1 / 11

Liverpool Care Pathway ( LCP ) 日本語版の概要

Liverpool Care Pathway ( LCP ) 日本語版の概要. 東芝病院 緩和ケア科 茅根義和. クリティカル パス. 定義 : 一定の疾患や疾病を持つ患者に対して、入院始動、患者へのオリエンテーション、検査、ケア処置、検査項目、退院指導などをスケジュール表のようにまとめてあるもの

blaze-rowe
Download Presentation

Liverpool Care Pathway ( LCP ) 日本語版の概要

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. Liverpool Care Pathway(LCP)日本語版の概要 東芝病院 緩和ケア科 茅根義和

  2. クリティカル パス • 定義:一定の疾患や疾病を持つ患者に対して、入院始動、患者へのオリエンテーション、検査、ケア処置、検査項目、退院指導などをスケジュール表のようにまとめてあるもの • 歴史:1980年代後半、アメリカにおいてDRG/PPSが導入されたことに呼応してNew England Center for Medicineで看護教育者をしていたKaren Zanderが、もともと生産工程管理に使われていたクリティカルパスの手法を医療現場に導入した「Care Map」から始まっている。アメリカにおいてクリティカルパスは1)在院日数の短縮、2)医療の質の保証、3)業務の効率化を導入目的としているが、導入の歴史から一次的目的は1)の在院日数の短縮にある。

  3. Liverpool Care Pathway(LCP) • Dr. John Ellershaw(Marie Curie Center Liverpool)により2003年に提唱された看取りのクリティカル・パスである • チェック・リスト形式のパスで、患者を看取るまで、そして看取り後の治療とケアの手引きとなり、経過記録を支援することを目的として作られているIntegrated Care Pathwayである • LCPを導入することによって看取りのケアの標準化が図られ、必要なケアがもれなく行われることができるようになる

  4. 看取りのパス • Liverpool Care Pathway 作成者:Royal Liverpool University および Marie Curie Center Liverpool 参照website http://www.mcpcil.org.uk/liverpool-care-pathway/index.htm • Palliative Care for Advanced Disease 作成者:Beth Israel Medical Center Department of Pain Medicine and Palliative Care 参照website http://www.stoppain.org/services_staff/pcad1.html

  5. LCPの普及・教育プログラム • 2004年にはThe Marie curie Palliative Care Institute LiverpoolにThe LCP Central Team UKが置かれ、LCPの普及、教育にあたっている。 • The LCP Central Team UKにより10 Stepsの普及・教育プログラムが用意され、このプログラムによりLCPの導入から、施行、LCPに関する教育、地域における終末期ケアのResearchが組織的に行われている。

  6. 英国におけるLCPの位置づけ • NHS end-of-life care programme(2004年) LCPは、 primary careとcere homeにおける終末期ケアの重要なframeworkとして、位置づけられている。

  7. Gold Standards Framework(GSF)とLCP • Primary Care settingでの終末期ケアを総合的にサポートするframeworkである、Gold Standards Framework(GSF)では、Action planの7つのKey Taskの一つである臨死期のケアにおいてLCPを使用が推奨されている • また、GSFでは特にCare Homesでの臨死期ケアにおいてLCPの使用が推奨されている

  8. LCPの概要 • 看取りへのケアにおける治療の手引きを示し、経過記録を支援することを目的としている。 • チェックすべき項目は「目標」として記載されており、それぞれの目標を達成するために必要な介入も記載されている。 • 症状緩和のアルゴリズムと屯用指示が別に用意されており、具体的な症状緩和について使用できるようになっている。 • LCPはクリティカルパスであるため、治療者は専門職としての判断に基づきパスが指示する以外の診療を自由に行うことができるが、パスと異なった診療行為についてはバリアンスとして記載する。

  9. バリアンス分析シート 症状緩和のアルゴリズムと屯用指示 痛み 悪心・嘔吐 喘鳴 呼吸困難 鎮静 LCPの構成 • パスの使用基準 • Section 1 • 初期アセスメント • Section 2 • 継続アセスメント • Section 3 • 死亡診断と死後のケア

  10. LCP日本語版使用上の注意点 • LCPはがん末期の看取りのためだけのパスではありません。がん末期以外の疾患でも適用は可能です。 • 現在、英国ではLCP ver.12が運用されていますが、LCP日本語版はLCP ver.11を翻訳したものです。従いまして、The Marie curie Palliative Care Institute LiverpoolのホームページからオリジナルLCPの情報を得ようとすると、ver違いによる齟齬が生じますので、ご注意ください

  11. バリアンスについて • LCP日本語版はクリティカルパスですので、バリアンスは集積して、解析をすることも重要です。 • 特にLCP日本語版はまだ未熟なパスですので、バリアンスを分析することでパスをさらに成熟させることもこれから行なっていく必要があります。 • 今後LCP日本語版を育てていくためにも、バリアンスの集積、解析にご協力いただけるようお願いします。 • ご協力いただける施設は、事務局またはyoshikazu.chinone@toshiba.co.joまでご連絡ください。

More Related