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~観光都市から学ぶ~ 愛知の今後の観光政策

~観光都市から学ぶ~ 愛知の今後の観光政策. 南山大学経済学部 太田代ゼミナール. 目次. 1概要 1-1  愛知県の産業構造の現状 2 愛知県の観光について 2 - 1  観光利用者 ( 総数、月別、季節別 ) 2 - 2  交通手段 ( 乗用車、鉄道 ) 2 - 3  愛知県の観光の特徴 3  北海道の観光について 3 - 1  観光利用者 ( 総数、月別、季節別 ) 3 - 2  交通手段 3 - 3  北海道の観光政策 3 - 4  北海道の観光の特徴. 4  京都府の観光について 4 - 1  観光利用者 ( 推移、月別、季節別 )

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~観光都市から学ぶ~ 愛知の今後の観光政策

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  1. ~観光都市から学ぶ~愛知の今後の観光政策 南山大学経済学部 太田代ゼミナール

  2. 目次 1概要 1-1 愛知県の産業構造の現状 2 愛知県の観光について 2-1 観光利用者(総数、月別、季節別) 2-2 交通手段(乗用車、鉄道) 2-3 愛知県の観光の特徴 3 北海道の観光について 3-1 観光利用者(総数、月別、季節別) 3-2 交通手段 3-3 北海道の観光政策 3-4 北海道の観光の特徴 4 京都府の観光について 4-1 観光利用者(推移、月別、季節別) 4-2 交通手段 4-3 京都府の観光政策 4-4 京都府の観光の特徴 5 経済波及効果の算出 5-1 産業連関表とは 5-2 経済波及の流れ 5-3 生産誘発額の求め方 5-4 観光業の経済波及効果 6 おわりに 6-1 愛知と北海道、京都の違い 6-2 経済波及効果の分析より 6-3 私たちが提案する今後の愛知県の観光        政策

  3. 1 概要  愛知県は製造業に依存している。そのため、愛知県は外需に影響を受けやすく、安定した産業構造とは言い難い。製造業以外の産業にも力を入れ、産業構造を新たに構築していく必要がある。そこで、私たちは観光業に着目した。  愛知県の観光業の現状を知るために、愛知県の観光政策・観光の特徴について調べた。  さらに、日本有数の観光地である京都府・北海道についても同様に調べ、愛知県の観光産業の現状と比較した。  結果、二つの都市は自然を題材にしている一方で、愛知県は都市観光・イベント行事を売りにしていることがわかった。 また、愛知県、北海道、京都府の観光産業の生産誘発効果を産業連関表により算出して、三つの都市を比較した。  結果、愛知県の観光産業は規模が小さく、まだ成長する余地がある。かつ、愛知県の観光業は幅広い経済波及効果を期待できることがわかった。

  4. 1-1 愛知県の産業構造の現状(1) リーマンショックによる国際的な不況下により、急激な円高が発生した。そして、自動車を中心とした輸出が滞り、製造業は打撃を受けた。   日本の中でも有数の工業都市である愛知県は、確実に円高による被害を被っている。   国際的な円高を受け、生産業以外の産業にも力を入れ、産業構造を新たに構築していく必要がある。   自動車産業は輸出が多く、外需の影響を強く受けてしまう。外需に影響を受けやすい自動車産業に依存しない産業構造を新たに構築すれば、景気に振られにくくなるのではないか。そのためには、他の産業を強化する必要がある。この際、研究・分析をもとに、愛知県における産業構造の不安定さを改善し、愛知県の経済を安定へと導くものとして観光業が有効であると考察した。

  5. 愛知県の産業構造の現状(2)  図より、愛知県の製造業はその他の産業と比較して突出している。  愛知県の産業構造は、製造業に集中しているという点で、不安定な状態であると言える。このような産業構造では、昨今のような不景気に見舞われ、製造業が不振となった場合に地域経済全体に大きな打撃を与えるという結果につながると考えられる。 平成21年度 愛知県産業の特化状況 出典:愛知県 県民生活部 統計課 グラフでみるあいち

