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赤ちゃんからのメッセージ

赤ちゃんからのメッセージ. ~ 母乳育児は赤ちゃん・親育ちの出発点 ~. 大谷恭一. BFH認定   おめでとう    ございます。. はじめに ・・・. ピカソ原画  ユニセフの認定証です 。⇒. 富山県立 中 央 病 院 様 会場の皆様. 安全なお産のために医療が不可欠. 他の哺乳動物と比べて、ヒトでは、. ヒト ~ 二足歩行 ⇒ 自由に使える両手           ⇒ 大脳新皮質の発達. なぜ?. ● 腰椎前彎    ● 大脳新皮質の巨大化       ⇒ 産道の相対的な狭小化     ヒトは難産が宿命づけられた!.

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Presentation Transcript


  1. 赤ちゃんからのメッセージ ~ 母乳育児は赤ちゃん・親育ちの出発点 ~ 大谷恭一

  2. BFH認定  おめでとう   ございます。BFH認定  おめでとう   ございます。 はじめに ・・・ ピカソ原画  ユニセフの認定証です。⇒ 富山県立中 央 病 院 様会場の皆様

  3. 安全なお産のために医療が不可欠 他の哺乳動物と比べて、ヒトでは、 ヒト ~ 二足歩行 ⇒ 自由に使える両手          ⇒ 大脳新皮質の発達 なぜ? ● 腰椎前彎   ● 大脳新皮質の巨大化      ⇒ 産道の相対的な狭小化     ヒトは難産が宿命づけられた! 種の保存!⇒“生理的早産”~“体外胎児” 日本の母子医療水準は世界で一番優れている    例) 新生児死亡率 幸いなこと!

  4. 出生後から母子がいっしょにいる意義 母子に安全・安心なお産を提供することが基本 ~ 「より健康に」の願い : 人間性の尊重 ~ 医学的に必要のない時は、母子を離さない  ⇒ 「母子同室」を保障すること  ⇒ 「母乳育児」が支援されること            これらは、赤ちゃんの権利 論議以前 ・・・ 哺乳動物としての当為

  5. 出生時における赤ちゃんは?! < 皆さんで体験を共にしてみましょう! > * お腹の中で赤ちゃんは? ~  聴覚 ・ 触覚 ・ 視覚 ⇒ 陣痛が始まり ・・・ “おぎゃァ!” さぁ、誕生です。 * 出生直後の赤ちゃんは? ~  聴覚 ・ 触覚 ・ 視覚 ⇒ 騒音! ・ 冷たく乾燥! ・ 眩しい!       ・・・ 赤ちゃんは大きな変化を体験! ! 出生後の赤ちゃんは、しっかりと目覚めています ! * 赤ちゃんの願いは? ・・・ 「新生児室での管理」? 「お母さんといっしょ」? 赤ちゃんの願い ⇒  「お母さんといっしょ」!

  6. 赤ちゃんは学習能力が高い 1 五 感 「 視 覚 」 大人の顔を見つめて追う(追視)能力は?  : 出生時点で、既に備わっている。  ・生後5日目の赤ちゃんは、   表情をも読み取って反応している。 「 触 覚 」カンガルー ケアの効果: 科学での立証が重要 ~ 母子共に落ち着く事実母乳育児におけるスキンシップの本質: 小学校から帰ったノボル少年の場合

  7. 赤ちゃんは学習能力が高い 2 五 感 「 味 覚 」母乳と人工乳の違い ・ 母乳は一回の哺乳中も刻々と味が変化している。 母乳で味覚が育まれている。 ・ 母親の食べ物によっても、母乳の味は変化する。 「 聴 覚 」 胎児は聞いている。 記憶しているとの実験データもあります。 「 嗅 覚 」 ・自身の母の母乳と人工乳を判別している。

  8. 人が人として育つための原点 * 栄養面、免疫上の利点に留まらず、    母乳育児は人が人として育つための原点 ~ 新生児・乳児に保障すべきこと * 「人」・「人間」として育つ基本             = 母子相互関係の育み ~ 今日、関係性障害が問題になっている。 * 乳児期からテレビ・ビデオの世界 : 一方通行の情報が主体   ~ 子どもは静かに見ているが、要留意 * ADHD/ADD・高機能自閉など      注:児童虐待の結果   ~ 大脳障害に基づくが、現代に目立っている。 環境要因も!

