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インクレチン関連薬の 外来 処方と血糖管理への影響. 第2回埼玉糖尿病トータルケア 研究会 2013 年 7 月 5 日(金) パレスホテル大宮 4F ローズルーム 埼玉医科大学総合医療 センター 内分泌・糖尿病内科 秋山 義 隆、 阿部義美、押谷奈都子、坂下杏奈、森澤智子、 森田智子 、松田 昌文. 2006 年 の医療法の改正で糖尿病は4大疾患 ( 現在は5大疾病 ) の一つとなった。県単位の医療計画に基づき医療が推進される 。
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インクレチン関連薬の外来処方と血糖管理への影響インクレチン関連薬の外来処方と血糖管理への影響 第2回埼玉糖尿病トータルケア研究会 2013年7月5日(金) パレスホテル大宮 4F ローズルーム 埼玉医科大学総合医療センター 内分泌・糖尿病内科 秋山義隆、阿部義美、押谷奈都子、坂下杏奈、森澤智子、 森田智子、松田昌文
2006年の医療法の改正で糖尿病は4大疾患(現在は5大疾病)の一つとなった。県単位の医療計画に基づき医療が推進される。2006年の医療法の改正で糖尿病は4大疾患(現在は5大疾病)の一つとなった。県単位の医療計画に基づき医療が推進される。 • 一方、インクレチン関連薬の登場もあり、血糖管理について「パラダイムシフト」と言われるように早期介入で血糖を正常化し慢性合併症を減らすことが提唱されている。最終的に医療費が削減されることが期待されている。
糖尿病診療への期待 パラダイムシフト :早期介入による血糖正常化 最近の試算では厚生労働相は本年5月16日の経済財政諮問会議で、糖尿病患者の増加抑制策を推進すれば、平成34年度の医療費が約1兆4千億円減らせるとの試算を明らかにしている。
背景と目的 • 2009年 シタグリプチンを皮切りにDPP-4阻害薬が臨床現場に導入され、糖尿病治療に大きな影響がもたらされている。 • 当院外来においてDPP-4阻害薬導入前後での経口血糖降下薬の処方の変化および血糖コントロールに対する影響について調べてみた。
方法 • 2009年~2012年の電子カルテ記録を検索し、データ分析を行った。データは4月から始まる各会計年度毎に集約された。内科医は、健康保険制度の規制ならびに日本糖尿病学会による臨床ガイドラインを遵守している。 • 統計解析はIBMのSPSS Statistics21で行った。
外来患者経口血糖降下薬使用者数の推移 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 インクレチン関連薬 (投与患者数) 埼玉医科大学総合医療センター内分泌・糖尿病内科
OHA別使用率・使用量の変化 *%:分母はOHA服用者数
(%) amaryl 232, generic 279 in 平成24年 1.95±1.32 mg/day 2009年(n=879) 1.18±0.98 mg/day 2012年(n=511) ■2009年 ■2012年 mg/日 mg/日 埼玉医科大学総合医療センター内分泌・糖尿病内科
2012年度 埼玉医科大学総合医療センター内分泌・糖尿病内科
HbA1c(NGPS)の推移 2年以上通院した患者 (2009-2012年度)HbA1c(NGPS)の推移 2年以上通院した患者 (2009-2012年度) 糖尿病(1型と妊娠糖尿病除外) (878) (920) (1281) (343) (334) (471) (357) (580) (530) (186) (15) (70) (22) (137) (34) (n) 埼玉医科大学総合医療センター内分泌・糖尿病内科
HbA1cの変化 (*:すべての患者についての平均)
結語 • インクレチン関連薬の登場以後、OHAの処方は上記のように変化し、血糖コントロールは有意に改善した。 • SU薬の使用率および使用量の減少により、低血糖の頻度を減らし、体重の増加を予防する可能性がある。 • DPP-4阻害薬による深刻な副作用を我々は経験しなかったが、長期使用における安全性は証明されていない。今後さらに経過を観察する必要がある。