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第 148 回山崎農業研究所 定例研究会

第 148 回山崎農業研究所 定例研究会. アフリカの 農産品 振興と輸出 -西アフリカ ブルキナファソ国を事例として-. 平成26年4月26日 NTCインターナショナル 高木 茂. プレゼン内容. 1.農業・農村開発支援の新しい動き 2.ブルキナファソ国  市場 志向型農産品振興マスタープラン策定プロジェクト 3.ブルキナ ファソの概要 4.主要アフリカ諸国の農産品輸出額の推移 5 .輸出産品別にみた世界農産品貿易の推移 6.輸出産品別にみたアフリカ農産品貿易の推移 7 .ブルキナファソの輸出額推移 8.ブルキナファソの輸出先別の輸入産品構成

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第 148 回山崎農業研究所 定例研究会

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  1. 第148回山崎農業研究所 定例研究会 アフリカの農産品振興と輸出 -西アフリカ ブルキナファソ国を事例として- 平成26年4月26日 NTCインターナショナル 高木 茂

  2. プレゼン内容 1.農業・農村開発支援の新しい動き 2.ブルキナファソ国 市場志向型農産品振興マスタープラン策定プロジェクト 3.ブルキナファソの概要 4.主要アフリカ諸国の農産品輸出額の推移 5.輸出産品別にみた世界農産品貿易の推移 6.輸出産品別にみたアフリカ農産品貿易の推移 7.ブルキナファソの輸出額推移 8.ブルキナファソの輸出先別の輸入産品構成 9.EU、中近東、マグレブ、ECOWAS地域の農産品輸入額の推移と輸入産品構成 10.ブルキナファソの農産品輸入額の推移と輸入産品構成 • 西部で生産される豊富な高品質マンゴ― • 最も生産・消費される野菜 タマネギ • 生産拡大するダイズ • ブルキナファソの特産品イチゴ

  3. 農業・農村開発支援の新しい動き アフリカ農業・農村支援 国際協力機構(JICA) ODA 従来の農業・農村開発支援 新しい農業・農村開発支援 新しい視点 販売・マーケティング 生産振興 生産基盤の整備 資源と経済成長 貧困改善 ビジネスパートナー モノカルチャー 生計 市場志向型農業+・・・ 自給的農業+換金作物+農外就業 食糧問題 伝統的な食糧作物:低生産性 ミレット、ソルガム、イモ類、トウモロコシ 一方、コメ、小麦の消費量増加⇒輸入増

  4. ブルキナファソ国 市場志向型農産品振興マスタープラン策定プロジェクト • 調査の目的 • 調査の目的は、バリューチェーン分析、パイロット活動実施のプロセス等を通じてブ国農産物の輸出の振興及び輸入削減に資するマスタープラン及びアクションプランを策定すること。 • マスタープランは、市場志向型農産物の多様化の振興及び輸入品との競争にさらされている国内産農産物の生産振興により、農村住民の収入向上を図ることを目標とする。 • マンゴー(国際市場向け)、タマネギ(国内向け)、イチゴ(近隣国+国内向け)、ダイズ(国内向け+近隣国)の4作物の振興

  5. ブルキナファソの概要 ブルキナファソの概要 ・人口 1,750万人(2012) ・年人口増加率 3%(過去10年) ・面積 27万km2(日本の7割) ・GNI570US$(2011) ・年経済成長率 3%(2011) ・産業 農業、畜産 -自給用作物:ソルガム、メイズ、ミレット、ササゲ -換金作物:綿花、ゴマ ・年間雨量は300mmから1,200mm ・農業はGDPの35%、労働人口の85%を占める ・輸出:金、綿花、シアバター、ごま等 ・輸入:石油製品、食料品(コメ含む)等 ・対日貿易 -輸出:ごま(油、食用)、綿等 -輸入:車輛等 ブルキナファソ アフリカ56カ国