  6. 2 愛知県観光について

  7. 中部国際空港 開港 2-1 観光利用者総数 万博の開催等により大幅に増加した平 成17年よりは減少したものの、およそ1億1千万人から1億2千万人で推移していた平成 16年以前と比較すると、およそ2,700万人の増加となっている。前年と比較すると、 41万6,228人減少(前年比99.7%)している。 バブル崩壊 天候不順 愛知万博 わかしゃち国体 出典:愛知県観光コンベンション課HPhttp://www.pref.aichi.jp/kanko/toukei/H20/20091124_riyousya.pdf

  8. 季節別利用者 季節別利用者の割合 愛知県は季節ごとの差はほとんどない!! 季節に応じたイベントがあまり開催されない!! 出典:愛知県観光コンベンション課HPhttp://www.pref.aichi.jp/kanko/toukei/H20/20091124_riyousya.pdf

  9. 2-2 目的別交通手段分担率 % % 出典:(上)平成3年 中京都市圏PT調査報告書 (下)平成16年 中京都市圏PT調査報告書

  10. 目的別交通手段分担率からわかること ・自家用車の普及により、全国的に交通手段の自動車依存が進展し、公共交通の分担率が低下している。 名古屋でも上記の傾向がみられ、世帯あたりの自動車の保有台数も多く、自動車への依存度が極めて高い状況となっている。 ・どの目的においても、自動車を利用する割合が増加している。最も増加した点は「私用」の場合で12%である。

  11. 交通の便(2) 鉄道乗車人員 愛知県の鉄道乗車人員 人 リニモ開業  平成17年の愛知高速鉄道(リニモ)の開業に伴って、鉄道利用者は増加傾向を辿ってきたが、近年は横這い傾向となっている。 出典:愛知県庁HP <http://www.pref.aichi.jp/0000036948.html>

  12. 2-3 愛知県の観光の特徴(1) 自然関連は低い。都市観光や行祭事・イベントの占める割合が高い。 (ex)山、川 (ex)祭り、初詣 (ex)神社、水族館 (ex)空港やハイウェイオアシス (ex)遊園地、公園 出典:愛知県観光コンベンション課http://www.pref.aichi.jp/kanko/toukei/H22/20120726_sanko.pdf

  13. 愛知県の観光の特徴(2) 11.224.000(人) 観光施設・イベントは十分存在する。 したがって、新しい観光施設を建設するより、 既存する施設やイベントにスポットを当て、 観光客を集めた方が効率的である。 8.337.000(人) 9件 ※単位は「人」 出典:愛知県観光コンベンション課http://www.pref.aichi.jp/kanko/toukei/H22/20120726_sanko.pdf

  14. 愛知県の観光の特徴(3) • 観光政策 観光事業の振興 観光あいちの復興 国際観光の推進 観光関係団体、 旅行業の指導等 観光宣伝 観光施設整備等への助成 観光施設の管理委託 出典:愛知県観光コンベンション課http://www.pref.aichi.jp/kanko/toukei/H22/20120726_sanko.pdf

  15. 愛知県観光の特徴(4) 観光政策は行われているが認知度は高くない!! 出典:平成21年度「観光施設等実態調査」http://www.pref.aichi.jp/kanko/kankose/ken/jittaityousa/gaiyou.pdf

  16. 愛知県の観光の特徴(5) ・製造業のイメージ   日本一の製造出荷額を誇るモノづくりの国、愛知県。  世界を代表する自動車産業の『トヨタ』や窯業の『ノリタケ』が要因に挙げられる。 ・武将のイメージ   天下統一を目指し、歴史上人物で絶大な人気のある『織田信長』が要因に挙げられる。  最近では、『武将都市ナゴヤ』名古屋のPRのために結成された『名古屋おもてなし武将隊』のメディアへの露出も要因に挙げられる。