  9. 「母乳育児成功のための10カ条」の本質 ★ ユニセフ ⇒ 人類共通 : 母子の人権に関わる課題 * 途上国 : 赤ちゃん・乳児の命を守る 例) 乳児に人工乳を飲ませず母親に食料を!    安全な母乳を! * 日 本 : 関係性を育む出発点 例) 母乳育児例は、虐待の発生が少ない。

  10. 新生児室での集中管理体制は、わが国にどのような経緯で定着した?新生児室での集中管理体制は、わが国にどのような経緯で定着した? 母乳育児を阻害した「母子異室」管理体制 第二次世界大戦の敗戦 ・ 米軍の進駐に起源! 男文化   当時の米国の世情を反映  女性の社会進出 ~ “ウーマン・リブ”を支えた人工乳

  11. 出産後の母子環境の変化 米 国 日 本 1900年代以降  母子異室 第2次世界大戦前 自宅分娩が大半 直後から母子は共に生活 1940年代  母子同室の検討 戦後 ~ 経済復興期 米軍の勧告により、病院に 新生児室の設置が勧められ 母子異室制が導入された。  現在でも異室制が多い。 1970年代  米国小児科学会の勧告  生後4~24時間以降は           母子同室

  12. 施設内分娩の推移 鳥取県              出生数  施設内分娩 %     施設外 % 昭和35年 1960年  9,57530.360.7昭和40年 1965年  8,56074.026.0昭和45年 1970年  7,998 95.74.3昭和50年 1975年  8,75799.20.8              出生数  施設内分娩 %     施設外 %                  病 院 診療所 助産所 昭和50年 1975年  8,75746.444.68.20.8昭和55年 1970年  8,19639.556.63.60.2昭和60年 1985年  7,50836.063.60.40.1平成 2 年 1990年  6,41236.463.20.20.2平成 7 年 1995年  5,72343.156.80.10.1 1970年までは施設内分娩として一括された統計値が示されている。

  13. “施設内分娩“は「新生児室での一括管理方式」!“施設内分娩“は「新生児室での一括管理方式」! 戦後30年間の高度経済成長期に、“施設外分娩”即ち、“自宅分娩”が大半を占めるに至った。 施設内分娩の推移 鳥取県 出生数  施設内分娩 % 施設外 % 昭和35年 1960年  9,57530.360.7昭和40年 1965年  8,56074.026.0昭和45年 1970年  7,99895.74.3昭和50年 1975年  8,75799.20.8 ⇒ 病院管理優先で、“人間性”が軽視されていた。

  14. 母乳育児をしていたお母さん方の気づき *1950年当時の米国 : 生後3~6か月における     母乳育児率は、5%程度までに落ち込んでいた。 *母乳育児をしていた母親は孤立傾向     ⇒ 仲間が集った ⇒ 母乳育児サークル :起源  ⇒ 母乳栄養児は、感染症が少ない!!  真偽は? ⇒ 真実! : 科学的研究の開始 付) 当時の人工乳で「壊血病」が発生    ~ ビタミンC添加のために果汁を与えた。 ⇒ これが定着 : 意義を論じられることもなく今日でも!            現在の人工乳でも果汁は不要! !母乳育児では果汁は不要  & “離乳準備食”も不要!

  15. 母乳は人生最初のワクチン * 母乳中の免疫物質は多彩 ⇒ “母乳は人生最初のワクチン”との理解    分泌型IgA マクロファージ など      (現代科学で造れない : 人工乳には無い) * 生後30分以内に母乳を飲ませることの意義  30分以内に開始! ⇔ 以前は、         24時間 ・・・ 12時間 ・・・ 早くて6・8時間 ・・・ 1974年の「小児保健研究」に掲載された研究結果  ⇒ 出生後8時間で母乳開始した群は、24時間で開始した群より母乳育児率が高かった。

  16. 母乳栄養の開始時期と栄養法 1972年、児玉ら7)は、母乳栄養の開始時期と退院時の栄養法について、福岡市における調査結果を報告している。 これによれば、生後8~12時間に開始した群が退院時に最も母乳栄養が高率であった(p<0.01)。

