Office Open XML 形式

1. Office Open XML 形式

2. Office Open XML 形式とは • 使い慣れた Office アプリケーションで最新の Open XML ファイルを利用ができます。 • Open XML 形式は、2007 Office system の最新機能および強化機能を完全にサポート • 以前のバージョンの Office とも高い互換性維持 • 相互運用性以外の部分でも機能が向上しています。 • ファイルサイズの縮小によるデータ保存の効率化 • ドキュメント セキュリティの強化 • 様々なプログラムや業務アプリケーションと相互利用可能なドキュメントを作成できます。 • XML や ZIP などの標準的な技術を使用 • ECMA International で標準化された ECMA Office Open XML Formats • バージョン混在環境に対応。以前のバージョンの Office でも、 Open XML ファイルを利用できます。 • 互換機能パック (Office 2000、XP、および 2003 に対応) の無償提供 • 大量ドキュメントの変換ツール • 互換モード、互換性チェック機能 • *.doc • *.xls • *.ppt • *.docx • *.xlsx • *.pptx • *.docm • *.xlsm • *.pptm • オープン性 • 利点 • 互換性 • ZIP 圧縮によるファイル サイズの削減 • データ回復およびプログラム アクセスの改善 • ユーザー名、履歴などの個人識別情報を削除可能 • 充分なアクセシビリティのサポート • 互換機能パックの提供、互換モード Office 機能に対するフルサポート • 大量ファイル変換ツールの提供 • ECMA 標準、ISO/IEC で標準化進行中 • 相互運用性の高い XML フォーマット • ロイヤリティ フリーのライセンスにより、幅広く活用 • Ecma International (欧州電子計算機工業会) • ヨーロッパを中心として、世界中からの参加者を有する国際団体 • 主に情報通信技術に関する標準を策定しています。 • 長い歴史 (1961 年結成) があるため信頼性も高く、標準規格が幅広く採用 • プロセスがオープンで、優れた成果が得られ、遅延がないのも特徴

3. Open XML 形式による利点 標準でファイル内にカスタム XMLデータを取込み可能 Office Open XML のファイル コンテナ ドキュメント プロパティ • コンパクトなファイル サイズ • Office Open XML 形式は、XML データ、スキーマ、画像データなどを zip 圧縮技術を使用して圧縮しています。 • 格納に必要なディスク容量を削減でき、ファイル サイズを最大で 75% 削減。電子メール、ネットワーク、インターネットなどでファイルを送信する際の帯域幅も小さくて済むため、経費削減に役立ちます。 • 業務システムとの親和性/データの再利用 • Office 文書自体が XML 化されたため、データベースや業務アプリケーションから XML データを取得し、Office 文書内に格納できるようになりました。 • ファイル コンテナには、XMLデータなどの複数のファイル (マクロ プログラム、プロパティ、各Office アプリケーション独自の領域 (コメントや、プレゼンテーション ノート) など) をパーツとして格納しています。 • さらに、Open XML 定義ではなく、ユーザが定義した XML スキーマに準拠した カスタム XML をファイル フォーマット内に保持することもできます。 • Office Excel 2007、Office PowerPoint 2007、 Office Word 2007 標準でファイル内にカスタム XML データを取込みできます。 • Office Word 2007コンテンツ コントロールとカスタム XML データをマッピングすることで、スキーマの定義を気にせずにデータを文書上に表示。さらに、データの表示だけでなく、ドキュメントのコンテンツ コントロール内に入力したデータをカスタム XML データとして保存することも可能です。 コメント WordprocessingML など カスタム定義スキーマ XML Word コンテンツ コントロールを使用してカスタム XML データを入出力 イメージ / ビデオ / サウンド ファイル サイズを縮小最大 75 % 圧縮 埋め込みコード / マクロ チャート

4. セキュリティの強化 プロパティ情報もパーツ化されていてるため、コメントなどを切り離して削除可能 マクロを含む文書の拡張子を明示的に区別 • マクロ有効ファイル • マクロおよび VBA のプログラムを含むファイルの拡張子 (*.docm、*.xlsm、*.pptm など) を明示的に区別。マクロを含むファイルを簡単に識別し、悪意のあるコードを含む可能性のあるファイルを容易に特定することができます。 • コードは、ファイル内の個別のセクションに格納されます。マクロ プログラムを分離することで、セキュリティを向上させ、XMLの見読性の高さを利用して、ファイル内部の検査がよりやりやすくなっています。 • ファイル暗号化の利用アルゴリズムおよび利用暗号化キー長を見直しました。また、マクロ部分も暗号化できるようになるなど、セキュリティ機能が向上しています。 • 破損ファイル回復機能の強化 • ファイルを構成するデータを種類ごとに分解できるため、障害発生の原因を取り除くことが可能になりました。 • 各 XML ファイルのデータを直接編集できるため、破損して開けなくなった重要なファイルの復旧が可能です。 • ドキュメント検査 • プロパティ情報もパーツ化されていてるため、コメントなどを切り離しやすくなりました。作成者名、コメント、変更履歴、ファイル パスなどは、 ドキュメント検査機能を使用して、簡単に削除できます。個人情報を一括して削除できるため、機密を保持しながらドキュメントを共有できます。 ドキュメント プロパティ ? コメント WordprocessingML など カスタム定義スキーマ XML • *.docm イメージ / ビデオ / サウンド • *.xlsm • *.docx • *.pptm • *.xlsx 埋め込みコード / マクロ 暗号化時にはマクロ自体も暗号化 • *.pptx 文書を分解して編集可能 チャート

5. 以前のバージョンとの互換性 • *.docm • *.xlsm • 2007Office systemのユーザー • 以前のバージョンの Office ユーザー 以前のOfficeとの互換性をチェック • *.pptm • 互換機能パック • 以前のバージョン (Office 2000、XP、および 2003) をご利用の方は「Word、Excel、および PowerPoint 2007 用のファイル形式互換機能パック」を無償でご利用いただくことで、新しい Open XML 形式のファイルが利用できます。 • 互換機能パックでは、以前のバージョンで閲覧および保存などが可能ですが、 2007Office の新機能で編集した部分についてはご利用 (編集) いただけません。 • 互換モード/互換性チェック機能 • 2007 Office リリースで以前のファイル形式を引き続き使用することも可能です。 • 互換モードでは、以前のバージョンの Office との下位互換性を実現できます。以前のバージョンの Office で表示できない 2007 Office リリースの機能はすべて無効になります。 • 互換性チェック機能により、以前のバージョンで利用できない機能を確認できます。以前のバージョンをご利用の方とファイルを共有する際、新機能により編集できない個所がないか、事前に確認できます。 • 大量ファイルの互換性チェックと一括変換 • Office Migration Planning Manager は、2007 Office system へのスムーズな移行をサポートするために、Word、Excel、PowerPoint、および Access の互換性に関する既知の問題の検出からファイルの一括変換までを行う、様々なツールを提供します。 以前の Office 文書として保存することも可能 互換性パックで以前の Office でも新しいファイル形式を利用 • *.doc • *.xls • *.ppt

6. 互換性に関する資料 • 「the 2007 Microsoft Office system ― ファイル フォーマット およびドキュメント レイアウトの互換性について」(Word ファイル)http://download.microsoft.com/download/e/f/9/ef977b5f-3f45-47b7-beb4-475f5d49ed93/2007Officesystem_format_20070731.doc • 「the 2007 Microsoft Office system ― マクロの互換性について」(Word ファイル)http://download.microsoft.com/download/e/f/9/ef977b5f-3f45-47b7-beb4-475f5d49ed93/2007OfficCompatibility_20070730.doc