  6. 主要アフリカ諸国の農産品輸出額の推移 単位:10億US$ • 世界の農産品輸出額は2001年から2012年にかけて3.1倍増え、2012年時では1兆3千億ドル • 一方、アフリカの輸出額は同期間中に4.3倍増えたものの、世界農産品輸出額に占める割合は2~3%に過ぎない。 • 2003年は南アフリカ、ガーナ、コートジボアール、ケニアの4カ国がアフリカ農産品の総輸出額の約60%を占めていた。しかし、2012年には45%に減り、上記4各国以外の国の輸出が増えている。 (57%) (45%) 出典:Trade Mapから作成

  7. 輸出産品別にみた世界農産品貿易の傾向(割合)輸出産品別にみた世界農産品貿易の傾向(割合) バルク製品:コーヒー、カカオ、茶、綿花、落花生等 園芸作物:野菜、果実、花卉等 半加工品:植物性油脂、動物性油脂 加工品:冷凍肉、チョコレート 加工製品 半加工製品 • 世界の農産品貿易では、過去20年でバルク型産品の割合が減少した。 • 一方で加工製品が増加し、過半数近くを占めている。 • 半加工、園芸作物は横ばいである。 バルク製品 園芸作物 出典:OECD, Business for Development 2008, Promoting Commercial Agriculture

  8. 輸出産品別にみたアフリカ農産品貿易の傾向(割合)輸出産品別にみたアフリカ農産品貿易の傾向(割合) • アフリカ農産品輸出において、バルク型産品は急減しているが、2012年において全輸出額に占める割合は35%前後で依然として一番多い。 • 一方、園芸作物(30%)と加工製品(20%)が増加している。 バルク製品 園芸作物 半加工製品 加工製品 出典:OECD, Business for Development 2008, Promoting Commercial Agriculture

  9. 輸出産品別のアフリカ農産品貿易の傾向(金額)輸出産品別のアフリカ農産品貿易の傾向(金額) • 世界的に農産物貿易は加工製品が主流である。 • アフリカからの輸出ではバルク型作物が減少傾向にあり、園芸作物が急増している。 バルク製品 園芸作物 半加工製品 加工製品 出典:OECD, Business for Development 2008, Promoting Commercial Agriculture

  10. 輸出先別のブルキナファソの輸出額推移 • 2003年から2005年以外はヨーロッパへの輸出額が最も多い。 • 2012年におけるヨーロッパへの輸出額は73%、アフリカ地域が15%、アジア地域が11%を占めている。 • 2008年から総輸出額が増加しているのは金の輸出額が増えたためである。 出典:Trade Mapから作成

  11. 輸出先別のブルキナファソの農産品輸出額推移輸出先別のブルキナファソの農産品輸出額推移 • 2005年から2008年は農産品輸出額が停滞していたが、その後は増加傾向にある。 • 2011年の総輸出額に占める農産品輸出額の割合は約19.5%だった。その中でもヨーロッパへの輸出額が最も多い。2011年において、地域別の輸出額の割合はヨーロッパが約52%、アジアが31% 、アフリカが15.5%である。 出典:Trade Mapから作成

  12. ブルキナファソからの世界への農産品輸出 • 2011年の世界へ輸出された農産品輸出額の内、綿花が約60%を占め、次いで果実類(15%)、油糧種子(19.9%)であった。 出典:Trade Mapから作成

  13. ブルキナファソからのヨーロッパへの農産品輸出ブルキナファソからのヨーロッパへの農産品輸出 • 2011年のヨーロッパへの農産品輸出では綿花が占める割合が87.2%を占めていた。 出典:Trade Mapから作成

  14. ブルキナファソからのアジアへの農産品輸出 • アジアへの農産品輸出額では綿花、果実類、油糧種子は、ほぼ等しい割合で輸出されている。 出典:Trade Mapから作成

  15. ブルキナファソからのアフリカへの農産品輸出ブルキナファソからのアフリカへの農産品輸出 • アフリカへの農産品輸出は綿花の割合が少なく(11.3%)、油糧種子の割合が多い(44.2%)。 • 他地域では割合が非常に少ない穀類、野菜類も、アフリカへの農産品輸出では穀類(9.3%)、野菜類(8.5%)と高い。 出典:Trade Mapから作成

