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O P C N 図書館だより

沖縄県立看護大学附属図書館. O P C N 図書館だより. 2008 年 3 月号(第 7 巻 2 号). お 知 ら せ. 1.オックスフォード・ジャーナル オンラインアーカイブコレクションの利用開始について 本年 2 月より、学内者にオックスフォード大学出版局( OUP )のオックスフォード・ジャーナル オンラインアーカイブコレクションの利用サービスが開始されます。このジャーナルは医学・科学・人文・社会科学・法律の5分野 137 タイトルの外国語雑誌の論文本文のデータベースです。 1996 年以前に発行されたバックナンバーで創刊号から論文記事が学内で利用できます。

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  1. 沖縄県立看護大学附属図書館 O P C N 図書館だより 2008年3月号(第7巻2号) お 知 ら せ 1.オックスフォード・ジャーナル オンラインアーカイブコレクションの利用開始について 本年2月より、学内者にオックスフォード大学出版局(OUP)のオックスフォード・ジャーナル オンラインアーカイブコレクションの利用サービスが開始されます。このジャーナルは医学・科学・人文・社会科学・法律の5分野137タイトルの外国語雑誌の論文本文のデータベースです。1996年以前に発行されたバックナンバーで創刊号から論文記事が学内で利用できます。  閲覧方法は、本館トップページの「資料検索」の学内NII-REOを選択します。NII-Reo(国立情報学研究所提供の電子ジャーナル リポジトリー、http://reo.nii.ac.jp/journal/HtmlIndicate/html/index.html)の出版社一覧から「OUP」を選択し、任意のタイトルから論文本文をPDFで閲覧できます。詳細検索ページでは、項目や出版社、出版年を指定した検索も出来ます。学内OUPからも直接雑誌一覧にアクセスし本文閲覧可能です。 2.サイエンス・ダイレクトのバックナンバーの利用開始について  平成20年3月末までに、サイエンス・ダイレクトのバックナンバーすべてが閲覧利用 できるように準備を進めています。これまで同ジャーナルのカレント版(最新号から過 去5年間までの論文本文データベースに限定)の提供のみでしたが、今回創刊号か らすべての本文にアクセスできることになります。 3.離島在住者の図書の貸出・文献複写サービスについて 離島在住の専門職者の利便性を図るため、図書の貸出等のサービスが 円滑にいくよう、検討しています。 貸出ベスト10 ◆視聴覚資料 ◆図書 -1-

  2. ハワイ研修・学生のレポート 濱本貴久(学部3年) KCC(カウアイ・コミュニティー・カレッジ)の図書館を訪れて 私は昨年の夏休みにハワイ研修に参加しました。主に過ごしたKCCでは、広いキャンパスに2階建ての図書館があり、短い時間ではありましたが、現地の学生がいる中でその雰囲気を味わいました。そこで、まず私が驚いたのは、利用時間の違いです。朝7時から夕方4時と早いのです。今の私たちにとって、夜9時まで利用できることは当然のことのようですが、KCCでは学生は朝早くから図書館やカフェテリアを利用して勉強をしている姿が印象的でした。そこには、学ぶ時間と遊ぶ時間のメリハリをつけて、有意義な時間を過ごすという彼らのスタイルがありました。また、そのような学生生活を送ることが出来る理由のひとつに、図書館のシステムの違いがあると思いました。KCCでは、ハワイ大学の10キャンパス 全ての書籍を検索して、他の島の書籍を郵送で借りることができます。 また、検索で出てきた書籍には、そのフォーマットも記されていて、 electronic formatは電子本になっているのでPC上で読むことができます。 さらに、ハワイ大学の学生という証明(名前やIDなど)を入力すれば、学外 のPC(例えば自宅など)からでも閲覧ができるように整備されています。 このようなハワイ大学システムという整備されたシステムは、ハワイとい う沖縄と同じような離島が点在する環境で、学生がそれぞれのキャンパ スにある有効な情報を検索し、共有することができるようになっており、 電子本の存在で、PC1台あればさまざまな専門書を見ることができると いう素晴らしいシステムだと感じました。                     それから、個人的にすぐにいいなと感じた点があります。それは、小さな学習                                スペースが館内のあちらこちらに点在し、机やイスはその場所によって違うこと                    です。雑誌コーナーにも長いソファがあり、周りが区切られ、リラックスできる空                    間となっていました。そして、学生は静かに、でも思い思いに過ごしていました。                    私たちは図書館で長い時間を過ごします。そして、みんなで利用しています。                    図書館がより快適な空間となるよう、私たち自身も居心地のいい雰囲気作りに                    協力していきたいと思いました。 頑張って下さい 利用者の声から 長濱富貴子(学部3年) 図書館のよさ 図書館で私が気に入っていることは、なによりも図書館のスタッフの皆さんが私達学生に対してあたたかく対応してくれるということである。テストやレポートの提出前は閉館時間のギリギリまで粘って退室が遅れることもしばしばあるが、そんな私に対して嫌な顔をすることもなく、「お疲れ様でした」と声をかけてくれたり、実習中に何度も図書の貸出・返却を繰り返したりするてんやわんやの様子を見て、「大変ですね」「頑張ってください」などの声をかけてもらったりする。ほんの一言であるが、その一言が頑張る力やわかってもらえているのだという安心感につながっている。  図書館への要望としては、貸出冊数を増やしてほしいという思いもあるが、限られた蔵書を多くの学生でシェアするには5冊が限度なのかなと思ったりもする。特に、一学年に共通の課題が出された時には、同じ図書に何人も予約が入っていたりと利用が難しいこともしばしばある。2007年度前期の貸出ベスト10を見ると、ほとんどが母性関係の図書であり、「ゆいノート」や「ALOHA note」のために3年生や2年生がこぞって図書を利用したのだなと感じる。また、貸出の1位と3位には実習記録のための参考図書が入っており、1年の半分を実習に費やす私達3年次が貢献したのだなと感じる。こうやって貸出ベスト10の内容を見てみると、自分達の学習の足跡を振り返るようで面白い。ちなみに2007年度後半はまたまた実習中の3年次が貢献して病態関連図と看護計画に関連する図書が上位に食いこむと予想している。  グループ学習室を新たに増設したり、電気スタンドを自由に利用できるなど、ハード面も充実してきているが、図書館の良さは、なによりも何か困ったことがあったら気軽に職員に声をかけられること、四角四面ではなく臨機応変に対応してもらえることではないかと思う。私にとって図書館は、専門書を利用できる場だけでなく、人と人のつながりの大切さを教えてくれる場所でもある。これからも、人とつながるあたたかさを感じさせる図書館であってほしいと思う。 -2-

