Squeakers ‘ Night in 九州 DebugReport で簡単バグ報告

1. Squeakers‘ Night in 九州DebugReportで簡単バグ報告 南谷千城

2. Squeakは常時開発途上版 • StableなSqueakなどない • OLPCがどうかは？ • エラーに突き当たる可能性は高い

3. バグ対応を期待するには • MLに投稿 • Squeak-ja • バグ管理システムに登録 • Squeak-ja BTS • Squeak Mantis • Blogに書いてみる • 2chのスレに投下 • Squeakでまたーり語りましょうや

4. バグ報告は慣れてないと大変 • 心理的な壁 • コミュニティへの参加 • 説明文の作成 • 技術的な壁 • なにを伝えれば良いのか分からない • ソフトウェアの内部を知らない • 対応したくとも状況が再現しない

5. SqueakDebug.log • エラーが生じた際に作成されるエラーログ • バグ報告には付きもの • MLなどでも、まずLogを添付しろ、などと言われる • 必要最小限の情報 • 最小限過ぎる • リッチな開発環境に比べると、、、 • エラー毎に同名のファイルを上書きする • 連鎖してエラーが生じた場合、最初のログが上書きされてしまう • 試行錯誤するうちに失われてしまうことも

6. 開発者ならどうするか • 即座にデバッガを起動 • その瞬間を逃さず内部状態を把握 • SqueakDebug.logとは桁違いの情報量

7. DebugReport • リッチなエラーログを出力するツール • デバッガの内容を忠実にHTML化する • 一字一句同じ • デフォルトはZip形式でまとめられている • だいたい500KB～1MB、解凍すると４MB前後 • SqueakDebug.logは5KB前後 • 論よりコード • 慣れた画面で、正確な情報が得られる 「エラー起きました。これ見てください」で事が足りる

8. DebuReportのインストールと使い方 • インストール • SqueakMapパッケージ・ローダー経由 • SqueakSourceJかSqaueakMapからパッケージファイルを取得 • Drag&DropでSqueakに放り込む • 使い方 • ノーティファイア、デバッガの「Report」ボタン押下 • オプション設定 • 「外観」-「プリファレンス」のdebugカテゴリ • logDebuggerStackToHtmlFile • エラー時に自動的にレポートファイルを作成するか • outputDebugReportAsZipArchive • Zipファイル出力 or 生HTMLファイル出力

9. DebugReportServer • デバッグレポート集積所 • http://sqsq.jp:9090/seaside/dr • DebugReport専用のアップローダ • 閲覧、ダウンロードのみ

10. DebugReportClient • Squeakから直接DebugReportファイルをアップロード • 取りこぼしが減るはず • インストール • DebugReport導入済みの状態で、DebugReportClientパッケージを読み込む

11. 終わりに • DebugReportを導入すると • かなり正確に問題の把握ができる • バグ報告の手間が省ける • 某社で開発中のシステムにも仕込み済み • DebugReportServer/Clientを導入すると • さらに手間が省ける • 需要があれば機能強化なども

12. DebugReport • DebugReport - SqueakSourceJ • http://swikis.ddo.jp:9091/DebugReport.html • DebugReportClient – SqueakSourceJ • http://swikis.ddo.jp:9091/DebugReportClient.html • DebugReportServer • http://squeak.sakura.ne.jp/etc/DebugReportServer-Jp-20070311.zip • インストール済みイメージ

13. Squeakのバグ管理システム • Squeak Mantis • http://bugs.squeak.org/ • 本家 • Squeak-ja BTS • http://squeak.pinkzo.net/bugs • 分家 • 日本語関連のバグ報告が多め