1 / 9

バラエティー番組で、出演者が口でくわえたロープで4トンのトラック( 4000 kg )を引っ張っていた。

小テスト解説. バラエティー番組で、出演者が口でくわえたロープで4トンのトラック( 4000 kg )を引っ張っていた。 力を加え始めてから20秒間で、静止した状態から歩く程度の速さ( 3.6 km/h = 1 m/s )まで トラックが加速したとする。 ①この10秒間の平均の加速度はいくらか? ②出演者が口でくわえたロープでトラックに加えた力は何 N か?また、それは何重力キログラムか? ただし、重力加速度 g = 10 m/s 2 とせよ。摩擦は無視せよ。. [ 求め方 ]. 「20」の間違いでした。. ニュートンの運動方程式: F = ma

hyunki-noh
Download Presentation

バラエティー番組で、出演者が口でくわえたロープで4トンのトラック( 4000 kg )を引っ張っていた。

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 小テスト解説 バラエティー番組で、出演者が口でくわえたロープで4トンのトラック(4000 kg)を引っ張っていた。 力を加え始めてから20秒間で、静止した状態から歩く程度の速さ(3.6 km/h = 1 m/s)まで トラックが加速したとする。 ①この10秒間の平均の加速度はいくらか? ②出演者が口でくわえたロープでトラックに加えた力は何 N か?また、それは何重力キログラムか? ただし、重力加速度 g = 10 m/s2とせよ。摩擦は無視せよ。 [求め方] 「20」の間違いでした。 ニュートンの運動方程式: F = ma (力 Fと、質量 mと、加速度 aの関係式) F, m, aのうち、2個がわかっていれば、 後の1つを求めることができる。 今、m = 4000, a = 0.05で2個わかっている。 F = 4000×0.05 = 200 加速度:1秒あたりの速度の変化 20 sで、1 m/sの速度変化 Dv Dt 1 20 a = = = 0.05 1 kgf(1重力キログラム):1 kgの物体に働く重力の大きさ 重力:F = mg、1 kgf≒10 N 200 N ≒ 20 kgf 答:① a = 0.05m/s2  ②   200 N, 20 kgf 5ページの図の物体には、作用・反作用の関係にある力が2組あります。 どの力とどの力が作用・反作用の関係にあるかを書きなさい。 (図にはすべての力が書き込まれているわけではない。) 作用・反作用の法則 AがBに力をおよぼせば、BもAに力をおよぼす。 その力の大きさは同じで、向きは逆向き 垂直抗力 物体A 左の図には、物体Aに働いている力だけが、描かれている。 物体Aは、逆向きで同じ大きさの力を、 物体Aに力をおよぼしている物体におよぼしている。 床 重力 物体に働く重力 地球が物体を引っ張る力 と 物体が地球を引っ張る力 垂直抗力 水平面(床)が物体を押す力 と 物体が水平面(床)を押す力 答 ①       ②  第5回 (5/17) 1ページ

  2. 小テスト解説(つづき) 月の質量は地球の81分の1、月の半径は、地球の27%とすると、月面における重力加速度は、 地球の約何分の1か? [求め方] 万有引力の法則 地表・月面にある質量mの物体 大きさはrに対して無視できるほど小さい m1 F m r m 地球 M 月 0.27r r m2 M 81 F m1m2 r2 F = G M 81 m (0.27r)2 F = G mM r2 mM r2 F = G F ≒ G ×0.169 1 6 地球や月はほぼ、球対称である。 この場合、地球や月の全質量が 中心に存在するとして重力を 計算してもかまわない。 これは地表面及び、その上空には 適用できるが、地下には適用できない。 0.169 ≒ 1 6 約 倍 答:   第5回 (5/17) 2ページ

  3. 等速円運動(教科書1.5, p17) 直行座標 x,y と 極座標 r,q y x = r cos q y = r sin q P 角qは、+x軸を基準とし、 質点が反時計回りに動くと 角qは増加する。(qには±の符号がつく) (qは、大きさだけでなく、向きの情報も含む。) r r sin q q x O r cos q 角qの単位: [rad](ラジアン) 円の弧の長さは、中心角q [rad]に比例 弧の長さ s = rq(q = 1のとき、s = r) 中心角qが360°のとき、 円弧の長さは円周2prなので 2pr= rq q = 2p つまり、360°は2p [rad] 1 rad = ≒ 57.3° 弧の長さ r 1 rad の定義 1 rad 円の中心O 半径 r 360° 2p 例題(教科書p18問2,問3) 180°= rad, 90°= rad, 60°= rad, 45°= rad, 30°= rad 半径r, 中心角qの扇形の面積は、 r2qであることを説明せよ。 1 2 第5回 (5/17) 3ページ

  4. 等速円運動 (円周上を一定の速さで運動) 同じ速度(ベクトル)ではない 同じ速さ(スカラー) 例:質点Pが原点Oを中心とする半径 r の 円周上を一定の速さ v で運動 角位置 q(t) = wt + q0(時刻t=0 でq = q0) 角速度:w = x(t) = r cos(wt+q0) y(t) = r sin(wt+q0) vx(t) = = -wr sin(wt+q0) vy(t) = = wr cos(wt+q0) v = √vx2 + vy2 = rw v ⊥r dq dt dx dt 参考:v = rは定数で 変化しない。 dx dt 教科書 付録A4 P327 参照 dy dt dvx dt Ax(t) = = -w2r cos(wt+q0) = -w2x Ay(t) = = -w2r sin(wt+q0) = -w2y a = √ax2 + ay2 = w2r = vw = dvy dt v2 r 注意:a ⊥v 加速度は、位置ベクトルと同じ方向で逆向き a = -w2r 向心加速度 (加速度は常に円の中心を向いている) [s-1] 角速度 w:単位時間あたりの回転角 回転数 f:単位時間あたりの回転数 1回転するときの回転角は2p rad w = 2pf [s-1] [s] 周期T:1回転にかかる時間 T = = 2p w 1 f 第5回 (5/17) 4ページ

