺激薬より抗コリン薬の方が気管支拡張作用が強いこと(アセチルコリンによる気道収縮が唯一の可逆性部分であることが考えられる)、副作用が少ないことから。 GOLD(Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)のガイドラインより また、現在、チオトロピウムの増悪抑制効果などを検討するUPLIFT(Understanding Potential Longterm Impacts on Function with Tiotropium)studyが進行中である。 • 副作用・禁忌 副作用・・・口渇、嚥下困難、頻脈、排尿困難、便秘 禁忌・・・緑内障、前立腺肥大症
テオロング錠 200mg2.0錠(一般名:テオフィリン)テオロング錠 200mg2.0錠(一般名:テオフィリン) • 作用機序 PDEを阻害を阻害することでcAMPが増加しAキナーゼを活性化し、気管支拡張作用と抗炎症作用が誘導される。 • 効果・効能 ほかの気管支拡張薬との併用で、より高い効果が得られる。 • 適応 症状が重症以上の場合、スピリーバ(テオフィリン)を基本薬として長時間型の刺激薬やテオフィリン製剤を組み合わせて併用される。
ビソルボン錠 4mg 3.0錠 (一般名:ブロムヘキシン) • 作用機序 気道分泌促進薬であり、分泌を促進し痰の多糖類部分を分解し粘調度を低下させる • 効果・効能 COPDの主たる気道病変に分泌腺の過形成、肥大がある。 COPDの増悪と関連をもつため各種粘液調整薬による喀痰ケアが重要となる
ハルナールD錠 0.2mg 1.0錠(一般名:塩酸タムスロシン) • Α1受容体遮断薬である 特に尿道や前立腺平滑筋にはおもにα1A受容体が多く分布している。 α1遮断薬は、 α1A受容体を介する交感神経を遮断することにより 膀胱頸部および前立腺の平滑筋を弛緩させ 尿道抵抗を低下させることにより、排尿障害を改善 させる
ハルナールD(一般名:塩酸タムスロシン) 男性ホルモン 女性ホルモン 男性ホルモン 女性ホルモン 女性ホルモンが優位になるこ とによって内尿道括約筋が肥 大する
セルベックスカプセル 50mg 3.0cap(一般名:テプレノン) • 特徴 消化性潰瘍治療薬の防御賦活因子 (胃粘膜保護作用、胃粘膜PGE₂、PGI₂増加作用) • 効果・効能 胃酸に対する「防御因子増強薬」である。 強い作用があるとはいえないが、副作用はほとんどない。 胃炎や胃潰瘍の治療に広く用いられている。 鎮痛薬など他の薬による胃の荒れを予防する目的で、一緒に処方されることもよくある。
セルベックスカプセル 50mg 3.0cap(一般名:テプレノン) • 作用機序 粘膜血流、粘液分泌、粘膜増殖などの防御因子を賦活さ せることにより、粘膜を保護し、損傷の修復・治癒を促進させる。 • 適応 胃潰瘍 急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変 (びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
セルベックスカプセル 50mg 3.0cap(一般名:テプレノン) • 副作用 安全性の高い薬のため、副作用はほとんどない。 ・便秘 ・下痢 ・口渇 ・肝機能異常 ・頭痛 ・発疹 など
アシノン錠 150 2.0錠(一般名:ニザチジン) • 特徴 消化性潰瘍治療薬の胃酸分泌抑制薬(攻撃因子抑制薬)のうち、ヒスタミンH₂受容体拮抗薬に分類される。 酸分泌抑制作用と消化管運動・唾液分泌促進作用をもつ。 • 効果・効能 胃酸の分泌を強力に抑制する。その結果、胃炎や胃潰瘍が良くなり、痛みも和らぐ。鎮痛薬など他の薬による胃の荒れを防ぐのにも用いられる。
アシノン錠 150 2.0錠(一般名:ニザチジン) • 作用機序 胃の壁細胞にあるヒスタミンH₂受容体と競合的に拮抗する。 平時の胃酸の分泌および食物による胃酸の分泌の双方を抑制する。 これには、・ヒスタミンがH₂受容体に結合するのを妨げる・ガストリンやアセチルコリンの持つ胃酸分泌刺激作用を 抑制するという2つの作用が考えられている。
アシノン錠 150 2.0錠(一般名:ニザチジン) • 適応 ①胃・十二指腸潰瘍:150mg×2回/日 ②逆流性食道炎:150mg×2回/日 ③急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変の改善:75mgカプセル×2回/日
アシノン錠 150 2.0錠(一般名:ニザチジン) • 副作用 副作用は少ないほうである。 ・再生不良性貧血 ・ショック、アナフィラキシー様症状 ・発疹 ・肝機能異常 ・便秘 ・口渇 など
セルベックス(テプレノン)&アシノン(ニザチジン)の処方の理由の考察セルベックス(テプレノン)&アシノン(ニザチジン)の処方の理由の考察 簡単に言うと、、、 テプレノンもニザチジンも消化性潰瘍治療薬 ? この患者さんは胃・十二指腸潰瘍or胃炎を併発している。 何らかの影響(ストレスとか?)で、胃の痛みを患者さんが訴えたため、これらの薬が処方されたのではないか、と考えられる。
