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ねずみ・衛生害虫の管理. ねずみ・衛生害虫概論と自主管理の方法. 食品衛生法. 第3条 販売(不特定又は多数の者に対する販売以外の授与を含む。以下同じ。)の用に供する食品又は添加物の採取、製造、加工、使用、調理、貯蔵、運搬、陳列及び授受は、清潔で衛生的に行われなければならない。. 食品衛生法. 第19条の18 2 都道府県は、(中略)施設の内外の清潔保持、ねずみ、こん虫等の駆除その他公衆衛生上講ずべき措置に関し、条例で、必要な基準を定めることができる。. 新潟県食品衛生条例. (営業の衛生基準)
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ねずみ・衛生害虫の管理 ねずみ・衛生害虫概論と自主管理の方法
食品衛生法 • 第3条 販売(不特定又は多数の者に対する販売以外の授与を含む。以下同じ。)の用に供する食品又は添加物の採取、製造、加工、使用、調理、貯蔵、運搬、陳列及び授受は、清潔で衛生的に行われなければならない。
食品衛生法 • 第19条の18 2 都道府県は、(中略)施設の内外の清潔保持、ねずみ、こん虫等の駆除その他公衆衛生上講ずべき措置に関し、条例で、必要な基準を定めることができる。
新潟県食品衛生条例 (営業の衛生基準) • 第5条 知事は、(中略)施設等について業種別に公衆衛生の見地から衛生基準を定めるものとする。
衛生基準 • 施設のねずみ,昆虫等の駆除は, 効果的な方法で定期的に行い, その記録を1年間保存すること。
「効果的な方法」 「効果的な方法」とは, 施設の構造及び業態に応じ, • 環境的駆除, • 機械的駆除, • 薬剤による駆除等 を併用することをいい,薬剤による場合は,薬等が食品等に影響しないように留意しなければならない。
「記録」 「記録」とは, • 自ら行った場合, その実施状況を管理記録簿に記載し, • 専門業者に委託した場合は, その実施報告書を徴し, • 1年間保存することをいう。
大量調理施設衛生管理マニュアル 厚生労働省 食品衛生調査会食中毒部会 (施設設備の管理) • 施設における、ねずみ、こん虫等の発生状況を1月に1回以上巡回点検するとともに、ねずみこん虫の駆除を半年に1回以上 (発生を確認した時にはその都度)実施し、その実施記録を1年間保管すること
大量調理施設衛生管理マニュアル (施設設備の構造) • 施設の出入口及び窓は極力閉めておくとともに、外部に開放される部分には、網戸、エアカーテン、自動ドア等を設置し、ねずみやこん虫の侵入を防止すること。
学校給食法 (国及び地方公共団体の任務) • 第5条 国及び地方公共団体は、学校給食の普及と健全な発達を図るように努めなければならない。 (政令への委任) • 第10条 この法律に規定するもののほか、この法律の実施のため必要な手続その他の事項は、政令で定める。
学校給食衛生管理の基準 • ねずみ及びはえ,ごきぶり等衛生害虫の侵入・発生を防止するため,侵入防止措置を講じるとともに,補修,整理・整頓,清掃,清拭,消毒等衛生保持に努めること。 • ねずみ及びはえ,ごきぶり等衛生害虫の発生状況を1ヶ月に1回以上巡回点検するとともに,ねずみ及びはえ,ごきぶり等衛生害虫の駆除を半年に1回以上(発生を確認したときにはその都度)実施し,その実施記録を1年間保管すること。なお,学校給食従事者の専用便所については,特に注意すること。
鼠・害虫自主管理の必須条件 • 対象害虫 • 駆除方法 • 点検方法 • 実施回数・頻度 • 記録保存
対象害虫 • ねずみ • ゴキブリ • ハエ • その他 施設内に侵入する害虫
大きさは、頭胴長(頭から尾の付け根の長さ)が、成獣で22~26cm、尾長は体長よりもやや短い(体長の0.7~0.9倍)。体重は、最大のもので500gを超す。(成獣で、200g~500g程度) • 耳が小さく肉厚で、倒しても目まで届かないことと尾の長さが体長よりも短いことである。毛色は、基本的に背面が褐色、腹面が白色であるが、全身黒色等に変化したものも多い。 • 雑食性だが基本的に魚・肉等の動物食を好む。 • 基本的に床や床下を移動して、よほどのことがない限り高い所へは昇らない。 • 妊娠期間21日、産子数は6頭~9頭で生まれた子供は約2~3ヶ月で成獣(繁殖可能)となる。 寿命は理想的環境で約3年、平均では、1~2年間。