  3. 学部生からの声佐々木 望(学部2年)  私が初めて寝る間を惜しんで読書に夢中になったのは高校1年の頃であった。同じクラスの子が毎日読書に熱中している姿を見て、こっそり同じ本を借りて読んだのがきっかけである。タイトルは「ナイトヘッド」だ。今まで考えたことのない未知の世界が広がっていて、この作者はどんな頭でこの世界観を描いているんだろうと衝撃的に感動した。  本を手に取ることは、新しい出会いである。作者の生み出す世界感、考え方、登場する人物。「こういう価値観もあるんだな。」「世の中こんな人生を送ってきた人がいるのか!」「困った時にはこんなふうにすればいいのか。」本の中には、自分の知らなかった答えが存在する。あまりにも知らない事がたくさんありすぎて圧倒されたこともある。いい本に出会えたら、最高の気分になって満足感でいっぱいになる。まるで一皮むけて新しい自分になったような。  今は、課題のために本を探すことが主である。課題に合った本を探そうとするが、私の場合タイトルに目星をつけて何冊も机に重ねる。それから本をパラパラめくり分別をする。同じ項目でも本によって載っている内容に差がある。本は正しいことを書いているようだが、抜けていることが他の本には載っていることがある。それをまとめて課題を仕上げる。たくさんの本をめくることは大変のようだが意外と効率よく課題は仕上げることができる。  頭の中も同じだと思う。自分の考えが正しいと思っていても、もっと違った考えや足りないことがある。そこを融合させて豊かな考えの持ち主になりたい。だから、ジャンルにこだわらずたくさんの本を読みたい。 おすすめの本 山城綾子(英語) 鵞鳥(がちょう)になりたくて首を伸ばしているうちに白鳥になった家鴨(あひる)。米国で娘を産み、完璧な米国英語を身に付けさせて、悲しい思いはさせない、この白鳥を与えれば娘はこの思いをきっと分かってくれる、と希望を胸にその白鳥とともに渡米する中国人女性。しかし米国の移民局で白鳥は取り上げられ、一枚の羽だけが女性のもとに残り、やがて英語とコカコーラに囲まれて育った娘に年老いた女性は完璧な米国英語でこう言える日をずっと待ち続けた。“This feather may look worthless, but it comes from afar and carries with it all my good intensions.”-カリフォルニア州出身の中国系米国人、エイミ・タンの処女作Joy Luck Club(「ジョイ・ラック・クラブ/邦題」)の冒頭はこの作品の行間に滲み出る思いが凝縮されているようである。人生で繰り返される期待、喜び、挫折、落胆を世代や文化、言葉を超えて理解しようとする8人の母娘の物語は、大きな喪失感に包まれているようでいて、ジョイ・ラック・クラブの舞台であるカリフォルニアの燦々と降り注ぐ太陽の似合う強い希望が母娘の生き方には感じられる。1989年に出版され、2007年にはアメリカ文学を代表する「グレート・ギャツビー」や「怒りの葡萄」とともにthe National Endowment for the Arts (NEA)のBig Read Programに選ばれ読み続けられている作品である。エイミ・タンと同世代の日系米国人作家、シンシア・カドハタによるThe Floating World(「七つの月」/邦題)は「ジョイ・ラック・クラブ」と同年に発表され、それまでの日系一世の忍耐、自己犠牲のイメージを払拭し斬新な日系人像を描いた。エイミ・タンとシンシア・カドハタ―二人の作品には、米国社会における中国・日系移民の系譜と世代間の変化がアイデンティティの再認識と構築を通して描かれている。彼女たちの作品を読むとSan Franciscoのチャイナタウンで盛大に旧正月を祝い、Washington D.C.の一角でcherry blossomを愛でる人々の心の奧が少し見えてくるかもしれない。 -3-