  17. 出産施設別退院時栄養法 退院時 1972年に児玉らは、出産施設別の検討をした。 自宅群が最も母乳栄養率が高く、助産所が次いだ。  自宅は,言及されていないが,施設分娩例と同様の日齢での検討であろう。 1か月  児玉らは、生後1か月時点での母乳栄養率も報告している。 退院時の母乳栄養率が生後1か月のそれと相関性が高いことに注目したい。

  18. 日本の乳児栄養法の年次推移  生後1か月と生後3か月の母乳栄養率が高い相関関係にある。母乳育児率を高めるためには、生後早期からの母乳栄養の開始、退院時における母乳栄養の獲得が重要であると分かる。

  19. 厚生省による三つのスローガン 1975年に、厚生省は母乳育児関連で三つのスローガンを発表している。母乳育児を推進する上で、今日においても最低目標とすべきであろう。 ・ 生後1.5ヵ月までは母乳のみ ・ 3ヵ月まではできるだけ母乳 ・ 4ヵ月以降も安易に人工ミルクに切り替えない

  20. 早期授乳の経験と母親の気持ち 経験者は「安心」・「ほのぼの」の回答が有意に多く、一方、「緊張」・「こわい」・「不安」が優位に少なかった。 乳首を初めて含ませたときの気持ちは?

  21. 生後30分以内を目標とした最初の直接授乳の経験生後30分以内を目標とした最初の直接授乳の経験 p<0.05 生後30分以内を目標にした最初の授乳場面(母と子のふれあい場面)について、今、いかにお考えですか?

  22. 母子同室・異室の対比モデル          = 鳥取県立中央病院 =    1990年

  23. 出生後24時間に8回以上の哺乳の効果 * 嘔吐の減少 ⇒ 母乳はすぐには出ない。赤ちゃんは空気を飲み込むと、腸が動 き始める。母子異室では、生後まもなくの“初期嘔吐”が多かった。 * 胎便排泄の促進 ⇒ 母子異室では、胎便排泄の遅い例は、検査対象となった。 * 黄疸の軽減 ⇒ 胎便の排泄促進に関連 * 体重増加の促進   (= プロラクチン分泌の促進)         [ プロラクチン=催乳ホルモン(=母性ホルモン)] * 母乳分泌量の増加 (= プロラクチン分泌の促進) ⇒ 退院時母乳育児率の向上 [ 鳥取県立中央病院では1994年当時、既に90%以上!]

  24. 生直後から母子が共に生活することの意義 胎内は無菌環境です。新生児は生まれたときに無菌状態です。大人には、常在菌が定着しています。 ⇒ 出生後早期から母子が共に生活すると、約3日で、母親の常在菌が赤ちゃんに移行します。 母親は常在菌に対する免疫能を有しています。ゆえに、赤ちゃんは安全なのです。 ⇒ 新生児室管理では、病院・職員に常在する細菌が新生児に移行し易くなります。MRSA等の多剤耐性菌も・・・。 ⇒ 医療施設における新生児MRSA感染症対策の本質 数日目からの母子同室を開始では、効果が低減します。

  25. 母乳分泌の基本は母子相互作用 雰囲気 触覚 母親の安心 視床下部 下垂体 視覚 嗅覚 聴覚 プロラクチン の分泌増加 頻回の乳頭刺激

  26. 母乳分泌の基本は母子相互作用 希薄な乳頭刺激 触覚 雰囲気 母親の緊張 視床下部 下垂体 視覚 嗅覚 聴覚 プロラクチン の分泌不全

  27. プロラクチンの分泌は? 母子異室制 母子同室制

  28. 喫煙と母乳分泌 プロラクチン分泌は、喫煙により、遅滞・低下する。 非喫煙の母では、母乳分泌は、生後4週まで漸増する 喫煙の母体では、2週以降漸減する。

  29. 出産直後からの授乳・母子同室制導入後における医療対応の変化 1 導入前 導入後     母子異室 ・新生児室に収容・管理 ・いわゆる初期嘔吐⇒ 新生児入院     ~ 検査・点滴 ・一定時間毎の    哺乳瓶での授乳     母子同室 ・出生直後からの哺乳・頻回哺乳 ⇒ 消化管運動の促進  (初期嘔吐の激減) ・小腸粘膜上皮細胞の   増殖促進 母子同室制は、医療の質を高めるが、収益性は低下!

