最終レポートプレゼンテーション

1. 最終レポートプレゼンテーション アフガニスタンにおける 特許庁の設立及び立ち上げに向けて Toward the Establishment and Start up of IP Office in Afghanistan Mohammad Saber Sakhizada 2009年3月26日

2. 謝辞

3. 項目及び内容 • 第1章：　（概要） • 第2章：　（日本特許庁の紹介） • 第3章：　（企業の紹介） • 第4章：　（現状把握及び考察）

4. 第4章：　（現状把握及び考察） • 知的財産の重要性 • アフガニスタンの人材開発の現況 • アフガニスタンが失ったものを取り戻すために • 支援国に期待すること • アフガニスタン政府及びIP庁の役割

5. 知的財産の重要性 知的財産によって知識及び各種の商品・サービスの生産と普及 が促進される。 知財権によって消費者にとっても商品・サービスの価値が高 まり、素性や品質が保証される。 知的財産によって国同士の関係が強化される。開発途上国の 発展は先進国との経済的、社会的、政治的な結びつきによると ころが大きい。

6. 今日の世界は２極化の様相 知識および技術の 生産国 消費国は、生産国から 「生産物」が届くのを待っている。 開発途上国とは、他国の工業製品、教育的な産物、技術的な産物を利用する消費国とも言える。途上国は今日まで世界の発展にほとんど貢献してこなかった。しかしながら、途上国もあらゆる分野において発展するよう努力しなければ世界から取り残される。開発途上国にとって重要な課題の一つが「人材開発」である。

7. 2. アフガニスタンの人材開発の現況

8. 教育人口: 32,738,376 人 （2008年7月 推定値）識字率：　総人口の35%

9. 3. IPRの強化方法 アフガニスタン政府に求められる対応は以下のとおり： • 　知的財産の経済的な側面に対する認識を深める。 • 　法律に関する専門的な支援を各方面において提供する。 • 　中小企業などの民間機関に対する支援策を講じる。 • 　学術研究、教育、産業、文化の振興策を強化する。 これらは支援国の協力があって可能となる。

10. 国内外の専門家の経験を活用して、国の知財戦略を強化する。国内外の専門家の経験を活用して、国の知財戦略を強化する。 知財活動の弱みと強みを把握し、弱みを改善するとともに強みをさらに伸ばすことに 注力する。 知財制度の確立によって国内で経済的、社会的、文化的な効果が生まれるように、支援 国の援助の下、知的財産に関する調査研究を実施する特別組織を設立する。 国を発展・向上させるツールとして知的財産を活用した他国の成功例を参考にして重点的な 取り組みを展開する。 知的財産権の保護政策に必要な予算をより多く獲得する。また、新しい世代に年齢に 応じた知財教育を受けさせて社会の発展に知的財産を活用できるようにする。そのためには 知的財産に関する国民の理解を深めることが必要である。

11. 4. 支援国に期待すること 現在のアフガニスタンで重要な役割を担う国々は、知的財産の分野においても先駆者的な存在であり、多くの経験を有している。そのためこれらの国々は、アフガニスタンの知的財産政策においても重要な役割を果たすことを期待される。アフガニスタンの開発に注力する一方で、幅広い分野での支援をお願いしたい。

12. アフガニスタンにとってもっとも優先されるべきニーズは、発明者や考案者が自らの創作物の市場を開拓する手助けをすることである。この方面で経験豊かな国の協力によって問題の解決が可能であり、これに向けた「協力プログラム」の策定をまず第一に提案したい。アフガニスタンにとってもっとも優先されるべきニーズは、発明者や考案者が自らの創作物の市場を開拓する手助けをすることである。この方面で経験豊かな国の協力によって問題の解決が可能であり、これに向けた「協力プログラム」の策定をまず第一に提案したい。 • 支援国には、現行の知的財産教育プログラムをまずカブールにおいて実施してもらい、それに続けて他の地域にも拡大させたい。 • 支援国の援助によって助成基金を設立するとともに、その基金を民間企業に割り当て、特別な育成プログラムに基づく支援をお願いしたい。この育成プログラムの目的は、事業活動、経済活動において知的財産制度が適正に運用されるようにすることである。そのためには企業が知的財産に関する知識や認識のレベルを向上させ、知的財産権を正しく保護し活用できなければならない。 • 支援国には、アフガニスタンの教育研究機関に対する協力、助言、意見交換をお願いしたい。その上で各研究機関がその研究成果を活用することを期待する。

13. 政府及びAIPOの役割 • 国籍による区別なく、法的効力を持つ知財財産所有権を公正に与える。 • 教育、科学技術、文化、税制、投資規制、産業技術奨励、貿易、競争のような各分野において健全な経済運営、インフラ整備、その他適正な施策を講じ、知財政策を支援する。 • アクセスしやすさの観点から、国内外の知的財産の保護制度をより身近なものとする。 • 地域社会、企業、一般社会に対し、知的財産制度の潜在的な利点を教育する活動を展開する。新技術の発明者・製作者・創作者に対しては、それによって利益が得られるように知的財産保護制度の活用方法を指導する。また知財における利害関係者による各種の取組を支援する。 • 産業分野における効果的な知的財産制度の運営は、国内産業の発展に不可欠な条件である。それによって技術移転が可能となり、海外からの投資を呼び寄せ、わが国の製品の市場アクセスを確かなものとすることを認識しなければならない。科学者、発明家、芸術家、その他の才能ある市民の知的財産あるいは創造物は、ことにそれが世の中に役立つものである場合、考案者の占有権は知的財産制度によって保護されるのである。

14. 商業産業省 法務政策部 アフガニスタン特許庁 (AIPO) 局長 副局長 秘書官 法務部 ジェネラル・マネージャー 知財権部 ジェネラル・マネージャー 消費者保護・標準化 ジェネラル・マネージャー 特許権マネージャー 消費者問題マネージャー 商法マネージャー アシスタント2名 アシスタント アシスタント 商標マネージャー 標準化マネージャー 法律業務マネージャー アシスタント アシスタント アシスタント 障壁解除行政マネージャー 著作権マネージャー 評価及び統計マネージャー アシスタント アシスタント アシスタント

15. ご清聴ありがとうございました。