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平成 25 年度 「 『 想定読者 』 を意識した説明法・自己教育法」第 10 回授業 PowerPoint PPT Presentation


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平成 25 年度 「 『 想定読者 』 を意識した説明法・自己教育法」第 10 回授業. 10. 研究報告書,論文などの書き方. 大学院工学研究科 物理工学専攻. 葛生 伸. 平成 25 年 12 月 16 日 情報処理演習室. はじめに. 前回. パワーポイントの使い方. 今回. 研究報告書,論文の書き方. 論文と研究報告書. 論文. ある事柄,特に学術研究,結果などを筋道立てて 述べた文章. → ここでは,学術論文について説明する. 研究報告書. 社内で行った研究,補助金を受けて行った研究 などを報告する文章.

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平成 25 年度 「 『 想定読者 』 を意識した説明法・自己教育法」第 10 回授業

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Presentation Transcript


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平成25年度 「『想定読者』を意識した説明法・自己教育法」第10回授業

10. 研究報告書,論文などの書き方

大学院工学研究科 物理工学専攻

葛生 伸

平成25年12月16日 情報処理演習室


25 10

はじめに

前回

パワーポイントの使い方

今回

研究報告書,論文の書き方


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論文と研究報告書

論文

ある事柄,特に学術研究,結果などを筋道立てて

述べた文章

→ ここでは,学術論文について説明する

研究報告書

社内で行った研究,補助金を受けて行った研究

などを報告する文章

・社内での簡単な報告は技術報告書と同じ

・その他は,冊子にして報告。学術論文に

比べて背景を詳しく書くことが多い


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学術論文の種類

卒業(学士)論文 (Bachelor thesis)

学位論文

修士論文(Master thesis)

(Thesis)

博士論文(Doctoral thesis)

論文

論文(Regular article)

速報論文(Letter)

学術雑誌掲載論文

簡易論文(Short note)

(Papers)

総説(Review article)


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研究報告書

社内での報告書

通常は技術報告書に準ずる

特に長い報告書の場合は以下のようなものがある

補助金などを受けた場合の報告書

研究機関が定期的に発行する報告書

冊子形態で印刷公表し,背景も含めて詳しく書く


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学位論文

主に大学に提出する

→ 審査をうける

比較的長い

・・・ 数10ページ~数100ページ

博士論文

・・・ 審査付学術論文に掲載が条件の場合が多い

→ それらの論文をまとめて学位論文とすることが多い


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卒業論文

提出しないで卒業できるところもある

理工系でも,卒業研究だけで卒論課さないところも

指導教員の指導のもと執筆

→ 内容だけでなく,文章の細かい添削もうける

・・・ 多くの人にとって生まれてはじめての経験

印刷したものをファイル

→ 通常は非公開

発表会で口頭発表もすることが多い


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修士論文

修士課程(博士前期課程)の研究の集大成

複数の教員からなる審査委員会が審査

← 指導教員以外からも審査をうける

― 指導教員が審査委員長(主査)になれない大学も

公聴会(公開の口頭発表会)で審査

← 原則公開なので,特許が絡む場合には注意必要

― 公聴会後に特許出願ができないか,制限される


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博士の学位と博士論文

課程博士

・・・ 大学院博士(後期)課程修了者

博士

論文博士

・・・ 学位論文を大学に提出して取得

― 学歴に関係なく取得可能

博士課程も一定の条件を満たせば学歴に無関係に入学可

博士論文

通常は査読付学術論文数編出していることが必要

審査委員会で審査(予備審査会含む)

→ 公聴会を経て,決定

博士論文の公開

印刷公開すること(論文誌での論文掲載でも可)

大学図書館,国会図書館で閲覧可能


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学術論文誌(Academic Journal)に掲載する論文

通常は査読(peer review)付

同分野の研究者による審査(1~複数名)

論文(paper)の種類

・論文(Regular article)

研究として完結した内容の論文

・速報論文(Letter)

新しい事実,考えなど速報する価値がある内容のもの

・簡易論文(Short note, communicationなど)