  30. 出産直後からの授乳・母子同室制導入後における医療対応の変化 2 例) 出生直後  ・呼吸障害 ・チアノーゼ ・成熟児 導入前 導入後 ・呼吸障害の原因? ・保育器、酸素・採血、点滴    NICU入院   ⇒ 母子異室 ・呼吸障害の原因? !新生児一過性多呼吸 → 早期授乳→ チアノーゼ消失    ⇒ 母子同室 母子同室制は、医療の質を高めるが、収益性は低下!

  31. 出産直後からの授乳・母子同室制導入後のNICU入院例の変化出産直後からの授乳・母子同室制導入後のNICU入院例の変化 Wet lung 症候群(軽症・一過性)入院の減少 “初期嘔吐”入院例の消失 軽症新生児仮死入院例の減少 低出生体重児入院例の減少     ~ 在胎37週以上、出生体重2.2kg以上 同上入院期間の短縮 母子同室制は、医療の質を高めるが、収益性は低下!

  32. 周産期医療の人間化 小林 登 先生(東京大学小児科教授:当時) 周産期医学.18:5-6.1988.  科学技術が発展するときには、必ずといってよいほど人間のとらえなおしが行われ、心を大切にする思想が燃え広がった。科学技術の創造力と人間性豊かな心は、相対的また相補的に作用するものなのだろう。  今われわれは、人間をとらえなおし、社会のあらゆる局面で人間化 humanization すべきときにある。  人間化とは、人間らしくする、人間の心を大切にする、生き甲斐をもたせるなどの意味である。衣・食・住ばかりでなく、教育・療育・経済など、人間生活にかかわる社会の局面すべてを、現在は人間化すべきときなのである。

  33. これまでの育児は楽しかったですか? 完全母乳栄養の期間が「長期間」・「一時的、なし」での比較 *p<0.05 * * 鳥取県立中央病院

  34. 今、子育ては楽しいですか? 完全母乳栄養の期間が「長期間」・「一時的、なし」での比較 *p<0.05 * * 鳥取県立中央病院

  35. 母乳育児の継続を支援するために 体重増加が少ないので母乳不足? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ No! 寝かせたら泣くので母乳不足? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ No! いつまでも吸い続けるから母乳不足? ・・・・・・・・・・・・・・・ No! おっぱいの張りが弱いから母乳不足? ・・・・・・・・・・・・・・・ No! 祖父母が人工乳を足す勧めを是とする? ・・・・・・・・・・・・・・ No! 湯冷ましや果汁を飲ませる必要性は? ・・・・・・・・・・・・・・ No! 離乳食準備食・離乳食はベビーフードを購入すると良い?  No! 虫歯を増やし、歯並びが悪くなるので、母乳は止める? ・・ No! 甘やかすことになるので母乳は止める? ・・・・・・・・・・・・・ No!

  36. 母乳育児の継続を支援するために  1 体重増加が少ないので母乳不足? ⇒ 体重増加量は人工乳で作られた!  母乳栄養児の体重増加は個人差が大きい! 寝かせたら泣くので母乳不足? ⇒ 赤ちゃんは、抱かれているぬくもりが好き!  寝かせられた際の、環境の違いを察知して泣くことは多い! いつまでも吸い続けるから母乳不足? ⇒ 赤ちゃんは、乳頭を吸っているときは至福のとき!  ウトウトしているときに乳頭を加えていることは多い!

  37. 母乳育児の継続を支援するために  2 おっぱいの張りが弱いから母乳不足? ⇒ 1回の哺乳量の3分の2程度は授乳中に作られる!  母乳不足と決めつけないで! 授乳回数を増やしましょう! 祖父母が人工乳を足す勧めを是とする? ⇒ 哺乳瓶で赤ちゃんに飲ませることが出来ることも要因!  祖父母の気持ちに配慮しての際は、搾乳分の試みもネ!  湯冷ましや果汁を飲ませる必要性は? ⇒ ビタミンCを補充する観点からは、無用・不要!  果汁は一世代前の人工乳の不備を補うものだった!

