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フランス・グラースと 調香師 ~ 「 ネ (nez )」. 李 宰ソン. パフューム ~ ある人殺しの物語. 2007年. 鋭い嗅覚を持って生まれた主人公が、 社会の最下層から這い上がって調香師になり、 この世に一つしかない香水を創り出そうとする物語。. 45 ケ国語に翻訳され 全世界で 1500 万部 以上の売り上げを記録. 原作 : 「香水 ある人殺しの物語」 パトリック・ジュースキント著 1985年. ジャン=バティスト・グルヌイユ. 調香師とは?. パフューマとも呼ばれる。
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フランス・グラースと調香師~「ネ(nez)」 李 宰ソン
パフューム ~ ある人殺しの物語 2007年 鋭い嗅覚を持って生まれた主人公が、 社会の最下層から這い上がって調香師になり、 この世に一つしかない香水を創り出そうとする物語。 45ケ国語に翻訳され 全世界で1500万部 以上の売り上げを記録 原作 : 「香水 ある人殺しの物語」 パトリック・ジュースキント著 1985年 ジャン=バティスト・グルヌイユ
調香師とは? パフューマとも呼ばれる。 香水の調合をする職業で、 何千種類もある香料から、適切なものを選択し、 細かく分量を割り出し、香りを組み合わせる。 膨大な量の香料知識、 香料の組み合わせた時の香りの変化と その分量を熟知するだけの経験、 独創的な香りを生み出すためのイメージ力や 創造力が必要とされる。 *清涼飲料水等の食品に 添加する香料を調合する人は パフューマーではなくフレーヴァリストと言う。
調香師にはなるには? 調香師になるための国家資格はない しかし、世界的に有名な香水を創りだす調香師には フランス出身が多く、少し世襲制的な傾向があるため、 フランス国内の専門学校を卒業しても 調香師として活躍するのは難しいと言われる。 日本においては 化粧品会社が香水開発に投資をしないこと、 香水メーカが少ないこと、 香料会社はフレーバーリング(食品香料)に 注力しているため、 調香師としての就職は困難 フランスの調香師育成学校 L‘Institut Superieur International du Parfum, de la Cosmetique et de l’Aromatique alimentaire (ISIPCA)-ヴェルサイユ Cinquieme Sens-パリ Grasse Institute of Perfumery(GIP)-グラース
Le nez (ル・ネ) 「Le nez」とは、フランス語で「鼻」という意味 フランスでは英語の「パフューマー」と 同じ意味で調香師のことを 「ネ(nez)」と呼ぶ。 世界的な調香師はフランス出身の人が多く 特にフランス・パリで活躍している 有名な「ネ(nez)」の大半が グラース出身である。 ジャック・ポルジュ
グラース(Grasse) フランスの南東部に位置する都市で、 「香りの都」とも言われる。 カンヌから電車で25分 18世紀から香水産業が盛んで、 現在ではフランスの香水・香料の2/3が グラースで作られている。 5月の薔薇祭り、8月のジャスミン祭りが有名
コート・ダジュールの地中海性温暖気候に恵まれ、古くから薔薇やラベンダー、ジャスミンなど、様々な天然香料の産地だった。この恵まれた天然資源を利用し、水やアルコールなどの添加物質を使った優れた抽出技術が発達し、グラースは世界的に香水の一大産地となった。薔薇の天然香料における最高級品種であるRose de Mai をはじめ、ジャスミンやミモザなどの多くの花が年間を通して栽培されている。 グラース市で香水産業が盛んになった理由
グラース市の香水関連の観光名所 香水生成に使用される器具や エッセンス抽出の技術など、 香水の歴史を中心に、 100点以上ものアンティーク香水瓶の コレクションや香水広告ポスター、 マリー・アントワネットの化粧小箱などが 展示されている。 5月のバラ展では、 数万本のバラの展示会場に。 国際香水博物館
グラース市の香水関連の観光名所 フラゴナール社 モリナール社 ガリマール社
グラースと調香師 今日ではアフリカなどからの安価な輸入花に押されて、 グラースで摘まれた香料植物だけを使った香水の生産は困難、 古典的な抽出法も近代テクノロジーに取って変わった。 しかし、今も昔も変わらないのは、グラースが生み出す稀代の調香師たち。 グラースにおける香用植物の栽培はだいぶ小規模なものになったが、 天然香料の優れた抽出技術を誇る企業の多くがこの地に残り、 また調香師を輩出するため市をあげて 調香師の養成教育に注力している。