150 likes | 411 Views
A-3. 超小形針形状磁気プローブを用いた 磁界の微小な空間分布計測. 奥谷 俊彦 磁気応用研究グループ 電気電子システム工学科. 目次. 1.研究背景・目的. 2.超小形針形状磁気プローブ. 3.磁束密度分布計測システム. 4.磁束密度分布測定. 5.まとめ・今後の課題. 磁気センサには様々な種類がある. SQUID GMR 素子 ホール素子. 感度 ◎ ○ △. 分解能 △ ○ ◎. 研究背景. 電流検出・・・配線を切断 →配線の破損. 電子機器の普及 →プリント基板の検査など
E N D
A-3 超小形針形状磁気プローブを用いた磁界の微小な空間分布計測 奥谷 俊彦 磁気応用研究グループ 電気電子システム工学科
目次 1.研究背景・目的 2.超小形針形状磁気プローブ 3.磁束密度分布計測システム 4.磁束密度分布測定 5.まとめ・今後の課題
磁気センサには様々な種類がある SQUID GMR素子 ホール素子 感度 ◎ ○ △ 分解能 △ ○ ◎ 研究背景 電流検出・・・配線を切断 →配線の破損 電子機器の普及 →プリント基板の検査など 配線からの信号検出が重要 非接触による検出に 磁気センサを応用 感度・空間分解能共に性能のよい 磁気センサが必要
y x z 超小形針形状磁気プローブ 一定方向の磁束密度を 高感度に検出可能 針形状 セラミック 小形針形状 磁気プローブ GMR(巨大磁気抵抗効果)センサ 磁界の変化によって電気抵抗率が変化する現象 →小型化が可能 センシング方向 B 計測範囲 針にGMRセンサを配線 →センシング方向の指定が容易 I 導線 GMRセンサ 75 × 40 mm 感度 (1.8mV/mT) →数mAの電流を検出可能 空間分解能(検出部75×40mm) →針形状のためセンサ移動が容易 図1GMRセンサ概略
研究目的 電気製品にはプリント基板が多く使われている →プリント基板からの信号検出の必要性 配線を破損させずに信号検出 非接触 超小型針形状磁気プローブを用いた プリント基板配線に流れる信号検出 電流など 超小型針形状磁気プローブを用いた 磁束密度の空間分布の計測
磁束密度分布計測システム 超小型針形状 磁気プローブ セラミック針 (GMRセンサ) マイクロ メーター GMRセンサを 水平に固定 マイクロメーターに接続された移動台に測定対象を固定 →測定対象の 精密な移動 微小な空間分布測定 測定対象 ・ミアンダ状配線 ・3重直線配線 図2 計測システム(マイクロメーター付)
y x z I I I I I I プリント基板配線モデル ミアンダ状配線 3重直線配線 配線(導線) 図3 プリント基板の単純モデル
y x z I I I 計測方法 ミアンダ状配線・3重直線配線に 1000Hz 1V 方形波電圧を印加 →可変抵抗100kWにより 10mAの電流を印加 配線まわりに磁界が発生 センサと配線との距離r = 20 mm x,z方向にセンサを動かし 磁束密度分布を測定する 配線(導線) 図4 磁束密度分布計測法
y x z x方向の磁束密度空間分布測定 磁束密度分布(計算値) r = 15 mm センサ出力(計算値) r = 20 mm r = 20 mm r = 35 mm 測定点 測定点 磁束密度分布(計算値) センサ出力(計算値) 3重直線電流 ミアンダ状電流 図5 磁束密度の空間分布測定(x方向) センサ移動位置
r = 5 mm r = 5 mm r = 20 mm r = 20 mm y x r = 60 mm r = 60 mm z z方向の磁束密度空間分布測定 測定点 測定点 センサ 出力 (計算値) センサ出力(計算値) 3重直線電流 ミアンダ状電流 図6 磁束密度の空間分布測定(z方向) センサ移動位置
まとめ 今後の課題 まとめ ・40mT程度の磁束密度を検出可能 しかし位置設定誤差が 大きい ・電流の方向が同じ場合、センサとの距離が配線上-配線間の 差に非常に大きく影響する 今後の課題 ・測定位置設定による誤差 →測定前に測定範囲の四方を測定し,x,y,z軸のずれを補正 ・複雑なプリント基板モデルでの測定
巨大磁気抵抗効果 外部磁界B 強磁性体 電子 非強磁性体 強磁性体
入力周波数による検出信号の変化 測定点 測定点 センサ出力値 センサ出力値 3重直線電流 ミアンダ状電流 図7 検出信号の周波数依存性