1 / 38

いじめ ・ 不登校 ・問題行動等の現状と課題及び今後の取組について

平成2 3年度 ハートサポート研修会. いじめ ・ 不登校 ・問題行動等の現状と課題及び今後の取組について. 菊池教育事務所 指導主事  澤田 みほ. 1 いじめの現状. 本県のいじめの現状と取組. 「 熊本県公立学校いじめアンケート」について . 目的  ・いじめの実態をより正確に把握し、適切な対応を早急   に実施し、いじめを解消  ・いじめの早期発見・対応・解消に向けた校内体制整備 特徴  ・公立小、中学校及び県立学校のすべての児童生徒に、   無記名で実施  ・長期欠席者等に対しても、家庭訪問や郵送、後日別室   での実施などの努力を指導.

Download Presentation

いじめ ・ 不登校 ・問題行動等の現状と課題及び今後の取組について

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 平成23年度 ハートサポート研修会 いじめ ・ 不登校 ・問題行動等の現状と課題及び今後の取組について 菊池教育事務所 指導主事 澤田 みほ

  2. 1 いじめの現状 本県のいじめの現状と取組 • 「熊本県公立学校いじめアンケート」について  • 目的 •  ・いじめの実態をより正確に把握し、適切な対応を早急 •   に実施し、いじめを解消 •  ・いじめの早期発見・対応・解消に向けた校内体制整備 • 特徴 •  ・公立小、中学校及び県立学校のすべての児童生徒に、 •   無記名で実施 •  ・長期欠席者等に対しても、家庭訪問や郵送、後日別室 •   での実施などの努力を指導

  3. いじめの実態 平成22年度熊本県いじめアンケートの集計結果よりいじめの実態 平成22年度熊本県いじめアンケートの集計結果より 2,485人 13,260人 • Q1 今の学年になっていじめられたことがある •    小学生13.1%    中学生4.8% • Q2 今も続いていますか •    小学生  29.7%  中学生37.3%  • Q3 どんないじめを受けましたか •    冷やかし、からかい、いいがかり、脅し •    仲間はずれにする、無視する、殴る、蹴る 実施者数 小学校101,061人 中学校51,313人

  4. 「今の学年になっていじめられた」と回答した児童生徒の割合(県全体)「今の学年になっていじめられた」と回答した児童生徒の割合(県全体)

  5. 「今の学年になっていじめられた」と 回答した児童生徒の学年別割合(県全体)「今の学年になっていじめられた」と 回答した児童生徒の学年別割合(県全体)

  6. 「誰からいじめられましたか」との問いに「同級生」と回答した児童生徒の割合(県全体)「誰からいじめられましたか」との問いに「同級生」と回答した児童生徒の割合(県全体)

  7. いじめられたことを誰かに相談しましたか (県全体)

  8. いじめに関する調査結果より Q4いじめを受けた人は誰に相談しましたか 【複数回答】      1 家族   2 担任  3 友だち・先輩 Q5 相談しない理由は何ですか    小学校  1 先生に相談すると余計にひどくなる          2 親が悲しむ          3 自分の弱いところを見せたくない    中学校  1 先生に相談すると余計にひどくなる          2 自分の力で解決できる(できた)から          3 自分の弱いところを見せたくない

  9. いじめを注意してほしい いじめを解決してほしい 相談にのってほしい 止めるように指導してほしい いじめに早く気付いてほしい 相談にのってほしい いじめられたときどんなことをしてほしいですか 小学校 中学校

  10. アンケート結果から見えてきたもの • 教職員は、「いじめはどこの学校でも、どの児童生徒にも起こり得る」との認識を持ち、児童生徒が発するサインを見逃さないためにも、感性を磨くことが必要 • 多くの児童生徒が、いじめを受けたと感じており、その解消のために早急な取組をチームとして行うことが必要 • いじめられた割合は学年により差があるため、発達段階に応じて、自己有用感をはぐくむ取組を行うことが必要

  11. いじめ対応の手引き p7をご覧ください。 P22 生活アンケート P23 いじめの発見チェックリスト P24 教職員の振り返りチェックリスト P25 子どものサイン発見チェックリスト

  12. いじめ根絶月間の取組から(平成22年度) 市町教育委員会の取組例  ●委員会主催不登校会議の実施  ●委員会主催教育相談の実施  ●「いじめアンケート」を実施し、校長会で報告 各学校での取組例  ●校内人権集会の実施(校長講話等)  ●学校便り等で保護者への啓発  ●教育相談の実施  ●日常の取組の強化

  13. 専門家の活用 ●スクールソーシャルワーカーの配置(H19~)  精神保健福祉士又は社会福祉士の有資格者を教育事務所に配置 ●いじめ・不登校アドバイザーの配置(H5~)  教職経験者等を相談員として教育事務所に配置 ●スクールカウンセラーの配置(H7~) 臨床心理士等の有資格者を管内5中学校に配置

  14. 統計上の「不登校児童生徒数」とは, 「学校基本調査」において, 4月1日から翌年3月31日までに、①~⑥の理由で、30日以上欠席した児童生徒数(病気等を除く)

  15. 平成23年度の状況 • 4月報告 • 長期欠席者    小学校 3名 中学校 35名 • 5月報告 • 長期欠席者    小学校 4名 中学校 48名 • 不登校児童生徒 小学校 1名 中学校 17名