  38. 母乳育児の継続を支援するために  3 離乳食準備食・離乳食はベビーフードを購入すると良い? ⇒ 食卓で調理された食事の活用で十分です!  お母さんが安心して食べれている食事が簡便で嬉しい! 虫歯を増やし、歯並びが悪くなるので、母乳は止める? ⇒ 根拠がありません! 甘やかすことになるので母乳は止める? ⇒ 基本的信頼関係構築のために母乳育児は必須!  子どもは自立すれば、自ずと“卒乳”します!~ ×大人の都合での“断乳”  ○自発的な“卒乳”が願い!  不安・緊張関係から甘えの態度をとることが多いのです。

  39. 願いを込めて ★ 赤ちゃんの育ち  : 母性の育ち : 母子 ・ 親子としての 関係性の育ち   ~ これらの出発点としての母乳育児です。 ★ 母乳育児を確実にするためには、ユニセフの    「母乳育児成功のための10カ条」の普及  * 医療者の認識   * 社会各層の理解が必要  * 育児支援の施策(就業と母乳育児支援)

  40. 育ちモデル (ご提案) ・尊敬・信頼・協力 海 ~ 9.Sept.’04 改 ・チック・車の運転・学校のテスト 教 見えやすい能力↑海面上 ↓海面下見えにくい能力 表現 知識評価し易い能力 理 解 自主性 体 験 ・ 意 欲 思いやり共感性 目と目 ・ 安 心 ・ きずな 育 子ども・親の育ち夫婦・家族やクラス・地域の育ち 育ちモデル = 氷山大半は海面下:見えにくい 人間の能力も同様

  41. 崩壊したモデル 安定したモデル 知識志向型教育 経済的・物質的重視 心の豊かさゆとり   表現 表現 理 解 理 解 体 験 ・ 意 欲 体 験 ・ 意 欲 目と目・安心 きずな 目と目・安心 きずな 弊害的早教育燃え尽き現象 心身症 ~ 拒食症、他家庭内暴力 ・ いじめ おくて  脳性まひ  いじめられ側追い着いていく言葉の遅れ

  42. 幸せとは何か? ◎ 母子同室、母乳育児は、 願わしい関係性の出発点 ! 今日、関係性の拙さが、  幸せ感を損なっている。 関係性 ◎ 智頭町に異動して  体感したこと  ◎ 富山県 水 ・空気・安全 最低限の 衣 ・ 食 ・ 住 × 贅沢、モノの過剰物質的充足では、幸せは得られない。

  43. 健康であることは幸せの重要な要素 ⇒ WHOの健康の定義は? 身体的健康 ~ 体の健康 精神的健康 ~ 心の健康 社会的健康 ~ 衣食住・人の関係性

  44. あなたは今? A↓ B↓ C↓ D↓ E↓ 身体的健康~体の健康 精神的健康~心の健康 社会的健康~環境要因 A : 理想 子どもの頃 障害の軽減 健康な加齢 B : 身体障害のある方 高齢者 目標とする福祉社会

  45. 障害に学ぶ・命を学ぶ 先天異常     : 原因が出生前にあり、何らかの医療・       福祉対応や支援教育が必要な異常 先天異常の頻度は?  ⇒ 約5% 20人に1人 あらゆる障害はその方が望まなかった。しかし、私たちの社会には、一定頻度で、障害のある方が生まれられて、社会の一員となっておられる。 たまたま私に障害がなく、あの方に障害があった。

  46. 先天奇形を持つ子どもの誕生に対する親の正常な反応の過程先天奇形を持つ子どもの誕生に対する親の正常な反応の過程 ← 反応の強さ 受容・適応・再起 悲しみ・怒り ショック 否認 時間・年月の経過 → Drotarらの仮説モデル

  47. 低出生体重・仮死出生等、母子分離を必要とし、後遺症の懸念のある新生児の母親の場合低出生体重・仮死出生等、母子分離を必要とし、後遺症の懸念のある新生児の母親の場合 ← 反応の強さ 受容・適応・再起 悲しみ・怒り ショック 否認 時間・年月の経過 → Drotarらの仮説モデル

  48. 想定される反応過程 悲しみ・怒り ショック 否認 受容・適応・再起 B Drotarらのモデル A 望ましい支援 C

  49. 母子同室・母乳育児支援の背景に、望んでも達成できない母子がある母子同室・母乳育児支援の背景に、望んでも達成できない母子がある すべての赤ちゃんとお母さんを丁寧に支援すること = 人間性を大切にした支援をと願います。 A 望ましい支援 受容・適応・再起

  50. 障害(多様な問題)を見る視点 健常部分 障害部分 障害部分は見えない 障害部分が大きく見える 強い立場の人や専門職も陥りやすい視点

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