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Impact of Directional Antennas on Ad Hoc Routing 著者: Romit Roy Choudhury Nitin H. Vaidya 出典: Personal Wireless Communication 2003 , pp590-600. 2008/7/4( 金 ) 情報科学科 cs4 年 渡辺研究室 横田翔子. 1. 背景 (1/2). ■ アドホックネットワーク ・インフラに依存せず通信できるネットワーク 無指向性アンテナを使用 通信を行わない方向に電波を放射 空間利用効率の低下.
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Impact of Directional Antennas on Ad Hoc Routing著者:Romit Roy Choudhury Nitin H. Vaidya 出典:Personal Wireless Communication 2003,pp590-600 2008/7/4(金) 情報科学科cs4年 渡辺研究室 横田翔子 1
背景(1/2) ■ アドホックネットワーク ・インフラに依存せず通信できるネットワーク • 無指向性アンテナを使用 • 通信を行わない方向に電波を放射 • 空間利用効率の低下 無指向性アンテナのビーム 無指向性アンテナの通信 2
背景(2/2) ■ 指向性アンテナの利用 • 通信を行うノードの方向のみビーム送信 ・空間利用効率の向上 空間利用率の向上 指向性アンテナのビーム
提案方式 • ■指向性アンテナを用いたアドホックネット ワークプロトコル提案 • A.DirectionalMAC(DiMAC)プロトコル • B.Directional Source Routing(DDSR)プロトコル • C.Delayed Route Reply Optimization
アンテナモデル ■ N個のビームから形成 ■ ビームは円錐型の放射線で,2π/Nの角度 ■ 2つの操作モード ・無指向性 ・指向性 無指向性よりも指向性 の方が高利得のため 送信距離が拡大
A. DiMACプロトコル(1/2) ■ チャネル確保はRTS/CTS交換で行う ■ 各ノードは2つのテーブルを保持 □ 近隣ノードテーブル・ノードID ・アンテナビーム:近隣ノードにパケットを送るときに使うビーム □ DiNAVテーブル・アンテナビーム:近隣ノードからのRTS/CTSを受信するビーム ・WhetherBlockedフラグ
A. DiMACプロトコル(2/2) ■ DiNAVテーブルの使われ方 1 1 ・ノードAがノードCと通信 2 2 4 4 ・ノードBのビーム2と4はWhetherblockedフラグがセット 3 3 ・ノードBは他のビームを使って通信を始める A B C B A
B. DSR over DiMAC(DDSR) ■ DSR(Dynamic Source Routing)プロトコルを改良 DSRは無指向性アンテナを使ってRREQパケットをフラッディングしルート探索 ■ DiMACを使ってsweepし、RREQをフラッディングしルート探索 sweepとは・・・ ■ sweepを行っているときは、バックオフの後にパケットを送信 指向性アンテナビームを使って N方向に同じパケットを送ること
C. Delayed Route Reply Optimization ■ DDSRを改良した、最適なルートを選ぶ方法 • DDSRの問題点 ・最短ルートでないルートが最適ルートとみなされる ・sweepによって生じるRREQ到着時間の差 • 改良点 ・宛先ノードがT期間RREP送信を延期・RREQを受け取ったノード全てに返信させない
性能評価 ①DSR,DDSRのスループットを評価 ②DSR,DDSRのルーティングオーバーヘッドを評価 • シミュレーション環境 Qualnet simulator • 静的なネットワーク • 比較対象トポロジ ・グリッド配置:ノード間隔200m ・ランダム配置 • フローパターン ・1フロー,3フロー
①スループットの評価(1/2) ■ グリッドトポロジでのシミュレーション 送信元から宛先までの距離でスループットを評価 • ビーム幅が小さいときDDSRとDSRのスループットの差は大きくない • 同じ方向に多くのノードがあると特定の方向へ干渉が発生 • 特定の方向への干渉で空間利用効率が低下 ランダムトポロジでのシミュレーションを行う
①スループットの評価(2/2) single flow, 3Parallel flowはグリッドトポロジ DDSRビーム幅360°はDSRと同じ ◍ランダムトポロジでは、DDSRはDSRよりもスループットが高い ◍ランダムトポロジでは、グリッドトポロジよりもスループットが高い ◍グリッドトポロジ、複数フローのとき、DDSRはDSRよりもスループットが低下
②ルーティングオーバーヘッドの評価(1/3) ■ DDSRはオーバーヘッドが大きい • SweepはN個の方向にパケットを送信する • ノード配置が密な場合は同じ方向に干渉が発生
②ルーティングオーバーヘッドの評価(2/3) ■ Selective Forwarding Optimization DDSRにおけるオーバーヘッドを減らす方法 ・受信ビームと反対側のビームのみ使いRREQ伝搬⇒望まない方向への制御パケット送信を回避 RREQの流れ:S→X→Y→Z→D 1 2 5 3 5 1 X D 6 2 2 2 Y S 6 6 Z 5 3 3 3 4 4 4
②ルーティングオーバーヘッドの評価(3/3) • Selective Forwarding Optimizationを使ったときのオーバーヘッド sweepでパケットをブロードキャスト DDSRビーム幅360°はDSRと同じ
結果 ■ アドホックネットワークにおける指向性アンテナの有効性を評価 • グリッドトポロジでは提案方式を使うのは好ましくない • ランダムトポロジのとき提案方式は有効 • パケットをフラッディングするときは、selectiveForwarding Optimizationを用いることでオーバーヘッドを減少できる
自分の考察 ■ Selective Forwarding Optimization を使ってのルート構築時間とスループットの評価 -本論ではシミュレーションは行われていない -オーバーヘッド減少の影響
DSR(Dynamic Source Routing Protocol)(1/2) ■ 無指向性アンテナを用いたオンデマンド ルーティングプロトコル ■ 2つのフェーズ ①経路探索フェーズ■キャッシュへの問い合わせ・キャッシュにある場合は送信 ・キャッシュにない場合は経路検索 ②経路維持フェーズ ■経路エラー(REER)パケットによって経路維持
DSR(Dynamic Source Routing Protocol)(2/2) ①経路探索フェーズ [S] [S,A] A [S,A,D] D G S [S,B,C] [S] [S,B,C] C [S,B,C,F] F B [S,B] [S,B,C] [S,B,C,E] E RREQ RREP