  16. EU地域の農産品輸入額の推移 • 農産品輸入額は約2,330億USDだった。 • 2001年から2012年まで果実類の輸入額が最も多く、427億USDで全体の18%を占めている。 • 2001年以降多くの農産品で輸入額が増加しているが、綿花は減少傾向にある。 • 2008年以降は、いずれの農産品でも増加率は低く、横ばいに近い。油脂・植物油のみ、増加率が比較的高い。 出典:Trade Mapから作成

  17. EU地域の農産品輸入額に占める産品の割合 • 2011年では多様な産品が輸入されている。 • 輸入品は特定の産品に偏っていない。 出典:Trade Mapから作成

  18. 中東地域の農産品輸入額に占める産品の割合 • 2011年の農産品輸入額は約682億USDだった。 • 穀物の輸入量が最も多い(34%)。次いで油脂・植物油が15%であった。 • そのほかには砂糖、綿花、油糧種子、果物、野菜等、多様な産品が輸入されている。 出典:Trade Mapから作成

  19. マグレブ地域の農産品輸入額に占める産品の割合マグレブ地域の農産品輸入額に占める産品の割合 • 2011年の農産品輸入額は約174億USDだった。 • 穀物(44%)、油脂・植物油(15%)、砂糖類(13%)、綿花(10%)の割合が高いが、野菜(3%)、果物( 3% )の割合が低い。 出典:Trade Mapから作成

  20. ECOWAS地域の農産品輸入額に占める産品の割合 • 2011年の農産品輸入額は約140億USDだった。 • 穀物の割合が圧倒的に多い(58%)。次いで、砂糖(16%)、油脂・植物油8%となっている。 • 油脂・植物油、野菜、果物等が占める割合は他の地域と比較して低い。 ECOWAS:西アフリカ経済共同体(15カ国) 出典:Trade Mapから作成

  21. ブルキナファソの農産品輸入額の推移 • 2011年の農産品輸入額は2億6,700万USDだった。 • 穀物の輸入額が最も多く、近年その額は大きく増加している。 • そのほかに製粉類、油脂・植物油、砂糖の輸入額も増加の傾向がある。これらは、人口増加に伴う消費量の増加が要因と推察される。 出典:Trade Mapから作成

  22. ブルキナファソの農産品輸入額に占める産品の割合ブルキナファソの農産品輸入額に占める産品の割合 • 2011年の農産品輸入では、穀類の割合が最も高く(49%)、次いで砂糖(15%)、製粉類(12%)、油脂・植物油(10%)が多い。 出典:Trade Mapから作成

  23.  1 市場志向型農産品振興マスタープラン策定プロジェクト (PAPAOM)報告書より

  24. Kent種、Brooks種など、良質なマンゴーが豊富にある。Kent種、Brooks種など、良質なマンゴーが豊富にある。 生産推定量は12~15万トン、内2.5~5万トンが輸出用品種 欧州を始め、中東、近隣に輸出されている 「ナチュラル」乾燥マンゴーも主に欧州に輸出されている 輸出されるマンゴーは1割程度で、シーズンの産地はマンゴーであふれ、 安値販売されている (注)生産推定量は様々な数値があるが、上記はPAFASPや商業省データ

  25. ブルキナファソの産地 西アフリカのマンゴー生産地帯 • 主要産地は比較的雨の多いブルキナファソ南 西部で生産量の70-80%はこの地域で産出さ れる。 • 最も多いのはKénédougou県で、次いでHouet • 県、Comoé県、Leraba県、Sanguié県。