  16. 不登校児童生徒の割合 平成22年度菊池管内目標 0.84%以下 (100人あたり 0.84人) (不登校児童生徒数 135名以下) 平成23年度菊池管内目標 0.79%以下 (100人あたり0.79人) 不登校児童生徒数130名以下 達成状況 0.88% (100人あたり 0.84人) 不登校児童生徒数 143名

  17. 平成22年度 不登校になったきっかけ

  18.  2 “愛の1・2・3”+1運動の確実な実施 2 “愛の1・2・3”+1運動の確実な実施 • 1日欠席→電話連絡 • 2日欠席→家庭訪問 • 3日欠席→校内不登校対策委員会 • 4日欠席→SSWが出席したケース会議 プラス1

  19. ともに手をたずさえて p36 • 1日欠席→電話連絡 • 2日欠席→家庭訪問 • 保護者への対応について配慮したいこと

  20. ともに手をたずさえて p24 • 3日欠席→校内不登校対策委員会 •  ・情報は事前に入手 •  ・現状と今後の支援の方向性を協議・確認・実行 •  ・コーディネーターが果たす役割は大きい

  21. ともに手をたずさえて p26 4日欠席→SSWが出席したケース会議 ○支援方針と対応策の吟味、検討 ○ケース検討会議の留意点  「この子はこういう子だ」と決めつけない

  22. スクールソーシャルワーカーの活動状況 平成23年度・・・2名配置 (松本・津﨑) 日常的な活動として  ○本人・家族または、学校関係者や他機関に対して   の面接、訪問、電話相談  ○ケース検討会議の開催と参加  ○福祉サービスの紹介  ○他機関との連絡調整  ○研修への参加 年間 1275時間(2名合計)

  23. ともに手をたずさえて p25 • 不登校児童生徒を持つ保護者(親)の会 • 悩みを抱えた保護者が相談に来られることを踏まえて、場の雰囲気が自由に語り合える(情報交換できる)ことができるように配慮が必要です。

  24. 個別の指導記録の作成と小中連携を ともに手をたずさえて p28 保護者、教職員、関係機関(SC・SSW等)の関係者の共通理解のために作成を

  25. 児童虐待防止と学校 • 児童虐待とは何か • 法律では、保護者がその監護する児童に対して行う、4種の虐待行為を「児童虐待」と定義。 •  ① 身体的虐待 •  ② 性的虐待 •  ③ ネグレクト(保護の怠慢) •  ④ 心理的虐待 文部科学省HP 「児童虐待防止と学校」研修教材

  26. 教職員のすべきこと 子どもの人権を守るために ●虐待の早期発見等の努力義務 ●虐待に関する通告の義務 ●虐待を受けた子どもの保護・自立支援   のための関係機関との連携・協力 文部科学省HP 「児童虐待防止と学校」研修教材

  27. 問題行動とは • 生徒間暴力、対教師暴力、対人暴力、器物破損 • 家出・無断外泊 • 深夜徘徊 • 性非行 • 性被害 • 初発型非行(万引き) • 授業妨害 • 恐喝・脅迫 • 飲酒 • 喫煙 • 薬物乱用 • ネット上のいじめ それぞれの事例について対応のポイント や具体的な対応例が示してあります。

  28. 教育的予防 中・長期的対策 ① 心の居場所としての学校、学級づくりの取組 • 児童生徒の自主的活動、体験的活動の計画的な実施 • よりよい人間関係を築くために、自主的な態度を育てる 道徳教育、特別活動の充実を図る校内研の実施等

  29. 中・長期的対策 教育的予防 • ② 構成的グループエンカウンター」や • 「アサーショントレーニング」「ピア・サポート」等の取組 • ○心と心のふれあいを深め、自己の成長を図ろうとするグループ体験 •   ○互いに心と心を通わせ、所属の欲求満たし、 集団への帰属意識を高める •   ○相手を攻撃しない方法で自己主張、自分の意見をのべる方法 小1~中3までの9年間を通した 人間関係づくりプログラムの作成と実施等、 教育的予防となる取組をぜひすすめましょう。

  30. 望ましい人間関係づくり • ソーシャル・スキルトレーニング • ピア・サポート • 構成的グループエンカウンター • アサーショントレーニング      など • ○小1から中3までを見通して計画的に •    設定し、実践しましよう。

  31. 八代第三中学校の取組例 • 人間関係づくりの全体計画 • よりよい人間関係を築くための学習年間計画 •  (小学校1年~中学校3年) • 小中連携した人間関係づくりの発達上の特質 熊本県自立支援実践モデル事業

  32. 八代第三中学校の研究成果と課題 • ●連携のための時間確保 • ●不登校の原因は複数の要因 •   →地域や関係機関との連携の必要性 • ●不登校の原因の一つは学力 •   →学力保障の取組

  33. 学校の実態を踏まえて • 本研修会の講話及び資料 •       + • 各学校の実態 •       + • 地域の学校の実態 • 今年度の目標実現に向けた具体的な取組を

  34. 最後に  本研修会にご参加いただいたハートサポーターズの皆様が、今後 各学校や持ち場におかれ、生徒指導や支援の中心となってご活躍 いただきますようよろしくお願いいたします。                            ありがとうございます。

More Related