  4. 図書貸出 入館者 (冊) (人〉 学生 教職員 学外者 ( )内は学外者数 9月 604 100 484 9月 3,456(379) 10月 1,282 184 554 10月 9,474(503) 11月 1,301 123 518 11月 10,209(519) 12月 817 130 446 12月 7,879(429) 1,030 1月 136 292 1月 7,565(391) ノートPC利用 個室利用 学習室利用 (人) (人)数〉 (回) 9月 384 9月 138 9月 50 10月 1,196 10月 366 10月 148 11月 1,264 11月 410 11月 132 12月 1,147 12月 355 12月 99 1月 719 1月 303 1月 97 洋書の紹介 安谷屋 均(人体構造・機能学)  本学図書館には洋雑誌が約101種類あります。そのうち約6割が看護系に関する雑誌で、残りの4割が医学やその他です。雑誌の内容は質の高いもの、そうでないのがあります。世界五大医学雑誌といわれるものがあり、それは1.The New England Journal of Medicine (マサチューセッツ内科外科学会発行)2.The Lancet (英国外科学会発行)3.Annals of Internal Medicine (米国医師会発行)4.BMJ( British Medical Journal )(米国医師会発行)5.JAMA (Journal of American Medical Association ) (米国医師会発行)などがあります(フリー百科事典「wIikipedia」より)。これらは長い歴史と権威のある雑誌として知られております。また、専門分野ではCirculation Research, Circulation, Chest, Cancer などがあります。本学図書館蔵のCirculation Researchは循環器専門誌で基礎と臨床の両面から研究論文が報告されています。一方、医学も含めて自然科学雑誌で世界的に有名かつ最上級の雑誌といえばアメリカ科学振興協会が発行している学術雑誌である「Science -サイエンス」があります。読書数は約100万人に近くいると言われております。この雑誌はトーマス・エジソンからグラハム・ベルの資金援助により1880年にニューヨークでジョン・マイケルズにより創刊されました。その後1900年にアメリカ科学振興協会により発行されるようになりました。20世紀初期において、遺伝子の研究で有名なトーマス・ハント・モーガン、相対性理論の権威であるアルバート・アインシュタインなどが雑誌の評価を高め現在もその価値は維持されています。これに並ぶ最上級の有名な雑誌に「Nature-ネイチャー」があります。ネイチャーは英国の総合科学学術雑誌で創刊され、ここに記載される論文は大きな評価を受けたことになります。科学研究の大発見に対して評価されるノーベル賞はネイチャーに記載された論文が多いことから世界中の研究者はネイチャーに論文を載せることが夢のようであると言っております。最近、日本人研究者から2つの論文がネイチャーに発表されました。本学図書館にもありますので一度読んで頂きたいと思います。以上今回は世界に注目されている洋雑誌とくに医学・科学雑誌について簡単に紹介しました。 図書館職員の声   2007年のノーベル文学賞を受賞したイギリスの女性作家、ドリス・レッシング氏(Doris Lessing,88歳)は、戦争・天災で世界が破壊され私たちが引き裂かれ傷ついてもストーリーテラー(storyteller)の想像力が私たちを再創造してくれる、その想像力は誰人でも心の中にもっている、それを呼び覚ますのが本や伝承で、それに触れさせることを可能にさせるのが図書館である、と述べています。「利用者の皆さん!想像力を呼び覚ますほどの熱意で図書に親しんでいますか?」と女史は訊いているようにも思われますね。いやいや、私にとっては、「図書館は、利用者に心の中の計り知れない想像力を呼び覚まさせるほどの役割を演じていますか?」と、女史に問いかけられているような気にもなってしまいますね。  図書館はそれ自体生きもののようで進歩してこそ利用の魅力も出てきます。そこで、当館は新着図書の他にデータベースの充実も順次図っていこうと思っています。まず今年3月までに、次の二つの外国語雑誌のバックナンバーを揃えたいと考えています。一つは、サイエンスダイレクトで、これまで最新号から5年分までのバックナンバーしか利用できなかったものを、今後は最新号はもとより創刊号から遡ってすべてのバックナンバーを利用できるようにすること。二つは、オックスフォード・ジャーナルオンラインアーカイブで、人文・医学、科学、社会科学等5分野137タイトルの英文雑誌の1996年以前発行のバックナンバーを創刊号から利用できるようにすることです。                      (幸地 哲) 利 用 統 計 発行:沖縄県立看護大学附属図書館 平成20年3月 TEL 833-8806・8800 FAX 833-5134 e-mail : library@okinawa-nurs.ac.jp -4-

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