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CNBI Seminar Series Center for NanoBio Integration The University of Tokyo 課題研究代表者によるCNBI定例セミナー 生体3次元組織の構築に向けて -軟骨細胞の分化コントロールと生体外軟骨組織形成- Towards 3 Dimensional Regeneration of Living Tissues - Control of Chondrocyte Differentiation & in vitro Cartilage Regeneration- 講演者: 牛田多加志 医学系研究科 附属疾患生命工学センター 教授 日 時: 2008年4月23日(水) 18:00 ~ 19:00 会 場: 東京大学 本郷地区 工学部1号館 15講義室 講演要旨: 再生医療においては,iPSを始めとする様々な細胞ソースを用いて 組織を再生させる事が期待されている.しかしながら,これら細胞ソースの持つ多 能性に比較し,それらの細胞の分化を如何にコントロールし,如何に組織構築に 繋げるかの基盤技術については十分確立されているとは言えない.本セミナーで は,関節軟骨再生を例にとり,軟骨細胞の分化コントロールおよび軟骨組織再生について,生分解性材料や物理刺激といった多角的な視点から概説する. プログラム自己組織化によるナノバイオ“ゆらぎ”エレクトロニクス (仮) 講演者: 田畑仁 工学系研究科バイオマテリアル専攻 教授 日 時: 2008年5月21日(水) 18:00 ~ 19:00 会 場: 東京大学 本郷地区 工学部11号館 1階 講堂 講演要旨: DNA・バイオ関連分子の低次元・ナノ領域の輸送現象(低次元電気 伝導性)など,バイオ関連分子の基礎物性評価および,これらを利用して新規メモリ・ センサを目指したバイオ分子素子に関する研究を実施している.例えば,人間の脳 は受けた情報の「重要性」,「回数」に応じてしっかりと記憶したり,忘れたりする.右 はHopfieldらによって提案されたモデルだが,これは我々の扱っているスピングラスやリラクサーの現象と大変似ている.我々はこれらの物質を利用して脳に似たデバイスの作製を目指している.また,DNA塩基間水素結合やタンパク質-DNA結合の直接評価を目指して,テラヘルツ分光(Far-IR分光)によるDNA・蛋白質分子の結合状態計測も行っている. 特に生体に特有の“ゆらぎ”をキーワードに,スピングラスやリラクサー強誘電体(双極子グラス)における次元性や揺らぎと物性に関する基礎研究や,スピントランジスタ,光誘起スピン素子やシナプス接合型メモリ等のデバイス研究を行っている.さらに,ナノバイオデバイスを目指して,DNA分子の自己組織化,クローニングを利用したナノ構造制御によるバイオ分子センサ・メモリの創製や,走査プローブ顕微鏡を用いたナノ領域物性に関する研究を行っている. 東京大学ナノバイオ・インテグレーション研究拠点 TEL: 03-5841-1509 / FAX: 03-5841-1510 e-mail: jarnes@cnbi.t.u-tokyo.ac.jp担当 聖子ヤーネス 共催:医療ナノテクノロジー人材養成ユニット