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平成 16 年度特別過程公衆衛生看護活動論コース  日 時:平成 17 年 1 月 20 日午前9時 20 分~  場 所:保健医療科学院

平成 16 年度特別過程公衆衛生看護活動論コース  日 時:平成 17 年 1 月 20 日午前9時 20 分~  場 所:保健医療科学院. 「公衆衛生活動と保健師活動」 ~地域保健法は活かせたか?     今  原点に返って~ 櫃本 真聿(愛媛大学病院医療福祉支援センター). 地域保健対策の推進の 基本的な方向. 生活者個人の視点の重視 住民の多様なニーズに対応したきめ細かなサービス 地域の特性をいかした保健と福祉のまちづくり 国民の健康づくり の推進 高齢者対策及び 介護保険制度の円滑な実施 のため  の取組 快適で安心できる生活環境の確保

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平成 16 年度特別過程公衆衛生看護活動論コース  日 時:平成 17 年 1 月 20 日午前9時 20 分~  場 所:保健医療科学院

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Presentation Transcript


  1. 平成16年度特別過程公衆衛生看護活動論コース 日 時:平成17年1月20日午前9時20分~ 場 所:保健医療科学院平成16年度特別過程公衆衛生看護活動論コース 日 時:平成17年1月20日午前9時20分~ 場 所:保健医療科学院 「公衆衛生活動と保健師活動」 ~地域保健法は活かせたか?     今  原点に返って~ 櫃本 真聿(愛媛大学病院医療福祉支援センター)

  2. 地域保健対策の推進の基本的な方向 • 生活者個人の視点の重視 • 住民の多様なニーズに対応したきめ細かなサービス • 地域の特性をいかした保健と福祉のまちづくり • 国民の健康づくりの推進 • 高齢者対策及び介護保険制度の円滑な実施のため  の取組 • 快適で安心できる生活環境の確保 • 地域における健康危機管理体制の確保 • 科学的根拠に基づいた地域保健の推進

  3. 生まれた背景に問題あり?地域保健法策定の背景(表)何故保健所法ではダメだったのか?生まれた背景に問題あり?地域保健法策定の背景(表)何故保健所法ではダメだったのか? 集団防衛の時代は 終わった?! これからのサービスは保健所から市町村へ そして個々の責任へ! • 高齢・少子化  • 慢性疾患等疾病構造の変化 • 国民のニーズの高度化や多様化、 • 食品の安全性、廃棄物等の生活環境問題に対する国民の意識の高まり • 生活者個人の重視 • 住民に身近な市町村へのサービス主体の移行 • 保健サービス提供システムの安定化 • 保健所と市町村の役割分担 

  4. 地域保健法策定の背景(裏)中央主導 保健所法の廃止が前提地域保健法策定の背景(裏)中央主導 保健所法の廃止が前提 リストラ • 保健所数削減の流れ   一般保健所・特定保健所 保健所法を廃止?! • 上意下達の市町村への責任移行(転嫁)     地方自治を意識できない市町村合併   • 住民の行政不信の拡大 • 法が都合よく解釈される・・・地方の判断力不足   事業費(補助金・地方交付税)削減 

  5. この10年の変化 • 終わりの見えない経済不況   待った無しの経済優先 医療費(福祉費)削減へ • 成人病→生活習慣病  自己責任の強調 • 医療から福祉の分離   社会的入院 介護保険の導入自己負担・選択 • 保健と福祉の連携   保健福祉センター リストラのための? • 危機管理意識向上と保健所サバイバル • IT化の急速な進歩 情報過多と不足 • 深刻な少子化 虐待問題 子育て支援への問題意識 • 上意下達の地方分権 市町村合併 市町村主体 • 悪化する健康日本21の目標値 など 

  6. H12年・15年の改正ポイント • 1.地域における健康危機管理体制の確保 • 2.介護保険制度の円滑な運用のために、地域保健対策として取組を強化すべき事項 • 3.ノーマライゼーションの推進に関する事項 • 4.21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21計画)の推進に関する事項 • 5.保健所及び市町村保健センターの整備に関する基本的事項 • 6.地域保健対策に係る人材の確保及び資質の向上に関する基本的事項(以上平成12年度) • 7.次世代育成支援及び虐待対策に関する事項(平成15年)

  7. 明記された地域保健の基本的な方針 良いじゃない?!明記された地域保健の基本的な方針 良いじゃない?! バイブル • 今後の方向を示したものであり、国の役割を示したものではない。 • 制度が変わることが、以前の様に国からの大きな動き(予算や事業など)と連動しない。 • 補助金、地方交付税に頼らざるを得ない現状では、理想論・絵に描いたもち? • 地域がそれぞれ変わろうとしない限り、何も変わらない 

  8. 医療費削減を大目標に掲げていいの? • 社会的入院を在宅へ   ベット削減と介護保険導入   少子化よりも高齢者対策が先行 • 一転して上意下達の地方分権化推進   補助金行政からの急転換   市町村への責任転嫁 力量不足を否めず • 自己責任論 住民負担の増 経済最優先への道

  9. 問題は「制度」か「運用」か? 制度上の問題点・・・ヘルスプロモーションの観点に乏しい 具体例;以下の点があいまい • 健康 住民主役 支援の意味 行政等の関係 • 地域資源の有効活用 地方分権化についても • 市町村保健センターは 公の施設のまま  • 市町村主体となることへの方針 • 医療との関わりの方向性

  10. しかし多くは「運用」上の問題 地方に判断力が不足 予算や事業の処理に終始 振り回されている現状 (補助金行政の弊害) • 国からの事業や予算執行における問題点 • 都道府県や保健所その他、現場での実施支援に関わる関係者のコンセンサス不足や上意下達的指導 • 市町村等現場がサービス実施に終始する、つまりサービス提供自体が目的化する状況 住民との目標の共有化=地域のEBM この理解がなされないまま  国の指示(補助金の要綱)を目的化してきた?!

