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第 1 回. ビジネスモデル設計. ~導入~. ビジネスプランってどうやって作るの?. 何を考えればいいの?. 何から考えればいいの?. 何が必要なの?. そんな疑問を解決する手軽なツールがある. それがこの・・・. ビジネスモデルキャンバス. ビジネスモデルキャンバスを使うと. ・ビジネスモデルを可視化して簡単に表現、活用できる ・新しい戦略立案ができる ・ビジネスモデルの理解、議論、創造、分析を深めることができる ・ビジネスモデルを考え、完成させ、評価しやすくする. ビジネスモデルとは・・・. どのように価値を創造し、顧客に届けるかを論理的に記述したもの.
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第1回 ビジネスモデル設計 ~導入~
ビジネスプランってどうやって作るの? 何を考えればいいの? 何から考えればいいの? 何が必要なの?
それがこの・・・ ビジネスモデルキャンバス
ビジネスモデルキャンバスを使うと ・ビジネスモデルを可視化して簡単に表現、活用できる ・新しい戦略立案ができる ・ビジネスモデルの理解、議論、創造、分析を深めることができる ・ビジネスモデルを考え、完成させ、評価しやすくする
ビジネスモデルとは・・・ どのように価値を創造し、顧客に届けるかを論理的に記述したもの
知識 導入 本日の流れ 実践
ビジネスモデルキャンバスは9つの構築ブロックで構成されるビジネスモデルキャンバスは9つの構築ブロックで構成される ・顧客セグメント(Customer Segments) ・価値提案(Value Propositions) ・チャネル(Channels) ・顧客との関係(Customer Relationships) ・収益の流れ(Revenue Streams) ・リソース(Key Resources) ・主要活動(Key Activities) ・パートナー(Key Partners) ・コスト構造(Cost Structure)
顧客セグメント 共通のニーズ、行動、態度などによって顧客をグループ化して、どのセグメントに関わって、どのセグメントを無視するか、ターゲットを絞る。 ※セグメント・・・グループ化された顧客層、集団
異なる顧客セグメントに分ける場合に考えること異なる顧客セグメントに分ける場合に考えること ・この提案でニーズを満たせるのはどのような顧客? ・この流通チャネルに合うのはどのような顧客? ・顧客の所得、消費に回すお金は同じ? ・自分と顧客の関係はすべて同じ? 例えば・・・ ・マス市場 →大衆を相手にするから細かくセグメントはしない。 主に似たようなニーズでのみグループ分けする。 ・ニッチ市場 →特殊なニーズに合わせる、限られた顧客だけにセグメントをする。 ・細分化 →ニーズの微妙な違いに応じて細かくセグメントをする。 ・多角化 →ニーズが大きく異なるような、新しい顧客にセグメントをする。
価値提案 顧客に対して、価値を提案することで顧客の抱えている問題を解決したり、ニーズを満たす。 顧客が自分の企業、組織を選ぶ理由になる。
ブランド ・一味違った高級感 パフォーマンス ・より高い質のもの 新奇性 ・新しいもの ・こんなものがほしかった! 利便性 ・この商品、サービスは購入しやすい、利用しやすい! 価値を感じる カスタマイゼーション ・顧客にあわせて商品、サービスを作りかえる リスク低減 ・これを買っても安心だ! 価格 ・できるだけ安いものを! デザイン ・他とは違う素晴らしいデザイン!
