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第12回日本褥瘡学会学術集会 ワークショップ2. 褥瘡対策用具の安全について考える ~圧力、ズレ、まさつ~. 体圧分散寝具を安全に使用するために ~へたり、消毒、エアマットのセットアップ~. 日本福祉用具・生活支援用協会 床ずれ防止用具部会 部会長 田 中 良 . 第12回日本褥瘡学会学術集会 ワークショップ2. JASPAについて. JASPAとは、福祉用具の製造・流通事業者を 中心に、約100社が加盟する国内最大規模の 福祉用具業界団体。. 日本福祉用具・生活支援用具協会
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第12回日本褥瘡学会学術集会ワークショップ2第12回日本褥瘡学会学術集会ワークショップ2 褥瘡対策用具の安全について考える~圧力、ズレ、まさつ~
体圧分散寝具を安全に使用するために~へたり、消毒、エアマットのセットアップ~体圧分散寝具を安全に使用するために~へたり、消毒、エアマットのセットアップ~ 日本福祉用具・生活支援用協会 床ずれ防止用具部会 部会長 田 中 良 第12回日本褥瘡学会学術集会ワークショップ2
JASPAについて JASPAとは、福祉用具の製造・流通事業者を 中心に、約100社が加盟する国内最大規模の 福祉用具業界団体。 日本福祉用具・生活支援用具協会 Japan Assistive Products Association
機能別部会 (8部会) 標準化部会 安心・安全部会 企画事業部会 調査部会 研究部会 流通部会 国際交流部会 広報部会 品目別部会 (11部会) 車椅子姿勢保持部会 義肢装具部会 歩行器歩行補助器部会 電動車椅子部会 ベッド部会 リフト部会 段差解消機部会 入浴・排泄用品部会 床ずれ防止用具部会 情報機器部会 手すり部会 JASPAの構成 8&11の部会
アイ・ソネックス株式会社 アクションジャパン株式会社 株式会社ウィズ 株式会社加地 株式会社ケープ 三和化研工業株式会社 スリーエム ヘルスケア株式会社 株式会社タイカ タカノ株式会社 西川リビング株式会社 株式会社ハートウェル 株式会社モルテン パラマウントベッド株式会社 株式会社ヤマシタコーポレーション 株式会社ユーキ・トレーディング ラックヘルスケア株式会社 以 上 全 1 6 社 JASPA 床ずれ防止用具部会参加各社 マットレス、ベッドパッド、車椅子用クッション、体位変換・体位保持 用具など、床ずれ防止関連製品を取扱う製造・流通事業者が参加
■ へたりの見極め(ウレタンマット)■ 消毒の実践(ウレタンマット)■ エアマットセットアップ時の注意事項■ へたりの見極め(ウレタンマット)■ 消毒の実践(ウレタンマット)■ エアマットセットアップ時の注意事項 本資料の掲載項目
へたりについて • へたりの程度の傾向 重い荷重が長期にかかるほど、また、ウレタンフォー ムの密度が低いほど、へたりは大きくなる • へたりとはどのような現象か? 臀部や肩など荷重が加わる部分に、使用年数の 経過と共に「凹み」や「硬さの変化」が生じる現象 厚みの減少 へたり 弾力性の変化
へたりの工業規格 • JIS S1102 : 2004年版 住宅用普通ベッド 10cm 荷重計 20cm 10cm たわみ計 25cm 加圧板 マットレス 3
へたりの物理的表現 • 「厚み」「弾力性」の定義 • 厚み:荷重5Nで加圧板圧縮時の試験台からの高さ • 弾力性=たわみの増加量:右下図 1000 800 5N 加圧板 荷重(N) 350 厚み 150 弾力性 弾力性 たわみ量(cm)
JIS S1102におけるへたりの基準 • 厚みの減少→へたり量:4cm以下 • 弾力性の変化→たわみの増加量の変化:下図 1000 800 荷重(N) 4cm以下 350 150 4.5cm以下 0.5cm以上 たわみ量(cm)
体圧分散寝具におけるへたりの基準 • 体圧分散寝具の使用目的から、以下①②の基準が最低限必要 ①体圧分散性能 ②寝心地 • 規格では決められていない
体圧分散寝具におけるへたりの基準 • 体圧分散性能 簡易体圧測定器を用いたへたりのあるマットレスでの体圧測定の研究が、各施設で行われ増えつつある。 「体圧」と同時に、「厚みの減少」や「弾力性の変化」 を測定することで判断基準の明確化が期待できる
体圧分散寝具におけるへたりの基準 • 寝心地 一例として、仰臥位の場合、最終安定姿勢で背面よりも臀部が3cm沈むと寝にくくなる (小原次郎ら編,『建築・室内・人間工学』鹿島出版会) 良い 1 0 普通 2 3 6 やや 悪 3 差(cm) 9 4 悪 耐えられない 5 12 差 経過時間(分)