  17. 愛知県の観光の特徴 まとめ ・愛知県の観光は都市観光・買物・食べ物とイベント・行事が強く、自然関連の観光が弱い。 ・観光客数は季節の変化に影響しない。 ・交通機関は整っている。  ・観光政策の効果はまだ物足りなさを感じる。 ・『モノづくりの国』と『戦国武将』というイメージがある。  現に、それらを売りにした観光施設・行事がある。ただ、爆発的ヒットには至っていない。 ☆愛知は交通の便も良いので他の県から観光客を集めて、イベント(特色を活かした産業や武将関連のもの)を大々的なPRの元、行うべきだ。

  18. 3 北海道観光について

  19. 3-1 北海道観光客数 推移 (万人) リーマンショックにより国内外問わず観光需要が低迷 減少傾向 航空路線(道内直行便)の拡充 有珠山噴火 北海道南西沖地震 東日本大震災による自粛ムード 【北海道経済部観光局調べ】 増減を決める要因として経済情勢と自然災害が挙げられる。 平成11年ごろから減少傾向にある。特に近年ではリーマンショックによる世界的不景気、また震災の影響によりその落ち込みは大きい。

  20. 北海道の観光業 ・農業産出額 (平成22年度) 9.946億円(全国第1位) ・観光総消費額 (平成21年7月~平成22年6月) 1兆2.992億円 ・北海道の観光消費額は、全国で第1位の農業産出額にも匹敵する。 ・北海道の基幹産業ともいえる農業にも劣らない観光業は、北海道経済において重要な位置を占めている。 [農林水産省] [第5回北海道観光産業経済効果調査]

  21. 平成22年度 観光客季節別打ち分け 圧倒的に夏に集中している ⇒気候の面から夏が北海道観光のベストシーズンのため。 また夏休みを利用して来る人が多いことも寄与している。 【北海道入込観光客数調査報告書】 【夏に集中するその他の理由】 ・北海道の夏は涼しくて快適なため避暑目的で来る人がいる。 ・道外からは移動時間もかかるため大型の休みがある夏に集中する。 ・北海道への観光の形態としては家族旅行が多い。そのため子どもの夏休みを利用する。

  22. 3-2 北海道内の移動で利用される移動手段

  23. グラフからわかること • どこからやってきた観光客かで利用する移動手段が違う • 外国人の多くは観光バスで移動することが多い • 北海道外から来る観光客にとっては、地下鉄やバスなどの公共交通機関を利用することが多い • 北海道内の観光客は、自家用車で移動する人がほとんどで、道路が広くて走りやすく、運転しながら北海道の自然を楽しめる • 北海道外から来る方法は航空機が多く、また航空機以外の方法でも行くことができる ⇒観光地へのアクセスは整っていて、さまざまな方法で移動できる!   しかし、観光地が密集していないので、徒歩で観光地巡りをする場面は限られる。

  24. 3-3 北海道観光政策 神威岬 ①観光と共生する環境 自然とのふれ合いを大切にする観光地作り。 ②地域の資源を生かした観光振興 自然・食・文化など、北海道ならではの魅力を再発見、訪れる人々に感動を与え続けられる北海道。 ③観光振興による地域と経済の活性化 道内はもちろん、国内外に地域の魅力を発信し、地域の様々な産業が連携して、観光による消費を地域でしっかり受け止める。

  25. 目標を達成するための具体的な行動例(1) ①観光地の清掃、環境保全、体験型観光メニューの開発(酪農体験、登山、カヌー、花)アウトドアガイドの育成

  26. 目標を達成するための具体的な行動例(2) ②郷土料理の継承(イカめし、ジンギスカン、石狩鍋)、地元の旬の食材を生かした料理の提供(海鮮丼)、「冬」を生かした観光メニュー(スノーモービル、かまくら作り、ワカサギ釣り、さっぽろ雪まつり)

