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第3次対がん祖父江班における 地域がん登録の整備計画 標準 DBS 導入の現況と支援体制. 国立がんセンターがん対策情報センター がん情報・統計部 地域がん登録室長 味木 和喜子. 厚生労働省第 3 次対がん総合戦略研究事業 「がん罹患・死亡動向の実態把握の研究」班(主任研究者:祖父江友孝) 2007 年度地域がん登録事業実施 35 道府県会議 2007/7/6. 地域がん登録の課題と対策 . 登録の項目や手順が地域に より異なる 罹患率・生存率などの地域間 比較や全国値の算出が困難. 地域がん登録の 標準化推進 .
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第3次対がん祖父江班における地域がん登録の整備計画標準DBS導入の現況と支援体制第3次対がん祖父江班における地域がん登録の整備計画標準DBS導入の現況と支援体制 国立がんセンターがん対策情報センター がん情報・統計部 地域がん登録室長 味木 和喜子 厚生労働省第3次対がん総合戦略研究事業「がん罹患・死亡動向の実態把握の研究」班(主任研究者:祖父江友孝) 2007年度地域がん登録事業実施35道府県会議 2007/7/6
地域がん登録の課題と対策 • 登録の項目や手順が地域により異なる • 罹患率・生存率などの地域間比較や全国値の算出が困難 地域がん登録の標準化推進 • がん罹患の国際比較データブックへの掲載は6登録のみ • うち5登録は、登録精度が低いことを示す条件付き掲載 登録精度を国際水準に引き上げ H16-18年度:一定水準の精度・方法を確保した地域を重点的に支援 H19-21年度:標準化推進と登録精度向上を全国的に支援
目標と基準の設定 目標 • わが国の地域がん登録が、第3次対がん総合戦略10か年の内に達成しようとする条件 • 目標を達成できるように、本研究班が支援し、環境整備を推進 基準 • 地域がん登録がある時点で一定水準を満たしていると判断する条件 • 第3次対がん総合戦略(平成16-25年度)の期間を3,3,4年の3期に分けた第1期、第2期、第3期の各開始時点において満たすべき水準として設定
地域がん登録の整備計画 第3期基準(案)の設定 第2期基準の設定 第1期基準の設定 第3期基準の設定 第1期 地域がん登録の標準化と量的精度向上に 向けた取り組みの開始 (標準化開始期) 第2期 標準化と量的精度向上の促進 (標準化推進期) 第3期 地域がん登録の目標に向けての整備 (完成期) 平成16年4月 平成26年3月 モニタリング項目に従ったデータの収集 第3期事前調査 第2期事前調査 (第2期支援地域選択) 最終評価 第1期事前調査 (第1期支援地域選択) ↓ 全国的支援 H16年7月実施H17年9月報告 第1期、第2期事前調査報告書 http://ganjoho.ncc.go.jp/professional/registration/jyoukyou.html H18年8月実施 H19年5月報告
目標と基準8項目 目標と基準1: がん登録事業実施に関する公的承認を得ていること、ならびに安全管理措置を講じていること※ 目標と基準2: がん登録に必要な項目に関して、収集・管理・提供が可能なこと 目標と基準3: 登録の完全性に関する条件を満たしていること 登録漏れがないかどうかなど登録の量的な精度 目標と基準4: 登録の即時性に関する条件を満たしていることがん対策等に罹患集計を有効に利用するための迅速さ 目標と基準5: 登録の品質に関する条件を満たしていること質の高い罹患デ-タを収集するための登録の質的な精度 目標と基準6: 生存確認調査を行い、予後判明率が条件を満たしていること 目標と基準7: 報告書作成を行っていること 目標と基準8: 登録資料をがん対策の企画評価に活用していること※(旧)登録資料の研究的利用の手続きが整備されていること ※第2期の開始時点において追加(目標と基準1の2項)、改訂(目標と基準8)
第3次対がん総合戦略事業開始前の状況 国の機関が把握していない 異なる登録内容 地域医療機関 県がん登録中央登録室 「地域がん登録」研究班による 全国がん罹患数・率の推計 人口動態統計 地域がん登録報告書 各県独自の利用 各県独自のシステム開発 標準死亡票項目 標準 データベース システム 標準統計表 異なる集計 標準作業手順 独自の作業手順
