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日本のアートビジネスの 現状と課題. 10951134 香村成美. 日本のアート市場. 美術品輸入額. バブル 経済期 。 1980 年代後半から 1990 年代初頭にかけて、日本の企業やコレクターが絵画を買い漁り 、投機 目的でアートに 投資。 その結果、美術品の価格は大きく 上昇 。( アートバブル ). バブル経済 の 崩壊 から 減少傾向は続 く。 1990 年の約 6146 億と比較すると、約 95 %も減少。. 現在は 400 億円前後で推移か。. (千以下四捨五入). 日本のアート市場は景気と連動し大きく 変動. 日本のアート市場. 世界の美術市場.
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日本のアートビジネスの現状と課題 10951134 香村成美
日本のアート市場 美術品輸入額 バブル経済期。1980年代後半から1990年代初頭にかけて、日本の企業やコレクターが絵画を買い漁り、投機目的でアートに投資。その結果、美術品の価格は大きく上昇。(アートバブル) バブル経済の崩壊から減少傾向は続く。1990年の約6146億と比較すると、約95%も減少。 現在は400億円前後で推移か。 (千以下四捨五入) 日本のアート市場は景気と連動し大きく変動
日本のアート市場 世界の美術市場 市場規模で圧倒的な強さを見せる。 現在の芸術の本場は欧米であり、主導権を握っているのも欧米。 日本はまだまだ発展途上。 日本人はアートへの関心が低いのか?
日本のアート市場 世界各国で開催された美術展の来場者数データ(2009年) 1位東京国立博物館「国宝 阿修羅展」 2位奈良国立博物館「正倉院展」 3位東京国立博物館「皇室の名宝-日本美の花」 4位国立西洋美術館 「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」 10位国立新美術館「THEハプスブルク」 ベスト10のうち半分を日本の美術展が占めた。 日本は世界で一番美術鑑賞が好きな国かもしれない。
価格形成の仕組み 大量生産ができないというアートの性質上、 この二重構造が必要。
価格形成の仕組み 顧客目線で考えると、アート作品を購入する機会として、「プライマリー・マーケット」と「セカンダリー・マーケット」の二種類がある。 ギャラリーで買うのかオークションで買うのかを選ぶ必要がある。 顧客はニーズに応じて購入することができる。
価格形成の仕組み 例)リュウ・イエ氏のマーケットの形成 それでも完売 オークションの結果を受けて 評価・知名度UP オークションは公平公明なシステムなので、 そこでの落札価格はマーケットの指標になる。
日本の現代アートビジネスの実態 現代アートは・・・ 「感じたままにみればいい。」というものではない。 現代アートの先駆者 マルセル・デュシャン(1887~1968) 1917年、男子用の便器にサインをして『泉』という題名をつけ、展覧会に出品した。展覧会側は展示を拒否し、この作品が展示されることはなかったが、後になんと約3億6000万円の価値が与えられた。 概念 観念 思想・文化の背景や歴史を知り、 現代アートの「文脈」を理解することが必要。
日本の現代アートビジネスの実態 日本の現代アートを牽引するアーティスト 村上隆 2008年、村上氏の作品がニューヨークのオークションにて1516万ドル(約16億円)で落札された。日本人の一つの芸術作品としては史上最高額であると言われている。 成功のカギは ①芸術の本場、欧米のルールを理解。 ②ルールに則って、日本の文化を伝える。 日本の美を独自にアレンジして世界に紹介した「翻訳者」。
日本のアートビジネスの今後 「ギャラリーをもっと身近に」 日本には、アートを所有して楽しむという習慣が全くないわけではない。 例えば掛け軸は古くから飾られており、絵画の代名詞でもあった。 アートを購入することに興味を持ってもらうためにも、まずはギャラリーに気軽に入れるような工夫が必要。 「芸術のルールに則って、戦略的に戦う」 村上氏は、欧米の芸術の文脈を把握し、日本独自の文化を伝えることに成功した。日本には、漫画やアニメという新しいかたちのアートがある。どれだけわかりやすく面白く、日本の文化を世界にむけてプレゼンテーションできるか。