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医学研修生割り当て問題

医学研修生割り当て問題. マッチング班. 実験背景. 制度の変更   2003年まで医局の教授が研修先の病院を決定していた (インターン制度)  →これを廃止して米国の マッチング制度   を導入 現在発生している問題  地方病院、大学病院の人手不足  →国は、都市部病院の募集定員削減、地方間移動の制限などを検討中. 実験の目的. 医学研修生は希望の病院(人気のある病院)に行けるとは限らない。 ⇒ウソの希望(選好)を表明し、行きたい病院に行こうとする? 都市部の病院に研修生が集中 ⇒募集定員を制御 都市部:削減   地方:増加 することによる影響は?.

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医学研修生割り当て問題

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Presentation Transcript


  1. 医学研修生割り当て問題 マッチング班

  2. 実験背景 • 制度の変更   2003年まで医局の教授が研修先の病院を決定していた (インターン制度)  →これを廃止して米国の マッチング制度   を導入 • 現在発生している問題  地方病院、大学病院の人手不足  →国は、都市部病院の募集定員削減、地方間移動の制限などを検討中

  3. 実験の目的 • 医学研修生は希望の病院(人気のある病院)に行けるとは限らない。 ⇒ウソの希望(選好)を表明し、行きたい病院に行こうとする? • 都市部の病院に研修生が集中 ⇒募集定員を制御 都市部:削減   地方:増加 することによる影響は?

  4. とりあえず、結論。 • 虚偽申告について  虚偽の選好を申告しても得点の変動には影響を与えない  医学生には嘘をつくインセンティブはない • 社会的厚生性について  地方病院の人手不足解消のため、都市部病院の定員を削減  地方病院の定員を増やす政策をすることで、社会的厚生の向上が期待できる ☆これからその内容について説明します☆

  5. 実験の方法(1) applicant-proposing procedureを使う →現在の制度と同じアルゴリズム あらかじめ、各病院と各医学生の真の選好は決めてある。 ゲームの得点は真の選好に基づいて決められる。

  6. applicant-proposing procedureとは? • それぞれの選好をもとにした、医学生と病院の安定的なマッチングを求める方法のひとつ a : X Y Z X : a e c b d b : X Z Y Y : d a b c e c : X Y Z Z : a b e b c d : Y Z X e : Y X Z

  7. 実験の方法(2) ◎得点の決め方◎ (医学生)-真の選好表の第1志望4点、第2志望3点…どこにも行けないと0点 (病院)-マッチングの結果で割り当てられた生徒の組を、真の選好表に当てはめて求める。  1位の生徒を獲得→16点、2位→15点…16位→1点 ex)生徒の組がランキングで{1位,4位,5位} だと、{16点,13点,12点} の合計を定員で割った平均{13.6}を病院役のそのゲームの得点とする。

  8. 実験の結果~虚偽の申告~ • クロス表による分析 11 (11.62) 9 (8.37) 14 (13.37) 9 (9.62) • カッコは、統計的に独立な状態における期待度数(クロス集計表の周辺度数はそのままで、なおかつ二つの変数の間にまったく関係がない場合に、期待される各セルの度数)を表す。

  9. 考察(1)~虚偽の申告について~ 自由度1、有意水準が0.05のとき、カイ2乗値が3.84以上であれば帰無仮説は棄却される。 ここで、カイ2乗値は0.15であった。よって帰無仮説は棄却されない。 したがって、虚偽申告と得点の変動には、統計的に有意な関係がみられないといえる。 医学生が自分以外の選好を知っていたとしても、虚偽の申告によって確実に得点をアップさせる事は望めないといえる。 • 帰無仮説: 「虚偽申告と得点の変動に関係性がない」 今回の実験のように

  10. 実験の結果 ~社会の厚生性~ 3つの評価方法 • 功利主義的厚生関数  a+b+c+d+・・・     • ナッシュ厚生関数  a*b*c*d* ・・・      • ロールズ厚生関数  min{a,b,c,d, ・・・ } } 社会全体の効率性 社会公平性の判断

  11. 厚生関数の評価 実験の5回のゲームにおける学生の得点を用いた各厚生関数の平均 +3% +64.6% +37.5% • 3つの厚生関数において、すべての値が実験Bにおいて増加している。 • 功利主義的厚生関数はわずかだが、増加している。 • ナッシュ、ロールズは公平性が明らかに増したことを示している。

  12. 考察(2)~社会厚生について~  すべての厚生関数について、数値が増加しており、実験Aに比べて実験Bの社会的厚生は高まったといえる。          地方病院の人手不足解消のために、都市部病院の定員を削減して、地方病院の定員を増やす政策をしても問題はないと考えられる。 したがって、

  13. 結論 • 虚偽申告について  虚偽の選好を申告しても得点の変動には影響を与えない         医学生には嘘をつくインセンティブはない • 社会的厚生性について  地方病院の人手不足解消のため、都市部病院の定員を削減  地方病院の定員を増やす政策をすることで、社会的厚生の向上が期待できる

  14. 今後・・・ ○病院のデータ数を増やし、病院が嘘をつくインセ ンティブがあるのか、比較・検討してもよいだろう。 ○実験Bで病院に必ず選ばれない2人が存在す る。病院に割り当てられない医学生が存在し ない実験をして、比較・検討してみる必要があ るだろう。

  15. 参考URL • http://www.pmet.or.jp/ ⇒財団法人医療研修推進財団 • http://www.jrmp.jp/match_dir/common/jrmp_1_4_about.html ⇒日本医師臨床研修マッチングプログラム • http://www.dc-training.or.jp/matchswf.html ⇒財団法人歯科医療研修振興財団 • http://risya.hus.osaka-u.ac.jp/taroh/SocialStatistics/ss04/2ReadingCrossTab.pdf ⇒クロス集計表の読み方

  16. ありがとうございました 渡邊先生、大久保先生 ありがとうございました。 グループのみんな おつかれO(≧▽≦)O 実験に協力していただいた みなさま、ありがとうございました。 謝  See you again! 謝

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