論文としては,不十分だがデータなどに価値があるもの

・総説(Review article)

その分野の世界中の研究成果をまとめて解説したもの

多くの場合英文で論文執筆


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学術論文の査読

査読(peer review)

研究者仲間(peer)が論文を掲載価値があるかどうか審査

掲載可の場合も書き直し要求される場合が多い

査読者は投稿者に対して明かされない

査読の無い論文

大学,研究所などで発行する雑誌(紀要,研究報告など)

査読無い場合は「研究業績」として認められないことが多い

大学教員,研究職

・・・ 就職,昇格などに「研究業績」が必要


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学術論文と特許出願

特許は公知の事実は出願できない

論文が出る前に特許出願が必要

できれば,投稿前に特許出願することが好ましい

うっかり学術論文・学会発表などで公表した場合

6ヶ月以内ならば,発明者が公表した場合に限り

出願できる例外規定あり(特許法30条)

但し,論文に書かれたもの以外内容を広げられない

学会発表は予稿集の原稿がもとになるので注意

← さらに内容が制限される


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学術論文の構成

題名,著者名,所属・連絡先住所

最初につける。各学術雑誌指定の書式で書く

和文の論文では,英文でも書く

要旨,キーワード

英文200~500語程度で要旨を書く

本文

図,表を含み形式に従って書く

謝辞

補助金を受けた場合,測定・助言など援助を受けた場合

物品・情報の提供を受けた場合などに必要に応じて書く

参考文献

参考文献は,全て書く


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題名,著者名,所属・連絡先

題名

読むかどうかを判断するため極めて重量

和文の論文では,英文でも書く

著者名

通常は研究に対する寄与度の順番に書く

姓のアルファベット順に書く

著者が極めて多い場合(素粒子実験など100名を超す場合)

研究に対する寄与が対等な場合(数学など)

所属・連絡先

研究場所を書く。所属が移った場合などは研究時点の所属を書き,

注に現在の連絡先を書く場合もある

その他,責任著者(corresponding author)のE-mail addressを書く場合も


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要旨,キーワード

要旨(abstract)

・数100語程度の英文要旨を書く

・そのまま,抄録誌などに掲載される

・有料の電子ジャーナルでも,アブストラクトは無料で

 見られる場合も多い

・和文の論文でも英文で書く学術雑誌が多い

キーワード(key words)

・抄録誌の検索などに使われる

・掲載しない学術誌もあるが,その場合でも投稿時は

 キーワードの登録が求められる


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本文

形式は大体決まっている

・序論,本論,結論の流れで書く

「起承転結」ではない!!

・図表は,ページの上か下に寄せる

・和文の場合も図表およびキャプションは英文が原則

序論

・研究の背景,これまで研究されてきたことをまとめる

本論

・研究方法・結果・考察などについて書く

結論

・要するに何がわかったのが,何が今後の課題かを書く


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謝辞

必要な場合は謝辞を書く

・外部からの補助金などで研究した場合

国の補助金などの場合は必ず書く

企業などの共同研究資金の場合,連名にしたら書かない

・公開されている計算プログラムを使用した場合

・サンプルの提供,装置の利用などをした場合

場合によっては,連名で発表する場合も

・実験補助をしてもらった場合

内容によっては連名で発表することが好ましい場合も

・有益な助言を受けた場合

非常に重要な示唆の場合はむしろ連名にすべき


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参考文献

最後に文献リストをつける

・文献リストの書き方

1) 本文で引用した順番に番号をつけて書く

2) 著者の姓のアルファベット順,同じ著者の場合は

  公開順にならべる。

・本文での引用の仕方

1) 上記1)の場合

「・・・がわかった.2,3)」「 ・・・がわかった [2,3] .」のように引用

2) 上記2)の場合

「 ・・・がわかった(Thomas 2005, Fukuda2007a).」のように引用


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参考文献 (続き)

文献リストの内容

・学術雑誌の場合

1) R. A. Thomas and H. Fukuda, J. Non-Cryst. Solids, 125,

1280 (1993).