レンドルミン錠 0.25mg 1.0錠(一般名:ブロチゾラム) • 特徴 チエノジアゼピン系催眠鎮静薬(抗不安薬)短時間作用型 (参)チエノジアゼピンの特徴・筋弛緩や催眠作用の少なさ・抗不安効果の強く短い作用にある。ゆえに服用による効果は実感しにくいが、効果の短さは肝臓の弱まった老年患者に向いている。 ベンゾジアゼピン骨格
レンドルミン錠 0.25mg 1.0錠(一般名:ブロチゾラム) • 効果・効能 睡眠薬として広く使用されている系統である。比較的安全性が高く、効き目も良いので、不眠症の治療には、まずこの系統が使われる。寝つきの悪い時や一時的な不眠に適している。翌朝の眠気や不快感が少ない(←REM睡眠の抑制が弱いため)。また、麻酔前投薬にも用いられる。
レンドルミン錠 0.25mg 1.0錠(一般名:ブロチゾラム) • 作用機序 Cl⁻チャネルを構成するGABA A受容体のαサブユニットで構成されるベンゾジアゼピン部位に結合し、GABAの作用を増強させる。特にCl⁻チャネルの開口頻度を増加させる。 セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の放出を抑制し、神経の過剰活動を減弱させる。
レンドルミン錠 0.25mg 1.0錠(一般名:ブロチゾラム) • 作用機序 1.GABAA受容体/BZ結合部位/Cl⁻チャネル複合体のベンゾジアゼピン結合部位(ω1)に結合 2.GABA(γ-アミノ酪酸)のGABA A受容体に対する親和性増加 3.GABAの作用増強 4.Cl⁻チャネル開口 5.細胞内Cl⁻上昇 6.神経膜過分極 7.神経活動抑制
レンドルミン錠 0.25mg 1.0錠(一般名:ブロチゾラム) • 副作用 安全性が高く、副作用が少ないのがこの薬の利点。 残眠感ふらつき倦怠感めまい頭痛 などの精神神経症状 薬物依存 重大な副作用として、AST、ALT、γ-GTP値上昇などの肝機能障害、黄疸
レンドルミン錠 0.25mg 1.0錠(一般名:ブロチゾラム) • 禁忌 急性狭隅角緑内障のある患者(→眼内圧がさらに上昇してしまう恐れ)重症筋無力症の患者(→悪化の恐れ) • 原則禁忌 肺性心・肺気腫・気管支喘息・及び脳血管障害の急性期などで呼吸機能が高度に低下している場合(→炭酸ガスナルコーシスを起こす恐れ)
レンドルミン錠 0.25mg 1.0錠(一般名:ブロチゾラム) • 処方された理由の考察 ・COPD(慢性閉塞性肺疾患)による中途覚醒の増加 ・精神的ストレス などの理由から不眠を訴えたため、ブロチゾラムを処方したと考えられる。
ロキソニンバップ1008袋一般名:ロキソプロフェンナトリウム水和物(外用)ロキソニンバップ1008袋一般名:ロキソプロフェンナトリウム水和物(外用) • 特徴 経皮吸収型鎮痛・抗炎症剤 • 効果・効能 変形性関節症、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛などの症状 の消炎・鎮痛に用いられる。 有効成分が皮膚から患部に浸透して、抗炎症作用を発揮 する。ただし、病気の原因そのものを治すことはできず、症状をやわらげる対症療法の薬である。 気軽に使用できる反面、同成分の飲み薬に比べて効き目 はやや劣る。とくに、膝など大きな関節の強い炎症にはあまりよい効果は期待できないとされる。
ロキソニンバップ1008袋一般名:ロキソプロフェンナトリウム水和物(外用)ロキソニンバップ1008袋一般名:ロキソプロフェンナトリウム水和物(外用) • 作用機序 有効成分のロキソプロフェンは、非ステロイド抗炎症薬 (NSAIDs)の一種である。炎症を引き起こすプロスタグランジン(PG)の合成酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することにより、プロスタグランジンの生合成を抑制する。 →炎症を鎮め、解熱・鎮痛作用を示す。 プロドラッグであり、体内で速やかに活性型に変換され、作用を起こす。
ロキソニンバップ1008袋一般名:ロキソプロフェンナトリウム水和物(外用)ロキソニンバップ1008袋一般名:ロキソプロフェンナトリウム水和物(外用) • 副作用 ・掻痒、紅斑、接触性皮膚炎などの皮膚症状・ごくまれに胃部不快感・ALT・AST・γ-GTP上昇等の肝機能障害 • 禁忌 ・本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者・アスピリン喘息またはその既往歴のある患者(→非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)
ロキソニンバップ1008袋一般名:ロキソプロフェンナトリウム水和物(外用)ロキソニンバップ1008袋一般名:ロキソプロフェンナトリウム水和物(外用) • 処方された理由の考察 COPDや他の薬との相互関係はよくわかりませんでした・・・。 腰痛や関節痛などの何かしらの痛みを訴えたため、処方されたのでなないか、と考えられる。