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携帯情報端末に適したメディア データ変換支援システムの開発. 慶應義塾大学環境情報学部 由良 淳一. アウトライン. 研究の背景 KMSF-MCAP システム デモンストレーション. 研究の背景. PDA(Personal Digital Assistant) や携帯通信機器の技術進歩・急速な普及 コンピュータネットワーク上にあるコンテンツの多様化. 携帯情報端末で表示する際の問題. 出力デバイスに関する制約 表示解像度,表示可能色数, 再生可能なメディアフォーマットなど 処理能力の制約 複雑な画像処理などは困難 記憶装置の制約
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携帯情報端末に適したメディアデータ変換支援システムの開発携帯情報端末に適したメディアデータ変換支援システムの開発 慶應義塾大学環境情報学部 由良 淳一
アウトライン • 研究の背景 • KMSF-MCAPシステム • デモンストレーション
研究の背景 • PDA(Personal Digital Assistant)や携帯通信機器の技術進歩・急速な普及 • コンピュータネットワーク上にあるコンテンツの多様化
携帯情報端末で表示する際の問題 • 出力デバイスに関する制約 • 表示解像度,表示可能色数,再生可能なメディアフォーマットなど • 処理能力の制約 • 複雑な画像処理などは困難 • 記憶装置の制約 • 大きいデータは保存・再生できない
KMSF-MCAPシステム • Keio Media Space Family -Media CAPablility database System • mediacap = termcapの拡張概念 • 画像や音声などをも制御対象とする • 携帯情報端末上で再生するのに適した形にデータを変換、加工 • 携帯情報機器からの透過的アクセス • ハードウェア的制約を回避 • 携帯情報機器の負荷を軽減
KMSF-MCAPシステムの構成 • MCAPプロクシサーバ • データを提供するサーバとクライアントを中継 • QoS情報を参照しながらデータ変換処理を行なう • MCAPクライアント • MCAPプロクシサーバから送られるデータを表示
KMSF-MCAPシステムの実装 • データ変換によってクライアントの負荷を軽減 • クライアントソフトウェア(PalmOS3.0) • リクエスト・QoS情報を送信 • 適切に変換されたデータを表示 • MCAPプロクシサーバ (Java1.1.8) • データ変換処理を行う • 減色・スケーリング • フォーマット変換
データ変換 • データを携帯情報端末上で表示するのに適した形へと加工 • データサイズやフォーマットを加工,減色 • 文章の解析・レイアウト • 相手先の記憶容量に応じたデータの切り出しなど • QoS情報を参照しながら行われる
データ変換手順 HTTP HTTP+QOS
QoS (1) • サービスの質(QoS)を決定するためにMCAPサーバが参照する情報 • 2種類にカテゴライズ • クライアントのハードウェアスペック • 比較的変更の頻度は低い • メディアデータの種類,利用者の選好など • 随時変更があり得る
QoS (2) • SGML文によって定義 • クライアントがデータ要求をする時に付加 • 様々なQoS情報の組合わせを構造化してMCAPサーバに蓄積・共有 • 適切かつ柔軟にQoSコントロールされたメディアデータをクライアントに供給
KMSF-MCAPシステムの利点 • データ取得時間の短縮 • データをサーバ側で変換を行うので、サーバ-クライアント間のネットワークが細い場合は非常に有効 • 計算機資源の有効利用 • クライアントの性能が悪い場合でも、データの閲覧が可能となり、計算機資源を有効に利用できる
KMSF-MCAPシステムのデモ VIDEO
クライアント サービスに適応するようなユーザインタフェース 端末に特化しないクライアント プロキシサーバ あらゆるサービスに適応できる機構 サービスの動的追加機構 今後の課題 ↓ 端末とサービスを繋ぐ基盤ソフトウェアの構築