  26. 地域によって品種構成は異なる。欧州向け生鮮輸出用品種はAmelie、Kent、Keitt、地域によって品種構成は異なる。欧州向け生鮮輸出用品種はAmelie、Kent、Keitt、 乾燥マンゴー用品種はAmelie、Lippens、 Brooksである。これら品種は収穫時期が 異なり、マンゴーシーズンは2月~8月とか なり長期である。収穫ピークは4月~6月で ある。 ブルキナファソ内のマンゴー品種は30程度 存在。その内、6つ(Amelie,Kent,Keitt, Lippens,Springfields,Brooks)が主な 経済品種で、それらの割合はAmelie30%、 Kent20%、Keitt10%、Lippens10%、 Springfields5%、Brooks20%、その他5%。 出典:Le Guide d'exportationdelamangueFricheduBurkinaFaso,PAFASP

  27. 欧州輸出にはGlobalGAPが不 可欠。 • 欧州輸出の要となるのは選果 包装施設であるが、3社が大型 選果包装施設を有し、Global GAPも有している。全てボボ・ ディウラソ市内に位置する。内2社は他国でも輸出マンゴー選 果包装施設を運営しており、業 務管理能力は十分なレベル。 • 【GlobalGapとは】 1997年に欧州の小売団体が開発した農 業工程管理に関する取り決め。欧州の小 売業者による仕入れの基準として幅広く 普及しており、欧州に農産物を輸出する ための通行手形としても機能している。 欧州を流通する農産物の約8割をカバー している。現在では、実質上国際規格と して世界80ヶ国で導入されている。 • 大型選果包装施設における欧州向け生鮮マンゴーのパッキング作業(SGTF/DURABILIS)

  28. 最初にスイス市場向けで開始したこともあり、最初にスイス市場向けで開始したこともあり、 乾燥用マンゴーは3品種(Amelie,Lippens, Brooks)で、収穫時期が異なるこれら品種を組 み合わせ、4月~7月の約4カ月間操業してい る。晩生種Brooksは集荷した原料果実の30 ~50%がミバエ被害で使用できず、大きな問 「Natural」を求める欧州需要に向けて、無加糖の 乾燥マンゴーを製造している。欧州の「Natural」需 要は堅固・増加傾向。製造技術導入が必要、砂糖 価格が高いこともあり、タイ・フィリピン産のような シロップ漬け乾燥マンゴーを作ろうという業者は見 題。 られない。 用いられている乾燥機は、ガス乾燥機(ファン 加工作業工程は、『原料マンゴーの追熟→洗浄 →皮むき→細断→ガス乾燥→形状調整→包装』 という流れ。これは事業者を問わず共通(次ペー ジ写真を参照)。但し、事業者により、施設整備レ ベルと作業効率性、品質・衛生管理レベル、副産 物利用に差がある。包装はプラスチック袋+ヒー なし、垂直自然通気、木枠乾燥トレイ、通称 Atesta)で、1995年の導入以来改良されてい ない。ようやく2012年に、世銀事業(PAFASP) で4台の新型乾燥機(南ア製、強制水平通気、 ガスバーナー+電動ファン、プラスチック製ト レイ+カート、温度制御機能付き、処理能力 トシールで、顧客の要求サイズに応じている。 240-260kg/butch)が導入された。

  29. 選別 追熟 洗浄槽 皮むき 細断 乾燥トレイに並べる ガス乾燥機“ATESTA” バーナー部 乾燥済み果実を取り外し 形状を調整 袋詰め 種子周りの果肉が未利用

  30. 2008/2009年のマンゴー加工業の状況を示す調査報告書によると、ブルキナファソには家内工業/準工 業レベルのマンゴー加工企業が7社あると記されているが、現在の操業は確認できていない。 DAFANI社は国内有数の工業レベルの食品加工企業で、紙パックジュースを製造している。 工場所在地:マンゴー産地Orodara 設立年:2007年 生産規模:ピューレ3~5トン/時、ネクタージュース 25,500liter/時の能力を有する 出典:DAFANIホームページ