  5. 例題(教科書 p20, A12) 半径5mのメリーゴーランドが周期10秒で回転している。 (1)1秒あたりの回転数fを求めよ (2)中心から 4 m のところにある木馬の速さ v を求めよ。 (3)この木馬の加速度の大きさ aを求めよ。 例題(毛利さんの宇宙実験ビデオ参照) 質量:100 g ① おおよその回転周期 T を ビデオから求めよ ビデオでは棒だが、 質量を無視できるひもとする。 ひもの長さは40 cm とする。 ② 求めた周期 T より単位時間あたりの回転数 f を求めよ ③ 角速度wはいくらか ④球の加速度の大きさ(絶対値)はいくらか ⑤球が受けている力はいくらか ⑥ ひもの張力はいくらか 第5回 (5/17) 5ページ

  6. 放物運動(教科書3.3, p34) 初速度にはv0という 記号を使うことが多い 質量mの物体を、原点Oから 水平面と角q0の方向に 初速度v0で t = 0に投げる時、 物体はどのような運動をするか? ニュートンの運動方程式 F = ma 物体に働く力Fは、重力のみ F = mg (gは鉛直下向き) (空気抵抗は無視する。) 運動方程式に代入すると、 mg = ma a =g (ax, ay, az) = (0, 0, -g) 角度の初期値や t = 0 おける角位置には q0という記号を用いることが多い 教科書p35 図3.9a それぞれの軸に分解すると g ≒ 9.8 > 0 ax = 0 = 0 = 0 ay = 0 = 0 = 0 az = -g = -g = -g dvx dt dvy dt dvz dt 積分 積分 積分 d2x dt2 d2y dt2 d2z dt2 物体の運動は、それぞれの軸で独立に計算することができる。 vx = C (一定) t = 0における初速度が v0x = v0 cos q0とすると、 vx = v0 cos q0 vy = C (一定) t = 0における初速度が v0y = 0とすると、 vy = 0 vz =-gt + C t = 0における初速度が v0z = v0 sin q0とすると、 vz = -gt + v0 sin q0 dy dt dx dt dz dt = v0 cos q0なので = 0 なので = -gt + v0 sin q0なので y = C t = 0 でy = 0 なので y = 0 1 2 x = (v0 cos q0)t + C t = 0 でx = 0 なので x = v0t cosq0 z = (- gt2 + v0 sin q0)t + C t = 0 でz = 0 なので z = -gt2 + v0t sin q0 2回微分すると・・・ (確認) 1 2 2回微分 すると・・・ (確認) 第5回 (5/17) 6ページ

  7. 放物線 前ページの問題の軌道を求めてみる。(xz平面で) x = v0t cos q0 ・・・① y = 0 z = -gt2 + v0t sin q0 ・・・② 1 2 x v0 cos q0 ①より t = これを②に代入して tを消去する。 x2 v02 cos2q0 x v0 cos q0 1 2 z =- g + v0 sin q0 z g 2v02 cos2q0 z = -x2 + (tan q0) x ・・・③ 定数 定数>0 (z = -ax2 + bx の形)これは上に凸な放物線 x 落下点(到達距離R)は、③式の x = 0でない方の解である。 2v02 cos2q0 g g 2v02 cos2q0 z = -x(x- tan q0) = 0 2v02 cos q0 sin q0 g g 2v02 cos2q0 z = -x(x- ) = 0 2v02 cos q0 sin q0 g v02 sin 2q0 g x = R = =         ・・・④ 三角関数の加法定理: 2 sin q0 cos q0 = sin 2q0を用いた。 ④式より、初速度v0が一定の条件下では、q0が45°の時に到達距離Rが最大となる。 ただし、実際は空気抵抗があるので、45°より小さい時に到達距離Rが最大になる。 第5回 (5/17) 7ページ

  8. ラジオメーター 風車・かざぐるま: 風を受けて回転する。 ラジオメーター: 光を受けて回転する。 4枚羽根で、それぞれの羽根は、片面が白く、片面が黒い 羽根の支柱は、摩擦が少なく、回転しやすいようになっている 内部は低圧で真空に近いのですが、完全な真空にすると、 回らなくなってしまいます。 上から見た図 実験1:電球の光をあててみる。 実験2:電球の光のうち、青い光だけあててみる。 実験3:電球の光のうち、赤外線のみをあててみる。 問題:どのような原理で、回っているのでしょうか? ヒント:内部を完全な真空にすると回らない。 第5回 (5/17) 8ページ

  9.       学科学生番号: 氏名:   135°、270°は何 radか 答:135°= 270°= 福知山線の脱線事故では、列車は 108 km/h (30m/s)でカーブに突っ込んだ。線路の半径を 300 m とした時、 列車や乗客の加速度はいくらか? 300 m 答: 戦艦大和の主砲は、砲弾を800 m/sで発射することができる。水平面とのなす角が45度で砲弾を発射した 場合の2秒後の位置と到達距離(落下点)はいくらか。主砲の位置を原点にとり、空気抵抗は無視せよ。 ただし、重力加速度 gは、10 m/s2 とし、位置は、√2を含む式で答えてもよい。 z 45° 2秒後 x = z = 到達距離 x O この講義に関して何か意見や要望、感想等があったら書いて下さい。(特になければ白紙でもよい。) 第5回 5月17日

More Related