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プラネ屋の目から見た デジタルプラネタリウムの可能性. 鳫@平塚市博物館 hgan@ba2.so-net.ne.jp. プラネ屋のイメージ. 光学式プラネタリウムは 地球上から見た恒星・太陽・月・5惑星の位置と動きの表現 (宇宙型では太陽系内から見た恒星、設定により太陽系天体) デジタルプラネタリウムは 地球を飛び出して、太陽系・銀河系・宇宙の果てまで行ける デジタル化された情報を取り込み伝える能力を持つ 天文教育から、科学コミュニケーションのツールへ 多様な映像・音響ソースを取り込み、芸術表現する場へ. 具体的に: プラネタリウムとして見ると.
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プラネ屋の目から見たデジタルプラネタリウムの可能性プラネ屋の目から見たデジタルプラネタリウムの可能性 鳫@平塚市博物館 hgan@ba2.so-net.ne.jp
プラネ屋のイメージ • 光学式プラネタリウムは 地球上から見た恒星・太陽・月・5惑星の位置と動きの表現 (宇宙型では太陽系内から見た恒星、設定により太陽系天体) • デジタルプラネタリウムは • 地球を飛び出して、太陽系・銀河系・宇宙の果てまで行ける • デジタル化された情報を取り込み伝える能力を持つ • 天文教育から、科学コミュニケーションのツールへ • 多様な映像・音響ソースを取り込み、芸術表現する場へ
具体的に:プラネタリウムとして見ると • 光学プラネの恒星は 見かけの明るさとある分点の位置情報 • デジタルプラネの恒星は 明るさ、位置、温度(色)、固有運動、距離の情報を可視化できる ・ 光学プラネの太陽系は 地上から見た太陽・月・惑星、一部の小天体(小惑星、彗星)の運動 太陽・月・惑星がデジタル制御できるものは太陽系内での運動を表現できる ・ デジタルプラネの太陽系は 太陽系内の視点移動、惑星軌道の可視化、小惑星、彗星など太陽系小天体の位置と軌道の可視化ができる より深い宇宙では、光学プラネは機能しない。そこで全天映像(デジタルプラネ機能でも可)を使うことにもなる。
デジタルの課題 • バックグラウンドの黒沈み • なめらかな調光(フェード機能)とくに日の入りなどゆっくり暗くなるシーンで • 解像度の差 (光学式の星像は1.5mm、1分角) プロジェクタのダイナミックレンジを広げる ・コントラストはどこまであげられるか(100万対1まで出ているというが・・) ・マルチプロジェクションでのエッジブレンド、プロジェクタの個体差をならす技術は 暗いイメージの表現力を ・デジタルでは調光ではなく、調色である。暗い中では微妙な明るさの変化に敏感になるが、24ビットでどのように対応できるか * SXGA+(1400×1050)5台で2.5K×2.5K 1ピクセルが約8mm 約5分角 * 4K2Kプロジェクタ2台で3.8K×3.8k 1ピクセルが約2mm 約1.3分角となる
表現上の問題点 天体の位置や運動を、どこまで正確に表現できるか表現上の問題点 天体の位置や運動を、どこまで正確に表現できるか 天体位置を表示するのに適当な座標系 • 人工衛星軌道なら地心赤道座標、太陽系内なら日心黄道座標 • 銀河系内は日心?銀河中心? • 銀河の大規模構造の場合は銀河系?宇宙の原点は一応銀河系? • 宇宙論的時空の表現はできるか 単位の設定 • 太陽系内ではKm、天文単位、銀河系内では光年 • 銀河宇宙では光年、パーセク、メガパーセク • たとえば、αケンタウリを日心黄道座標で表すと、(ステナビの場合、単位はAU) Location.Solar = Solar(-103710.805717, -176598.571460, -188294.946607) • 天文単位ではあまりに座標数値が大きくなりすぎる • 光年単位では太陽系では数値が小さくなりすぎる • 1AU=150,000,000km • 1光年=63 239.6717天文単位 =9.4605284 × 1012 km • 月まで38万km=0.00000004光年