第3次対がん総合戦略事業による整備計画 モニタリング項目 標準登録票項目 地域医療機関 県がん登録中央登録室 国立がんセンターがん対策情報センター(NCC-CIS) 全国のがん罹患、生存率の整備・発信 人口動態統計 地域がん登録報告書 標準死亡票項目 標準 データベース システム 標準統計表 標準作業手順
第1期の取り組み成果 登録手順の標準化 • 標準方式の検討・決定、標準システムの開発・導入 • 地域がん登録の手引き改定第5版の作成 • http://ganjoho.ncc.go.jp/professional/registration/tebiki.html 全国がん罹患モニタリング集計 • 「地域がん登録」研究班からの継続による全国がん罹患数・率の推計・公表 (支援15地域対象) • 一般向け(図と解説) http://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/ • 専門家向け http://ganjoho.ncc.go.jp/professional/statistics/ • 第2期事前調査として、地域がん登録実施全県(32県)からの2002年個別データ収集
標準システムの開発と導入 • 千葉・神奈川・大阪では独自システムの改修による • 山形をモデル地区とした標準データベースシステム(標準DBS)の開発、導入、試験、評価、運用手順作成 • 標準DBSの第1期支援15地域以外への導入手順 (第1期) 導入要件に対する回答を得て、ヒアリングを実施し、 研究班運営委員会において提供の適否決定 (第2期) 適正な導入と運用に向けて、必要な体制・準備について 研究班より技術支援 • 標準DBS導入状況 稼動中:山形、愛知、福井、滋賀、青森、広島H19年度稼動予定:兵庫、愛媛、山梨、熊本導入計画策定中:栃木、岐阜、群馬、山口申請あり・導入計画策定準備中:石川、北海道、新潟 稼動中6、H19年度稼動予定4、導入計画策定中4、申請あり3
地域がん登録の収集・集計項目 標準登録票25項目 第2期モニタリング 14項目 第Ⅰ期 罹患把握 第Ⅱ期 生存率 目標モニタリング項目には側性、治療情報を追加 • 個人情報を含む • 診断・初回治療情報 • 個人情報を含まない • 罹患・登録精度情報、予後情報
全国がん罹患モニタリング集計 • 第1期モニタリング項目による腫瘍情報の提供 • 1993-2001年(136万件)、1993-2002年(166万件) • 全国がん罹患数・率の推計と公表(従来方式による) • 2000年罹患推計と1995-99年再推計(集計表・グラフとも公表済) • 2001年罹患推計作業(集計表公表済、グラフ更新中) • 第2期モニタリング項目による腫瘍情報の提供 • 1993-2003年(収集デ-タ整理中) → 2002年罹患8月公表目標 • 「地域がん登録」研究班との連携による生存率計測(1997-99年) • NCC-CIS地域がん登録中央集計システム開発(7月稼動) • 詳細部位別、組織型別追加集計への取組み • 英文雑誌への掲載:JJCO印刷中(小児、骨、男性性器) • 国内外学会発表(食道腺癌、若年層、尿路、生涯リスク、白血病)
情報公開と質問対応 • 「地域がん登録の技術支援のページ」http://ncrp.ncc.go.jp/ • 地域がん登録関係者のメーリングリストpref_canreg@cied2.res.ncc.go.jp(上記WEBより申込み) • 質問対応体制 • がん登録関係者から、上記WEBの問合せフォーム、研究班事務局office_canreg@ml.res.ncc.go.jp、あるいは、個々の関係者宛に寄せられた質問を集約 • 関係機関に諮問し、標準回答を作成 • 【質問・回答】をpref_canregメーリングリストに提示 • FAQ準備中 pref_canreg メーリングリストへの登録をお願いします
第2期:標準化推進期(H19-21年度)の計画 • 標準化の推進 • 標準データベースシステムの普及と適正な運用 • 標準データベースの機能拡充 • がん登録実務者の育成<研修会、e-learning> • 個人情報の安全管理体制の強化 • 登録の質的・量的精度向上 • 地域がん登録と院内がん登録との連携強化 • 院内がん登録の標準化、普及 • がん対策に役立つがん統計情報の整備・発信 • 都道府県別がん死亡率・罹患率・生存率の発信 • 全国がん罹患数・率推計方法の見直し • 都道府県における登録資料の活用 H19年度前半に、第3期基準(案)とあわせて公表予定