■ へたりの見極め(ウレタンマット)■ 消毒の実践(ウレタンマット)■ エアマットセットアップ時の注意事項■ へたりの見極め(ウレタンマット)■ 消毒の実践(ウレタンマット)■ エアマットセットアップ時の注意事項 本資料の掲載項目
滅菌・消毒に関する法律等 • 平成11(1999)年4月1日、『感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)』施行 • 平成15(2003)年11月5日、施行後5年目の見直しにより改定・施行 • 感染症法における消毒の実践について、実務のてびきになるものとして、『消毒と滅菌のガイドライン』(へるす出版)が作成・出版されている
滅菌・消毒の定義 • 滅菌 すべての微生物を対象として、それらすべてを殺滅または除去する処理方法 • 消毒 対象とする微生物を感染症を惹起しえない水準まで殺滅あるいは減少させる処理方法であり、一定の抗菌スペクトルをもった処理方法
体圧分散寝具の消毒について • 消毒薬による化学的消毒法 清拭消毒法、または、洗浄時の浸漬消毒法 • 消毒薬の殺菌性能に関する基本的要素 • ①使用濃度②温度③接触時間 • 基本は、殺滅対象とする微生物に対応した使用消毒薬の適切な濃度において、20℃以上の処理温度で、3分間以上の接触時間が必要
細菌 芽胞 ウィルス 抗酸菌 真菌 一般細菌 炭素菌 破傷風 ボツリヌス菌 ポリオ エイズ エボラ 結核菌 非定型抗酸菌 カンジダ クリブトッコクス 緑膿菌 大腸菌 赤痢菌 MRSA MSSE 連鎖球菌 腸球菌 次亜塩素酸ナトリウム 高水準消毒 消毒用エタノール 中水準消毒 イソプロパノール 塩化アルキルジアミノエチルグリシン (テゴー51等) 塩化ベンザルコニウム (オスバン、ウェルパス等) 低水準消毒 塩化ベンゼトニウム (ハイアミン等) グルコン酸クロルヘキシジン (ヒビテン等) ※出典:消毒と滅菌のガイドライン(厚生労働省監修)、日本薬局方 使用消毒薬 • CDC(米国疾病予防管理センター)ガイドラインによる分類
細菌 芽胞 ウィルス 抗酸菌 真菌 一般細菌 炭素菌 破傷風 ボツリヌス菌 ポリオ エイズ エボラ 結核菌 非定型抗酸菌 カンジダ クリブトッコクス 緑膿菌 大腸菌 赤痢菌 MRSA MSSE 連鎖球菌 腸球菌 次亜塩素酸ナトリウム 高水準消毒 消毒用エタノール 中水準消毒 イソプロパノール 塩化アルキルジアミノエチルグリシン (テゴー51等) 塩化ベンザルコニウム (オスバン、ウェルパス等) 低水準消毒 塩化ベンゼトニウム (ハイアミン等) グルコン酸クロルヘキシジン (ヒビテン等) ※出典:消毒と滅菌のガイドライン(厚生労働省監修)、日本薬局方 使用消毒薬 • CDC(米国疾病予防管理センター)ガイドラインによる分類 清拭 :0.1% 浸漬 :0.1% 30分間 清拭:0.02~0.05% 浸漬:0.02%5分間
細菌 芽胞 ウィルス 抗酸菌 真菌 一般細菌 炭素菌 破傷風 ボツリヌス菌 ポリオ エイズ エボラ 結核菌 非定型抗酸菌 カンジダ クリブトッコクス 緑膿菌 大腸菌 赤痢菌 MRSA MSSE 連鎖球菌 腸球菌 次亜塩素酸ナトリウム 高水準消毒 消毒用エタノール 中水準消毒 イソプロパノール 塩化アルキルジアミノエチルグリシン (テゴー51等) 塩化ベンザルコニウム (オスバン、ウェルパス等) 低水準消毒 塩化ベンゼトニウム (ハイアミン等) グルコン酸クロルヘキシジン (ヒビテン等) ※出典:消毒と滅菌のガイドライン(厚生労働省監修)、日本薬局方 使用消毒薬 • CDC(米国疾病予防管理センター)ガイドラインによる分類 清拭 :0.05~0.2% 浸漬 :0.1% 30分間
消毒に必要なマットレスの性能 消毒 清拭消毒 高い防水性 耐消毒薬性 浸漬消毒 (洗浄) 水切れの良さ 耐薬・耐熱性
消毒薬のマットレスへの影響 • ウレタンフィルム防水カバーの留意点 • 次亜塩素酸ナトリウムにより強度低下 • アルコール系により抗菌性能等が低下 • 洗浄時浸漬消毒の留意点 • 次亜塩素酸ナトリウムにより軟化→へたり • 一般に温度80℃以上でウレタンが熱劣化開始
■ へたりの見極め(ウレタンマット)■ 消毒の実践(ウレタンマット)■ エアマットセットアップ時の注意事項■ へたりの見極め(ウレタンマット)■ 消毒の実践(ウレタンマット)■ エアマットセットアップ時の注意事項 本資料の掲載項目
綿シーツはぴんと張らない 綿シーツの使用は ルーズフィットを 心掛けましょう ぴんと張った状態 ルーズフィット
可能な限り、ベッドパッドはエアマットに使用しない 体圧分散の面からエアマットレスの上には、 シーツ以外に何も敷かないことが理想的。 換気機能付きのエアマット 薄手の吸湿性の高いシーツ
エアマットレスの点検 ● 警告・注意ランプの点滅 ● マットの形状・硬さの異常 ● 送風チューブの折れ曲がり ● カプラー・エア抜き栓の外れ ● エアセルと送風チューブ接続 ● マットの体重設定・かたさ設定 ● 底づき現象