10 likes | 78 Views
FB 研 Activity 紹介 / 第 4 号 /2012 年 12 月 一般社団法人ファミリービジネス研究所. 小型老舗 高級 旅館ご 亭主 に学ぶ ( 11.04 : 12.12 ~ 13 ). 小型老舗高級旅館( 西洋 でいうスモールラクジュアリーホテルズ ) が、日本の独自文化とも言うべき「おもてなしの心」 を 極めることにより、地域ブランドとなり自他の共生発展を図っている事例がたくさんあります
E N D
FB研Activity 紹介/ 第4号/2012年12月 一般社団法人ファミリービジネス研究所 小型老舗高級旅館ご亭主に学ぶ (11.04:12.12~13) 小型老舗高級旅館(西洋でいうスモールラクジュアリーホテルズ)が、日本の独自文化とも言うべき「おもてなしの心」を極めることにより、地域ブランドとなり自他の共生発展を図っている事例がたくさんあります 然しながら、こうした小型老舗高級旅館経営にあっては、モデュール化やシステム化による経営効率追求は「おもてなしの真髄」とは相容れない面が有る事、オーナー経営者である「亭主」の個性と独自の工夫によってのみ顧客確保が図られている面が強い事、故に後継者育成というFB共通課題がより重くのしかかる事、など「事業継承」に当たって高いハードルをいくつも抱えています筆者は「星野モデル」はそれなりの合理性を持ってはいるものの、このような小型高級老舗旅館の経営課題の回答には必ずしもなら無い、と考えていますこのような視点を持って、観光地域振興と小型老舗高級旅館の事業承継にフォーカスした調査をしています その一環として、11月初旬「唐津くんち」の機会に唐津市にある「洋々閣」を、また先日は山中温泉にある「かよう亭」を訪問し、それぞれのご亭主のお話を伺い又「おもてなし」をいただいてきました 両旅館のご亭主は80歳に間もなく到達されますが、「老いてますます盛んなり」と申し上げる事が甚だ失礼に当たるくらい、極めてダイナミックで革新的活動をなさっておられ、既述のような経営課題=地域課題の解決に挑戦されています 何よりも素晴らしい事は、洋々閣大河内さん、かよう亭上口さん、の両ご亭主とも深い教養と人生経験を基底に持ちながら、なお幼児の如き好奇心と青年の如きあくなきチャレンジ精神の持ち主であり、そして又お二人とも女将との見事なコンビネーションによって事業に取り組んでおられる、と言う点です こうしたお二人の卓越性こそ筆者が私淑する所以ですが、観光による地域振興の重要課題としての老舗高級小型旅館の存在意義確保、というテーマ研究を深め地域振興のソリューションを見出すためにも、引き続きお二方の経営についての考察と何がしかの貢献努力を続ける所存です ファミリービジネス研究所代表理事 小西龍治