「著者名,雑誌名(略称),巻,ページ,発行年」の順に記す

物理,化学以外では,著者名の後に題名を書く場合が多い

・単行本の場合

1) N. Kuzuu, “Sekiei Garasu no Sekai”, Kogyo Chosa Kai,

Tokyo (1995).

「著者名,書名(題名),出版社,出版都市,出版年」の順に記す


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本文の書き方(その1)

序論

(「はじめに」「緒言」「Introduction」など)

・次のような流れで書く

研究の背景,対象とする物質,現象,事柄について

→ これまでの研究(先行研究)の概要と結論,課題など

→ それを受けて,本研究で何を明らかにしたいのか

・専門外の人,卒業研究生でもわかるように書く

新たに研究を始めたい人,研究を始める学生が読んでわかるように書く。

わからない場合は,参考文献をたよりによめるようにする。


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本文の書き方(その2)

本論

(通常複数の節に分かれる)

主に実験系の場合の流れ

1) 実験方法 (Experimental procedure)

これを見て専門の基礎を学んだ人が実験できるように

2) 結果 (Results)

データに基づき結果を分かりやすくまとめる

3) 考察 (Discussion)

データに基づき何が言えるのが,何が課題として残るのか

について考察を加える


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本文の書き方(その3)

結論

(「おわりに」「結言」「Conclusion(s)」「Summary and conclision(s)」など)

ここでは,内容を簡潔にまとめた上で,

・研究の結果要するに何が言えるのか。

・課題として何が残されているのか。

について要領よくまとめる


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論文の読み方(読み方を考えた書き方)

新しい論文を読む場合の順序

① 先ず題を見て読むかどうかを判断する

② アブストラクトを読んで,図表をながめてみる

③ 興味があれば,結論の部分を読んでみる

④ さらに興味があれば,全体を読む

以上の意識して,書く

・題名については,全体ができてから見直す

・アブストラクトは最後に書く


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論文を書く前に揃えておくこと

書く前に,データなどほぼ揃っているか

・大雑把にストーリーができているか

・そのためのデータはほぼ揃っているか

書き始める前に図,表,式は揃えておく

・結果を述べるに必要な図表は予め作っておく

・計算中心の理論系論文は計算が終わっていること


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論文を書く

・図,表などをもとに箇条書きのノートをつくる

・序論については,後から書いてもよい

・ノートでは,あまりこなれた文章にするよりも,短い文で

 箇条書きにする。

・ノートをもとに書く

・ノートで,骨子ができてから本文を書いていく。

・考察については,書いていく過程で追加したり,深まったり

 することも多い。

・英語で書く場合は,あまりこなれた日本語の下書きをつくると

英語になおしにくくなる。


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論文の投稿

・十分推敲,間違いが無いか確かめてから投稿

・英文についてはネイティブスピーカーのチェックを受ける

・データ,計算などに誤りがあると取り消して再投稿することも

・投稿方法

・現在では,WEBで投稿することが一般的

・著作権

・論文の場合は著作権を発行団体に移譲

・投稿料・別刷り代

・投稿する場合,多くは投稿料が必要

・論文の別刷り(有料)を一定部数注文する場合も


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論文の査読

・学術雑誌は査読者によって審査の上掲載

・査読者は同分野の研究者(通常は複数)

研究者仲間(peer)が審査するだpeerreviewと呼ばれる

・査読者の意見にしたがって採否を編集者が判断

・査読の結果掲載されない場合もある

・掲載される場合も,修正を求められることが多い

・投稿誌に分野が適さないという理由で拒否される場合も

・掲載が決まったらその旨通知がくる


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まとめ

・学術論文を中心に論文について説明

・論文の種類

・論文の構成と書き方

・査読について

・次回からの予定

第11回 報告書への図の記載方法 12/24

第12回 イラストの書き方(最終レポート提出) 1/6

第13回 演示実験を取り入れたプレゼン 1/6 18:00~ 綜合小2

補講

第14回 特別演習(プレゼン資料の作成) 1/20

第15回 最終レポート,特別演習の講評,まとめ 1/27

第16回 期末テスト 2/3


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