大きさは、頭胴長が、成獣で15~23cm、尾長は体長よりも長く、頭胴長の約1.1倍程で、体重は、大体100g~200gである。形態的な特徴は、耳が大きく、折りかえすと目を覆うほどで、尾の長さは体長よりも長い。毛色は背面が褐色で腹面は、黄褐色か白色のものが多い。 • 垂直行動が得意。天井裏やビル等に適応。 • 建物内の壁の内部や天井裏などの物陰に営巣。 • 雑食性だが、基本的に種子・穀物類の植物食を好む。 殺鼠剤に対する警戒心は強く、薬剤抵抗性のものもいる。 • 妊娠期間21日、産子数は4頭~6頭で生まれた子供は約3~4ヶ月で成獣(繁殖可能)となる。寿命は理想的環境で約3年、平均では、1~2年間。
頭胴長が、成獣で6~9cm、体重は成獣で約10~20g。クマネズミやドブネズミの幼獣と間違われるが、大型のネズミの幼獣は、頭と手足が体と不つりあいに大きいため区別できる。 • 秋から冬にかけて建物に侵入する。田園地域にある倉庫や食品工場など比較的自然環境に接している建物に多い。人家やビルなどに通年生息するところもある。 巣は、建物内の積み荷や屋外の積み藁・土中などに作る。 • 雑食性だが基本的に種子・穀物類の植物食を好む。 • 妊娠期間21日、産子数は4頭~7頭で生まれた子供は約2~3ヶ月で成獣(繁殖可能)となる。寿命は約1.5年間。
日本在来種で、本州に分布し、野外にも生息しています。また、最近では中国でも分布が確認されています。最近は次種のクロゴキブリの勢力に押されて屋内で見かけることは比較的少なくなりました。日本在来種で、本州に分布し、野外にも生息しています。また、最近では中国でも分布が確認されています。最近は次種のクロゴキブリの勢力に押されて屋内で見かけることは比較的少なくなりました。 • 江戸時代の初めまでは日本の屋内で見られる唯一の種類でした。クロゴキブリに似ていますが、成虫の体長が20~30mmとやや小型で、光沢がないことおよび雌の成虫は翅が短く、腹部の後半がむき出しになっている点で見分けられます。 • 1世代に2年かかり、幼虫で休眠して越冬します。幼虫は9回内外の脱皮を繰り返し成虫のなります。成虫の寿命は2~3か月で、その間に20個位の卵の詰まった卵鞘を20個以上も生みます。
成虫の体長は30~38mmに達する大型種で、アメリカ南部、中国などに分布し、日本へは中国南部から移住した種と考えられています。一般住宅に多く、黒光りした大型種で主婦に嫌われるゴキブリの代表的な種類です。 成虫の体長は30~38mmに達する大型種で、アメリカ南部、中国などに分布し、日本へは中国南部から移住した種と考えられています。一般住宅に多く、黒光りした大型種で主婦に嫌われるゴキブリの代表的な種類です。 • 生活史はヤマトゴキブリに似ていますが、休眠はせず、冬はいろいろなステージで物陰に潜んで越冬します。寒さに比較的強く、最近では南は奄美大島から北は北海道の人家にまで住み着いています。1世代に2~3年間かかり、成虫は夏に羽化し初冬のころまで生存します。
屋内性のゴキブリではもっとも大型種で、成虫の体長は40~48mmに達します。体は全体が淡褐色で胸部の周辺に黄褐色のリング状の斑紋があるのでこの名があります。世界の熱帯~亜熱帯に広く分布していますが、寒さに弱く、20℃以下では活動できません。屋内性のゴキブリではもっとも大型種で、成虫の体長は40~48mmに達します。体は全体が淡褐色で胸部の周辺に黄褐色のリング状の斑紋があるのでこの名があります。世界の熱帯~亜熱帯に広く分布していますが、寒さに弱く、20℃以下では活動できません。 • 日本では九州南部から南西諸島や沖縄に分布していましたが、近年は家庭暖房の発達で全国的に屋内で見られるようになり、少ないながらも北海道でも記録されています。1世代に約1年間かかり、成虫の寿命は長いものでは3年以上に及びます。
アフリカ原産と考えられている大型種で、成虫の体長は30~38mmに達します。世界の熱帯~亜熱帯に広く分布します。全体が茶褐色で、胸部に不明瞭な黄褐色(とび色)の斑紋があるのでこの名があります。アフリカ原産と考えられている大型種で、成虫の体長は30~38mmに達します。世界の熱帯~亜熱帯に広く分布します。全体が茶褐色で、胸部に不明瞭な黄褐色(とび色)の斑紋があるのでこの名があります。 • 寒さに弱い種類ですが、日本では北海道から九州までの屋内で見られます。1世代に約1年間かかると推定され、成虫の寿命は8か月から1年近くに及びます。
虫の体長10~15mmの屋内性ではもっとも小型の種類です。世界中の屋内に分布する代表的なゴキブリで、アフリカ原産と考えられていますが、野生種が発見されず定かではありません。寒さに弱く、とくに暖房設備のいい、ビル、飲食店、病院、船舶、航空機、列車などに多く、新幹線や航空機の中で見られるゴキブリはたいてい本種です。虫の体長10~15mmの屋内性ではもっとも小型の種類です。世界中の屋内に分布する代表的なゴキブリで、アフリカ原産と考えられていますが、野生種が発見されず定かではありません。寒さに弱く、とくに暖房設備のいい、ビル、飲食店、病院、船舶、航空機、列車などに多く、新幹線や航空機の中で見られるゴキブリはたいてい本種です。 • 全体は黄褐色、胸部に1対の黒い斑紋があります。卵鞘は薄く中には40~50個くらいの卵が入っています。生育期間は夏ならば2~3か月で、幼虫は5~6回脱皮して成虫になり、成虫の寿命は3~5か月に及びます。
