1 / 14

日本での電子書籍の普及

日本での電子書籍の普及. 2013-01-29 よーへー( 佐藤洋平 ). 目 次. はじめに 概要 1章 電子書籍について 2章 電子書籍のメリットとディメリット 3章 国会図書館の取組み 4章 電子書籍の将来性 参考資料. はじめに. 近年、印刷書籍に代わるコンテンツとして電子書籍がアメリカを中心に普及し始めているが、電子書籍が普及することは果たして良いか悪いかを示す。 電子書籍は便利で経済的であり、普及することは良いことである。

Download Presentation

日本での電子書籍の普及

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 日本での電子書籍の普及 2013-01-29 よーへー(佐藤洋平)

  2. 目 次 • はじめに • 概要 • 1章 電子書籍について • 2章 電子書籍のメリットとディメリット • 3章 国会図書館の取組み • 4章 電子書籍の将来性 • 参考資料

  3. はじめに • 近年、印刷書籍に代わるコンテンツとして電子書籍がアメリカを中心に普及し始めているが、電子書籍が普及することは果たして良いか悪いかを示す。 • 電子書籍は便利で経済的であり、普及することは良いことである。 • 一見便利で経済的な電子書籍だが、何故一般に普及しないのか。普及しないのは何か大きな問題や欠点があるからではないか。日本の電子書籍業界の事情を調査し、普及に至らない原因とそれを踏まえた上での普及に対する可否について考察する。

  4. 概 要 • 1章では、電子書籍について詳しく説明する。 • 2章では電子書籍のメリットとディメリットを分析する • 3章では国会図書館が行っている、電子書籍の保存と利用の取り組みについて説明する。 • 4章では、電子書籍の将来性を考察する。

  5. 1章 電子書籍について • 電子書籍とは、紙にインクで印刷する印刷書籍に代わって、パソコンやスマートフォンなどディジタル機器のディスプレイを使い情報を発信する次世代コンテンツである。 • 既存の印刷物をそのままデジタルデータに変換したものから、ディジタル機器の特性に合わせて映像や音が流れたり、文字サイズを変更できるようにしたもの、内容が自動的に更新されるものなどである。

  6. 2章 電子書籍のメリット  • 印刷物から電子データに代わることにより、印刷物という物体が必要なくなる。印刷出版する必要がなくなれば、紙やインクといった資源を使うこともなくなり、非常に経済的である。 • 電子書籍は蔵書スペースをほとんどとらない点で便利である。最近の電子書籍リーダーなら1台の中に何千冊もの書籍を保存することが可能。 • 実際の印刷書籍と違い、インターネットを経由して、いつでもどこでも手軽にコンテンツを入手することができる。 • 文字のサイズなどを自在に調節することができる点。 • 保存性。印刷物は経年によって劣化し保存状態も悪くなる。また、古い出版物ほど絶版の問題から入手が困難になる。電子書籍なら出版物がデータなので劣化することもなく、半永久的に保存しておくことが可能なので、過去の書籍が入手しづらくなることもなくなるだろう。

  7. 2章 ディメリット  • 印刷物という物体が必要なくなることは、印刷業界からすると死活問題である。 • 保存性も、欠点になりうる。電子書籍はコンピュータ上にデータとして保存されるが、もし記録されている機械に故障が起こるなど、データを消失してしまえば、二度とその書籍が手に入らなくなる可能性がある。

  8. 3章 国会図書館(NDL)の取組み • NDLは、他機関と協力して、収集保存している資料と情報を、意味的に関連付け、一元化的に検索できるように考えている。そして、情報を文化的な資産として、将来にわたって利用できるようにすることを目指している。 •  様々な資料・情報を文化的資産として保存し、利活用を促進するためには、収集・組織化・保存・提供のシステム構築と運用、業務実施のあらゆる局面で、関係機関との連携協力が不可欠であると考えている。

  9. 3章 収集の取組み • 2009年に国立国会図書館法と著作権法が改正され、国や自治体が発信するインターネット資料については、著作権者の許諾なく収集することが可能となった。 • さらに、2012年の改正により、オフライン資料の収集も著作権者の許可なく行うことが可能となった。これにより、無償提供されている電子書籍やWebサイトは、ネットワーク上から消えても将来にわたっての利用が可能となる。

  10. 3章 保存の取組み • NDLが収集保存している印刷出版物は、原本保存のために、2009年に大規模なディジタル化を実施した。このディジタル化により、NDL所蔵資料の1/4はディジタル化に成功した。しかし、残りの所蔵資料のディジタル化が急務だが、国の予算が厳しいなかで、今後も継続的に大量のディジタル化を行う目途は立っていない。

