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有限アイソスピン化学ポテンシャルでの 荷電パイ BEC-BCS クロスオーバー. 福岡教育大学 松崎昌之. 有限アイソスピン化学ポテンシャル( μ I =μ u -μ d ) --- ( μ B =μ u +μ d =0 のとき)格子 QCD シミュレーション可能 有限 μ B への示唆 パイ中間子凝縮 --- カイラル対称性の破れに伴って軽く(約 140MeV )なったパイ中間子のうち1つがアイソスピン対称性の破れに伴ってゼロ質量に ( Campbell et al., PRD, 1975 など).
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有限アイソスピン化学ポテンシャルでの荷電パイBEC-BCSクロスオーバー有限アイソスピン化学ポテンシャルでの荷電パイBEC-BCSクロスオーバー 福岡教育大学 松崎昌之
有限アイソスピン化学ポテンシャル(μI=μu-μd) --- (μB=μu+μd=0のとき)格子QCDシミュレーション可能 有限μBへの示唆 • パイ中間子凝縮 --- カイラル対称性の破れに伴って軽く(約140MeV)なったパイ中間子のうち1つがアイソスピン対称性の破れに伴ってゼロ質量に (Campbell et al., PRD, 1975 など)
パイ中間子凝縮 高|μI|ではCooper対 (Son and Stephanov, PRL, 2001 など) • 運動量依存相互作用 Cooper対の広がり ・核子-中間子系(核子対相関): Tanigawa and M.M., PTP, 1999; 学会誌, 2000 など ・クォーク-グルーオン系(カラー超伝導): M.M., PRD, 2000; 数理科学, 2001
Present study: 運動量依存クォーク間相互作用として 線形シグマ模型(集団的q-q対である シグマ、パイ中間子交換)を採用 アイソスピン化学ポテンシャルの効果 well studied (He, Jin, and Zhuang, PRD, 2005 など)
線形シグマ模型 with μI (アイソスピン空間での回転系で) 平均場の停留条件
(動径方向のみ)平均場と揺動に分解 揺動の2次で全系(クォーク+中間子)でカレント(角運動量)保存 --- NG モード これらを中間子場について解いて...
クォーク・プロパゲーター の運動方程式 に代入、 一体場(Fock)近似 --- 非局所自己エネルギー
フーリエ変換、アイソスピン分解すると Gor’kov 方程式 運動量kごとにBogoliubov振幅(固有準粒子モードと d, d, u, u [複号下の場合]との オーバーラップ) A, B, iC, iDに対して
中間子系の(k-indep.)パイ凝縮 クォーク系の(k-dep.)ギャップ --- A –D の関数
u d μI
d u
pairing boson k-dep. は
2ピーク: ボソン --- k~0 , クーパー対 --- k~kF |μI|> 0.24 GeV でフェルミ面形成、 それ以下ではq-q束縛状態
Summary • |μI|>mπ (μB=0) でパイ凝縮 • 運動量依存クォーク間相互作用として線形シグマ模型(アイソスピン空間での回転系で) • クォーク・プロパゲーターに対するGor’kov型方程式 • k~0のボソンと k~kFのクーパー対共存
Present カラー超伝導
u d
ペシィック-スミス,「ボーズ・アインシュタイン凝縮」(吉岡書店)ペシィック-スミス,「ボーズ・アインシュタイン凝縮」(吉岡書店)