  31. 【乾燥マンゴーの割合】 欧州市場の乾燥マンゴー需要は1,600~ 2,900トン/年と推測され、約50%が南ア産、 約35%がタイやフィリピン産、約15%がブルキナファソとマリ産と推測される。欧州需要 量の内10~20%が有機製品と推測され、南 ア、ブルキナファソとマリが供給元。 2,000~ 3,300トン 国内市場 地中海・ペルシャ湾沿岸市場 【輸出業者】 輸出業者組織として、世銀案件PAFASP主導 で形成された「ブルキナマンゴー輸出業者組 合(APEMAB)」が存在し、2013年8月末時点 で24の輸出企業/協会が参加。 2013年8月末時点で7事業者が「生鮮マン ゴー」のECOCERT有機認証を有する。 ブルキナファソに常設事務所を構える有機認 証団体はECOCERTのみ。LACON(ドイツのBIO認証)の検査員は2名のみで常設事務所はな いことを調査団が確認済み。ECOCERTBFに はJAS有機検査員がおり、JAS有機認証 300 トン 西アフリカ市場 2,500~ 3,500トン (ECOCERTJapan経由)が可能。

  32. 欧州市場の年間輸入量は27.6万トン(2011年)。欧州市場の年間輸入量は27.6万トン(2011年)。 産地・品種により供給シーズンが異なり、ブルキ ナファソ(マリ、コートジボワールも同時期)の欧 州輸出時期は3月/4月~6月。 同時期に欧州へマンゴー輸出している競合産地 は、ブラジル、ペルー(初期に競合)、USAである。 出典:Fruitrop No.186 出典:MangoMarketReport, DavidIvanovic

  33. 単位:ton 出典:EUROSATA(Fruitrop No. 209) ブルキナファソのEU-27への年間輸出量は2,000~3,300トン。 ブルキナファソ、マリ、コートジボワールの3カ国では1.4~2.2万 トンで、EU-27の年間輸入量に占める割合は5~10%。 2011年は3カ国とも輸出量が減少したが、これはコートジボワー ル国内の治安悪化によるものである。

  34. ブルキナファソの地中海沿岸、ペルシア湾沿岸諸国へのマンゴー輸出(2009-2012年)ブルキナファソの地中海沿岸、ペルシア湾沿岸諸国へのマンゴー輸出(2009-2012年) 9.生鮮輸出量(地中海・西アフリカ市場) 地中海沿岸、ペルシア湾沿岸諸国への輸出は300トン程度とまだ少なく、2012年ではほとんどがUAEとモロッコ向け。 周辺国ではニジェールとガーナが主な輸出先。一部はアルジェリア市場で販売される。ガーナの主たる販売先は輸出用Fresh Cutや乾燥マンゴー製造企業である。 ブルキナファソの周辺国へのマンゴー輸出(2009-2012年) ブルキナファソ通関統計では、コートジボワールへの輸出量は非常に少ない。同統計のコートジボワール向け輸出量はタマネギなど他の農産品でも非常に少なく、データの信憑性に疑問あり。 出典:ブルキナファソ通関統計

  35. 輸出用 生鮮マンゴーの輸出振興 非EU欧州、地中海沿岸・ペルシア湾沿岸諸国への輸出は未だ限定的。これらの地域 を対象とした販路開拓を図る必要あり。 ミバエによる輸入禁止解禁に向けた取り組みを始動すべき。 輸出用マンゴーの生産者の組織化と栽培指導が不可欠。 欧州向けはGlobalGAPの導入・維持を促進する必要あり。 多くのマンゴーが生鮮輸出あるいは乾燥加工に適した品種ではない。地道に老木樹 と品種の更新を進めて品質の底上げをすべき。 乾燥マンゴーの加工・輸出振興 ブ国の乾燥マンゴー製造業は家内工業型。販路拡大するためにも、衛生/品質管理 の向上は重要。 多くの製造業者が廃棄している核周りの果肉活用が重要課題。 品質のばらつき改善と作業の手間削減には、乾燥機を改良する必要あり。 乾燥マンゴーの主たる輸出先はスイス、フランス等の欧州で、引き合いは堅調である が、新規輸出先の開拓努力は必要。輸出先の要求に沿った商品改善の取り組みも行 うべき。

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