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書物研究のデジタル化について. 文学部美学美術史学専攻 2 年 11108968 須田 ひとみ. テーマを選んだ理由. 安形麻里さんの講演を聞いて 校合とは、書物研究におけるデジタル化 ( 活用方法、利点、欠点、将来展望 ) ・ HUMI プロジェクト ー グーテンベルク聖書 貴重書研究におけるデジタル化の意義 . 書物研究におけるデジタル化の特徴. 書物のテクストとメディア、この両方をできるだけ忠実にデジタル画像化することが特徴。中身のテクスト情報だけではなく、メディアそのものにも高い学術的・文化財的価値を有するものととらえて情報取得をおこなう。
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書物研究のデジタル化について 文学部美学美術史学専攻2年 11108968 須田 ひとみ
テーマを選んだ理由 • 安形麻里さんの講演を聞いて 校合とは、書物研究におけるデジタル化 (活用方法、利点、欠点、将来展望) ・HUMIプロジェクト ーグーテンベルク聖書 貴重書研究におけるデジタル化の意義
書物研究におけるデジタル化の特徴 • 書物のテクストとメディア、この両方をできるだけ忠実にデジタル画像化することが特徴。中身のテクスト情報だけではなく、メディアそのものにも高い学術的・文化財的価値を有するものととらえて情報取得をおこなう。 • 取得した高精細なデジタル画像群から、その書物の代替品となるような高品質のデジタル画像版の複製本(=デジタルファクシミリ)を作成する。
書物研究におけるデジタル化の活用方法 • 画像処理による文字解読 パリンプセストの解読 ヴォイニッチ写本解読の可能性 • 文書の比較研究 デジタル画像を用いた校合 静的重ね合わせ、動的重ね合わせ ・デジタル修復
書物研究におけるデジタル化の利点・欠点 • 利点 圧倒的な研究時間の削減 作業を楽に行うことが出来る 貴重書本体を傷めない(資料保護) 正確(作業、結果共に) 細かいところまで研究を進める事が出来る 市販ソフトウェアの援用→汎用的(アクセスの向上)、低コスト • 欠点 ソフトウェア開発技術の限界 データ破壊の危険性 プログラミングされていない研究対象の処理 肉眼ではなく、パソコンに依拠するリスク →デジタル化された書物はその物理的な書物そのものとはなり得ないのでは?(デジタル化の際に何らかのミスがあったら…)
将来展望と結論 • 書物研究において今後デジタル化が大きな地位を占めるであろう。 技術の発達 半自動的な校合ソフトウェアの開発 一般的な書物のデジタル化より躍進を遂げる のでは? ・デジタル化に頼りすぎるべきではない 肉眼による最低限のチェック 現物からしか得られないメディア情報の重要性 (質感、匂い、触感…etc)
参考文献 • 『デジタル書物学事始め』 • 『貴重書デジタルアーカイブの実践技法────HUMIプロジェクトの実例に学ぶ』出版について http://artscape.jp/study/digital-achive/1224651_1958.html • 講義プリント