チャネル どのように製品やサービスを販売、告知、提供するか。
チャネルタイプ 直接 自社 営業部隊 ウェブ販売 自社ショップ 間接 パートナー パートナーショップ 卸売業者
チャネルフェーズ 提供 顧客に価値を届ける 認知 製品とサービスの認知度を上げる アフターサービス 購入後の満足度を高めるサービスを提供する 評価 提供する価値を評価してもらう 購入 顧客が製品やサービスを購入できるようにする
顧客との関係 顧客に対して、どういった関係を結ぶのか。 顧客との関係で、もっとも重視する要因は何か。 ※要因・・・顧客獲得、顧客維持、販売拡大etc…
関係を結ぶ時に考慮すること ・どのような関係の構築、維持を期待されているか ・すでにどのような関係を構築したのか ・関係を構築するのにどのくらいコストがかかるのか 例えば ・パーソナルアシスタンス→人と人とのやり取りがある ・専任のパーソナルアシスタンス→専任の顧客担当者が応対する ・セルフサービス→顧客と直接やり取りをしない ・自動サービス→セルフサービスと自動化プロセスを組み合わせたもの ・コミュニティ→顧客や潜在顧客と関わり、顧客同士のつながりを促進する ・共創→顧客と一緒に価値を創っていく
収益の流れ どのように収益があがるのか。 顧客はどんな価値にお金を支払うのか、顧客が望む支払方法を理解する。 収入のカテゴリ ・一度きりの支払い ・既存顧客への価値提案、購入後サポートの継続支払
どんな儲け方がある? ・資産価値のある商品の販売 →製品の所有権の売却。一般的に物を売ること。 ・使用料 →サービスの利用に対する料金。 ・購読料 →継続的なサービスの提供による料金。 ・レンタル/リース →資産を一時的に専有する権利に対する料金 ・ライセンス →ライセンスと引き換えに、知的財産を利用させることによる料金 ・仲介手数料 →関係者の利益になるように仲介することで生みだされる料金 ・広告料
リソース ビジネスモデルの実行に必要な資産 リソースのカテゴリー ・物理的なリソース(モノ) ・知的財産 ・人的リソース(ヒト) ・ファイナンスリソース(財務)
主要活動 ビジネスモデルを実行するうえで必ず行わなければならない重要な活動 ・つくること →商品の製造、サービスのデザイン・開発・提供、問題解決 ・売ること →価値を知らせるための広告、宣伝、教育 ・サポート →人材採用、経理処理 ・プラットフォーム構築
パートナー ビジネスモデルを最適化、リスクと不確実性の低減、リソースと活動の獲得のために他社と結ぶ関係。 一つの組織ですべてのリソースを持ち、すべての活動を行うのは合理的ではない。 パートナーシップの種類 ・ジョイントベンチャー ・バイヤー、サプライヤーの関係 ・アライアンス ・パートナーシップ(提携)
コスト構造 ビジネスモデルを運営するにあたって発生するすべてのコスト。 コスト構造 ・固定費 ・変動費 ・規模の経済 ・多角化の経済性 ・コスト主導 ・価値主導
これでひとまず9つの要素は終わり! 典型的な内容を1枚のキャンバスにまとめると・・・
セルフサービス 個人ごとに対応 自動サービス コミュニティ 共創 アライアンス 提携 ジョイントベンチャー サプライヤー 製造 問題解決 プラットフォーム 新しさ 性能 カスタマイズ デザイン ブランド 安さ 使いやすさ リスクの低減 マス ニッチ マルチサイド 細分化 多角化 モノ 知的財産 人材 財務 直営店 小売店 Web販売 価値主導、コスト主導 固定費、変動費 販売、使用料、購読料、レンタル料 ライセンス料、手数料、広告料
自分たちでiPhoneのビジネスモデルをつくってみよう!!自分たちでiPhoneのビジネスモデルをつくってみよう!! ヒント iPod発売時に比べ、収益の流れ、顧客層、パートナーに大きな変化
ジョブズが言った 「ポケットに1000曲」 というコンセプトのもと、iPodがつくられた。 「価値提案」 からビジネスモデル全体を構築している・・・?
最後にもう一度・・・ ビジネスモデルキャンバスを使うと ・ビジネスモデルを可視化して簡単に表現、活用できる ・新しい戦略立案ができる ・ビジネスモデルの理解、議論、創造、分析を深めることができる ・ビジネスモデルを考え、完成させ、評価しやすくする
キャンバスを書く練習として・・・ 組織についてのビジネスモデルだけでなく 個人についてのビジネスモデル (パーソナル・ビジネスモデル) を書いてみてはいかが? 大学生なので大学生ということに限定して…!