  11. 3章 組織化の取組み • 組織化とは、利用者が迅速かつ的確で容易に検索できるよう、メタデータ(関連項目)を付与して整理することである。 • 図書・雑誌の出版者、博物館、文書館、図書館など著作物を提供するすべての機関が、語彙の違いを吸収できる共通のメタデータ記述規則を適用し、意味的に関連付けられることが重要である。関係機関で協力して、メタデータの相互互換の仕組みを構築する必要がある。

  12. 4章 日本での電子書籍の将来性  • 経済産業省は、2012年度の事業の一つとして、「コンテンツ緊急電子化事業」がある。これは、東日本大震災の復興支援の一環として、被災地域の雇用促進や、電子書籍制作拠点の創出、それによる電子書籍市場の拡大を目的とした事業である。 • 被災地域で書籍の電子化作業を行った場合、その制作費用の半額を国が補助する、補助金額の予算は約10億円、つまり、電子書籍化事業総額は約20億円である。

  13. 4章 日本での電子書籍の将来性  • 日本では、アメリカを中心とした英語圏で行われている、紙媒体の書籍を電子化する形での電子書籍販売はあまり積極的に受け入れられていない。その理由としては、「再販制度によって価格設定が困難」、「紙媒体の書籍が電子化されても、それを読む環境が整っていない」ことが挙げられる。アメリカでそのような販売の仕方で売上が伸びているのは、書籍が電子化されても読みやすい環境が整っている、また価格設定自由にできるなどの理由から、積極的に電子化した書籍を読もうという意欲があるからである。 • 出版社は、電子書籍販売において、日本市場のニーズに答えることでビジネスとしての収益を上げ、その一方で、店頭販売では売れなくなった書籍のビジネスチャンスにも目を向けるべきである。そのために電子化コストを負担し、ある種の強制力で書籍を電子化する連携を、出版社は主体的に行っていくべきである。

  14. 参 考 資 料 • [wiki電書12]Wikipedia,[電子書籍],2012-11-30 • [パソ12]朝日新聞出版,「パソコンで困ったときに開く本 2012 (アサヒオリジナル Paso) [大型本]」 • [松本12] 松本淳,「まつもとあつしのそれゆけ!電子書籍 第1回」,2012-01-18 • [田中12] 田中元,「kindle日本発売決定!何度目かの電子書籍元年到来か?」,2012-07-03 • [電元12] 仲俣暁生,「電子書籍とはなんだったのか?」,2012-11-15,「情報処理 Vol.53 No.12 通巻573号 1256頁」参照日2012-12-07 • [記憶03]ITmedia, 「松下が電子書籍に参入、記憶型液晶を採用の端末を開発」, 2003-04-23 • [ペーパー12] 岩田倫典,「電子ペーパー」,2008-11,「Yahoo!百科事典」参照日2012-12-07 • [日経12] 日本経済新聞,「柔軟な価格設定で競う電子書籍市場 普及への後押し」, 2012-12-09 • [新聞11] 一般社団法人 日本新聞協会,「新聞の発行部数と世帯数の推移」 • [Jun12] Jun Tajima,「電書魂 -グーテンベルグの遥か彼方へ- 印刷会社としての『電子書籍』への取り組み」,2012-03-30 • [長期12] 中山正樹,「電子書籍等のディジタルコンテンツの長期保存と、将来にわたっての利用の保証 -文化的資産の保存に向けた関係機関との連携協力-」,2012-11-15,「情報処理 Vol.53 No.12 通巻573号 1277頁」参照日2012-12-09 • [ビジ12] 和田崇志,「Webビジネス改善講座 電子書籍が普及しない理由」, 2012-12-03 • [Miha10] Miha Kovac,「Why there's no EU Kindle: the view from a European suburb」,2010-08-05 • [シュピ10] シュピッツナーゲル典子,「ドイツの電子書籍最新事情、『本は魂」の国もディジタル化は無視できず」,2010-11-22, • [Art10] ArtSalt,「ヨーロッパの電子書籍化が遅れる理由」,2010-08-09 • [パピ12] 株式会社パピレス,「海外の電子書籍事情」,2012-05-10 • [取組12] 植村八潮,「出版社による電子書籍への取り組み-電子流通基盤の構築-」,2012-09-17,「情報処理 Vol.53 No.12 通巻573号 1267頁」 • [著作12] 鳥澤孝之,「電子書籍の著作権制度上の課題―出版社と図書館の視点から―」, 2011-03-11 • [提言12] 小山翔太朗,斉藤タキ,田島萌,「日本における電子書籍出版ビジネス発展への提言」

More Related