  11. 保健所の運営保健所は、地域保健の広域的、専門的かつ技術的拠点としての機能を次のように強化保健所の運営保健所は、地域保健の広域的、専門的かつ技術的拠点としての機能を次のように強化 • 専門的かつ技術的業務の推進  • 情報の収集、整理及び活用の推進  • 調査及び研究等の推進 • 市町村に対する技術援助等の推進  • 地域における健康危機管理の拠点としての機能の強化  • 企画及び調整の機能の強化 機能強化できた?!

  12. 保健所への影響 • 保健所リストラ    保健所集約化と機能強化の矛盾 • 公衆衛生の第一線機関でなくなる   住民の総合相談窓口機能があいまいに • サービス提供機関からコーディネート機関へ   住民との接点が激減 連携機能の弱体化 • 保健所サバイバル論   保健所長の医師資格問題 • 役割分担の先行 保健所の機能縮小  危機管理は保健所 ヘルスプロモーションは市町村 何かいいことあった?!

  13. 保健所の将来 • 都道府県立保健所はますます出先機関化?   危機管理の専門機関として生き残る? • 市町村合併により政令市保健所へ移行?   政令市保健所等は保健センターの元締めへ?  経済優先から見れば、市町村を看板に上げ、保健所は機能縮小化の一途か?  保健所を辞めていく人たち  「技術行政」へのこだわり    保健所への期待から、どう住民や市町村を支援すればいいか!へ  保健所はあくまで一つの資源?! サバイバル では将来は見えない!

  14. 地域保健の問題 市町村での一元的実施への明確な方向性  市町村に能力はあるのか?    サービスの提供に終始?! <市町村の不足> • 自立性不足 補助金によるコントロール  • 主体性不足 立てさせられる計画 • 支援不足 保健所等のバックアップの弱体化 • 連携不足 住民や地域資源との関係性の希薄化 地域の基盤づくりへ 残念! ヘルスプロモーション斬り!

  15. 原点に返る 真意を理解する 手段に振り回されず目的に返って 判断力を磨こう!! • 健康とは? 見直されるWHOの定義     健康寿命とは? 健康日本21で何が変わった?! • 住民主役とは? • 地方分権技術行政を実現するには ! • ヘルスプロモーションを判断の物差しとして

  16. 健康とは 健康の定義が不明確 • WHOの定義 • 健康日本21 「健康寿命」の延伸 • WHOの健康が当てはまる人はいるのか? • 誰にでも「健康」と感じるときはある 健康にさせることではなく、 健康と感じるように支援すること モチベーションを条件とせず、 モチベーションを上げ支援するのがプロの役割

  17. 住民主役とは 住民主役は全ての政治家の公約 住民主役について話し合ったことは? • 「様」をつけても主役にはならない • 住民が目指す方向 FOR を互いに共有する • そのプロセスがパートナーシップの一歩

  18. 公衆衛生とは • 行動変容の限界 • マネージメント • ヘルスプロモーションを物差しに • 環境整備 • エンパワーメント • 他人のフンドシで相撲を取る 公衆衛生マインド ハート・アピール・コーディネート

  19. ヘルスプロモーションのキーワード 「導く」→「支援」 「住民に良かれ」は押し付け 同じ方向を目指して(FORの確認・共有) 「TO」→「FROM」   住民の声(本音)を聞き「形」にする すべてのサービスはFROMのために 保健モデル→生活モデル観点の重視 エンパワメント

  20. エンパワメント(内なる力の賦活化・回復) 地域や住民自身の本来持つ力を賦活化 住民や関係機関との信頼関係 パートナーシップの構築 直接的サービス<間接的サービスの重視 環境整備 情報の収集・提供(公開)  受け皿のネットワーク化 経済不況<「関係性の崩壊」が問題 関係性の再構築

  21. 目的と手段の混同からの脱却 悩みからの開放 みんな手段で悩んでいる 目的の明確化・共有化 • Plan Do See サイクル(PDCA) • ブレークスルー • グリーンモデル マーケッティングなど • カウンセリング • 癒しの本 「計画」の目的のコンセンサスに手間をかければ 策定プロセスが充実し、計画の成果が出る ひらめき アイデア?!←目的に返れば

  22. ケースメソッド的検討のすすめOJTにおいてケースメソッド的検討のすすめOJTにおいて HPMVの感染源 として マニュアルの徹底から判断力養成へ • 目的に返る • 「何のために?」の投げかけ • 目的の明確化・共有化のプロセス • 論点の整理からスタート • ファシリテーターの重要性 • プレゼンテーションを有効に • ヘルスプロモーションを物差しに   

  23. ポイント(まとめ) マネージメントのポイント • 原点にかえる姿勢 健康とは? 住民(患者)主役とは? • マニュアルの徹底から判断力の養成へ • 話し合いの場の確保・・・事件は現場でおきている  • 情報の共有の前に目的の共有化 • マネージメント・・・コーディネートを一歩進める • 「相手に何をさせるか」から「相手が主体的に取り組めるよう支援する」へ • ヘルスプロモーション理念の真意を理解 • エンパワメント(内なる力の賦活化)を最重視

  24. 公衆衛生の将来は自らの手で 地方に技術行政を! • 国に一体何を期待するのか?   国も含めて資源を活用できる力をつけよう! • 公務員は公務員であることで社会貢献はしていない • 地域全体が住民と共にパラダイムシフトするとき • 原点に返り、社会貢献を果たすために、自らの判断力を磨くことが大切 市町村と保健所の目的共有 目指すは地域のエンパワメント 事件は現場でおきている!!

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