  27. 目標を達成するための具体的な行動例(3) ③メディアを活用した情報発信、口コミ、観光商品の開発やPR 北海道にしか生息していない、エゾナキウサギ。そして北海道全域に生息し、北海道を代表するエゾシカ。この2つの動物を組み合わせることで、「北海道でしか」味わうことのできない、観光の魅力を伝えている。 趣味はひなたぼっこで冬眠はしない。 性別は、明らかになっていない。 キュンちゃん

  28. 3-4 北海道観光の特徴 ・自然や温泉目的で訪れる人が多い。 ・冬はイベントを充実させて、 観光客の増加を狙う。 ・外国人観光客は増加傾向にある。 ・観光業は北海道経済においてかなり 重要な位置を占めている。

  29. 旅行の内容 ※複数回答可

  30. 旅行の内容 ※複数回答可 どれを見ても自然観賞と温泉がトップ3以内! 癒しを求めて北海道に来る人が多い [平成23年度 観光客動態・満足度調査]

  31. 冬のイベント・行事 ・さっぽろ雪まつり       ・はこだてクリスマスファンタジー ・千歳・支笏湖氷濤まつり     ・知床ファンタジア ・しかりべつ湖コタン       ・層雲峡氷瀑まつり ・小樽雪あかりの路       ・旭川冬まつり ・ダイヤモンドダスト in KAWAYU 他にもたくさん! 雪や氷を使った雪国ならではのイベント・行事が充実している

  32. 訪日外国人来道者数の推移 ・東日本大震災の影響で23年度は右下がり ・全体としては右上がりで増加傾向にある [北海道経済部観光局]

  33. 北海道の観光業の特徴 まとめ ・都市観光・買物・食べ物とイベント・行事と自然関連の観光など全てにおいて優れている。 ・観光地が密集していないので、徒歩で観光地巡りをする場面は限られる。 ・様々な観光者の用途にあった交通機関がある。 ・観光客者数は春・夏に多い。 ・観光者が少なくなる冬はイベントを行う等の対策が実施されている。メディアを活用した情報発信、口コミ、観光商品の開発やPRも上手くいっている。観光政策はかなり成熟している。 ・外国人観光客数は増加傾向にある。

  34. 4京都府の観光について

  35. 4-1 観光利用者総数 5000万人達成 50,210 観光政策「京都・花灯路」開始 49,555 46,896 43,740 阪神・淡路大震災 世界的景気低迷 新型インフルエンザ発生 40,512 35,343 観光客5000万人構想発表 観光利用者数は平成7年の3534万人から着実に増加傾向にある。 平成22年度の観光客数は、世界的景気低迷や新型インフルエンザの影響を受けた前年の4690万人を265万人上回る4955万人となり、過去最高の観光客数である5021万人を記録した平成20年に次ぐ過去2番目に多い観光客数となった。

  36. 季節別観光客数 葵祭 春、秋に観光客は集中している 平成22年度観光客数 49,955千人 春は桜、秋は紅葉が有名 修学旅行生が集中 時代祭 京都三大祭のうち、春には葵祭、秋は時代祭が行われる 祇園祭

  37. 4-2 京都へのアクセス方法 約7割が公共交通機関 を利用している 公共交通機関のおかげで京都にアクセスしやすい! さらに、観光施設が京都市内に密集している為、徒歩で観光地を巡ることが可能である!!

  38. 4-3 京都の観光政策(1) 大きく分けて4つある 1.京都府の観光ブランド確立に向けたキャンペーンの実施  ~人類共通の価値・「日本の心」にふれる京都~ 2.「日本の心にふれる旅」誘客プロジェクトの実施 3.プロジェクト実施のための基盤づくり 4.来訪者に優しい京都ならではの「おもてなし」の充実