寒さに弱く、20℃以下では活動できませんが、暖かい場所では1年中、卵・幼虫・成虫が見られます。卵の期間は20日位ですが、卵鞘が薄いため、雌は孵化するまで卵鞘を自分の尾端に保持します。寒さに弱く、20℃以下では活動できませんが、暖かい場所では1年中、卵・幼虫・成虫が見られます。卵の期間は20日位ですが、卵鞘が薄いため、雌は孵化するまで卵鞘を自分の尾端に保持します。 小型ですが、屋内性のゴキブリとして最重要種です。本種は翅がありますが飛ぶことができず、行動範囲も狭いのですが、増殖効率の良さと、小型の電気器具の中にも好んで潜み、それを媒体として広がり、世界的にもっとも数の多い種類となっています。
本種は1960年ころ、京都市内の民家で発見されて新種として発表された屋内性ゴキブリの新顔で、成虫の体長14.5~18mm、ヤマトゴキブリをさらに小型にしたような形態をしています。本種は1960年ころ、京都市内の民家で発見されて新種として発表された屋内性ゴキブリの新顔で、成虫の体長14.5~18mm、ヤマトゴキブリをさらに小型にしたような形態をしています。 その後本種は、北は新潟県から南は福岡県などいくつかの地域や隣の韓国にも分布していることがわかりました。また、民家や食品マーケットで見つかっているほか、野外でも棲息が確認されています。
おそらく日本在来の種類と考えられ、ごく近年になってから野外から屋内への道を歩き始めた珍しいケースと思われます。今のところ数が少なく重要種ではありませんが、ヤマトゴキブリに続く第二の国産の屋内種として、屋内への適応のありさまをリアルタイムでわれわれに見せてくれるかも知れないという意味では興味ある種類です。 おそらく日本在来の種類と考えられ、ごく近年になってから野外から屋内への道を歩き始めた珍しいケースと思われます。今のところ数が少なく重要種ではありませんが、ヤマトゴキブリに続く第二の国産の屋内種として、屋内への適応のありさまをリアルタイムでわれわれに見せてくれるかも知れないという意味では興味ある種類です。 • 生育期間は好条件下で300日内外、成虫の寿命は約3か月で、1年1世代を経過すると考えられています。他種よりもさらに湿った場所を好み、低湿度の条件では成虫になるまでに2年かかったという記録もあります。
成虫の体長は約2mm~3mm。 • 発酵物からよく発生し,熟した果実,味噌,しょう油などから発生したり,混入したりして問題になることがある。 • ショウジョウバエは『猩々蝿』の意で,アルコール発酵したものによく集まる習性にちなんで名付けられた.猩々は中国の伝説上の動物で,たいへん酒を好むとされる。
成虫の体長2mm内外。 • 跳ねるような飛び方に特徴があるのでこの名がある。 • 腐敗したものから発生する。厨芥,汚水溝,排水管内などが発生源となる。
成虫の体長5~8mm。 • 暗褐色。 • 幼虫(ウジ)は成熟すると10mm程度。 • 厨芥,畜舎などで発生する。 • ゴミの埋立地で大発生。
体長約5mm。 • 幼虫は,ほかのハエ類の幼虫とはかなり異なった形態で,扁平で褐色,各体節に刺を備えた6個の突起がある。 • 成虫は早春から晩秋まで出現するが,6~9月頃に多い。室内や風のあたらない空間で集団で輪を描きながら輪舞する。 • 厨芥や,動物の糞,死体などが発生源となる。鉢植植物の肥料などで発生することもある.
体長7~10mm。 • 金緑色や青藍色の金属光沢のあるものが多い。 • 動物死体・人畜糞や厨芥から発生する。
チョウバエとは『蝶のような蝿』という意味。チョウバエとは『蝶のような蝿』という意味。 • オオチョウバエ成虫の体長4~5mm。 • ホシチョウバエ成虫の体長1.5~2mm。 • 汚水.排水溝,浄化槽,汚水だまりなどから発生する。
ねずみの生息状況調査法 • (無)毒餌喫食調査(定点調査) • 粘着板による捕獲調査(定点調査) • 施設環境の目視(ラットサイン・糞)
ゴキブリの生息状況調査法 • スティッキートラップによる捕獲(定点調査) • 物陰、調理台の下などを目視調査 • エアゾール剤による追い出し調査
ハエの生息状況調査法 • ハエトリリボン • ライトトラップ • スティッキートラップ • 粘着ボード
ねずみの主な駆除法 • 殺鼠剤(毒餌)の配置 • 粘着ボードによる捕獲 • かごによる捕獲 • 環境調査により侵入経路の封鎖
ゴキブリの主な駆除法 • 殺虫剤(液剤)残留散布 • 燻煙剤(バルサン)による空間処理 • 食毒剤(コンバット)の配置 • エアゾール(キンチョール)の隙間噴射 • 水分・餌の排除→清掃