電気回路 Ⅱ 　演習第 3 回　 3 相交流

電気回路Ⅱ　演習第3回　3相交流 3相交流の説明 Δ- Δ結線，Y-Y結線における相電流や相電圧 Δ-Y結線について

3相交流とは • 主に大電力を送る場合に用いられる．位相がちょうど2π/3ずれた電圧をかける 2π/3 2π/3 2π/3 Em 瞬時値を足すと0となる -Em 0 π 2π 3π 4π

三相交流　極座標表示で フェーザーで書くと補足：

自分で確認しよう

三相交流回路１（Y結線） 線電流相電圧～～～中央の線を流れる電流はよって真ん中の線は必要なし

三相交流回路2（Y結線） 相電流線電流相電圧線間電圧相電圧～～～

相電流と線電流，相起電力と相電圧 線電流と相電流は等しい．相起電力と相電圧の関係は線間電圧は相電圧よりπ/6だけ位相が進む．大きさは　　倍となる

まとめ１ • 線間電圧は相電圧よりπ/6だけ位相が進む • 　（線間電圧＝　　×相電圧） • 　（線電流＝相電流） • 上記の内容を憶えるのでなく，どうやって求めたのかを考えること．

電力を求める 三相回路における消費電力は，三相電力各インピーダンス　　で消費される電力は相電流有効電力相電圧三相電力は3相で消費される電力

電力を求める2 線間電圧と線電流を使って三相電力を求める場合は相電圧線間電圧であることに注意

問題1 線電流 6+j8[Ω] ～ E[V] [V] ～～抵抗R=6[Ω]リアクタンスXL=8[Ω]を直列に接続した負荷3組を Y結線した回路に，V= [V]の対称三相電圧を加えたときの相電圧E[V]，線電流Il[A]および三相電力P[kW]を求めよ．

問題2 線電流線間電圧 10+10j [Ω] ～ [V] ～～ 10+10j[Ω]の3つ負荷を持っているY-Y結線の平行三相回路において，線間電圧　　　　　[V]となるとき，　　を基準に　　　　　[V] [A]を求めよ．

三相交流回路2（Δ結線） 線電流相電流相電圧線間電圧相電圧～～相電流～

相電流と線電流，相起電力と相電圧 相起電力と相電圧は等しい線電流と相電流の関係は線間電流は相電流よりπ/6だけ位相が遅れる．大きさは　　倍となる

まとめ２ • 線間電流は相電圧よりπ/6だけ位相が遅れる • 　（線間電流＝　　×相電流） • 　（線電圧＝相電圧） • 上記の内容を憶えるのでなく，どうやって求めたのかを考えること．

電力を求める Y-Y結線の場合と同様に各負荷で消費される電力を計算し，足し合わせる各負荷で消費される電力三相電力は相電流と線電流，　相電圧と線電圧の関係

問題3 ～～～線電流 200[V] 平衡三相交流のΔーΔ結線において線間電圧が200[V]，インピーダンスが　　　　　　　　[Ω] のとき，電源の各相電流　　　　および各線電流　　　　を求めよ．位相の基準は　　　とする

電気回路 Ⅱ 　演習第 3 回　 3 相交流