  39. 京都の観光政策(2) 京都府の観光ブランドを浸透させるため、キャッチコピーやロゴマークを作成し、 ポスターや、パンフレット等でアピールしていく。 京都の観光地としてのブランドの確立 1)五感で味わう「本物」めぐり~日本の心を守り伝える老舗・料亭~  全国にファンが多い老舗と料亭を訪ね、代々受け継がれてきた品質と味へのこだわりを感じる機会を提供するプロジェクト→伝統を楽しむことができる。 2)日本の心を極める伝統工芸と先端技術~今に生きる「ものづくりの精神(こころ)」体験~  最高のものを求める伝統工芸と世界をリードする先端産業、両者に共通するものづくりの精神にふれる機会を提供するプロジェクト 3)日本の心が息づく暮らしと技~自然と共生する思想の体感~  日本文化の根本にある自然と共生する思想が今も息づく京都の暮らしと先進的な環境技術に学び、地球の未来を共に考える機会を提供するプロジェクト 4)日本の心の原風景~丹後・丹波・山城 美の巡礼~  日本の美意識の原点である天橋立や庭園、丹波・山城の里山の風景に触れ、日本の美しさを改めて感じる機会を提供するプロジェクト

  40. 4-4 京都の観光面から見た特色(1)  京都の観光における、大きな特徴      ・・・「老若男女誰でも              楽しめる」 文化財が多く残っている。 イベント・行事が充実している。 京都ならでは、というものも充実している。

  41. 京都の観光面から見た特色(2) 1.文化財が多く残っている。 京都府内には、有形、無形、民俗文化財が 162も残っている。   →有形文化財についてはそれぞれ、   四季ごとに違った景色も見ることができる。 清水寺                 金閣寺

  42. 京都の観光面から見た特色(3) その他文化財として・・・   無形文化財・・・紬織   民俗文化財・・・左大文字送り火             蹴鞠  など、歴史的に有名な行事・風習が            たくさん存在している。

  43. 京都の観光面から見た特色(4) 2.イベント・行事が充実している。 京都府内では、大小違えど、 365日どこかで祭りをやっている。 EX.京都三大祭(祇園祭、葵祭、時代祭)    鞍馬の火祭    曲水の宴、嵐山もみじ祭り・・・etc

  44. 京都の観光面から見た特色(5) 3.京都ならではの名産品も充実している。 ・芸子 ・京野菜・・・聖護院大根、賀茂ナスなど ・八つ橋 観光名所、産物が数多くある。

  45. 京都府の観光業の特徴 まとめ ・買物、食べ物やイベント・行事や自然関連の観光に強く、都市観光に弱い。 ・観光地が密集しているので、徒歩で街を歩きながら楽しめる。観光地間の移動自体が観光を担っている。 ・公共交通機関が充実している。 ・観光客数は春、秋に多い。 ・外国人観光客数は多い。 ・長年観光地として親しまれてきて、観光地としてのブランドがある。 ・伝統行事、文化財が多い。

  46. 5 経済波及効果の算出

  47. 5-1 産業連関表とは 定義  産業連関表は、ある地域で1年間に行われた経済的な取引を一覧表に       とりまとめたもので、下記のような表で表される。 総務省など10府省庁が共同で日本国内をまとめた全国表を、各都道府県が都道府県表 をそれぞれ作成している。 作成は、原則として、西暦の末尾が0または5の年を対象年にして、5年ごとに作成している。 縦方向は原材料等の費用構成 横方向は生産物の販路構成

  48. 5-2 経済波及の流れ 経済波及効果は、主に次の3つの効果に分けられ、 (1)→(2)→(3)の順で進んでいく (1)直接効果   経済効果の基になる効果のことで、新たな消費等によって発生した生産のこと (2)第1次波及効果   直接効果によって生産が増加した産業で必要となる原材料等を   満たすために、新たに発生する生産誘発のこと (3)第二次波及効果   直接効果と第1次波及効果で増加した雇用者所得のうち消費にまわされた分により、   各産業の商品等が消費されて新たに発生する生産誘発のこと

  49. 5-3 生産誘発額の求め方 取引表(モデル) 逆行列係数表(〔I-A〕-1) ①取引表の値を列和で割り返し、投入係数を求める 投入係数表 黄色部分を行列Aとして〔I-A〕-1を算出 × = 生産誘発額

  50. 5-4 観光業の経済波及効果(1) ※各都道府県の平成17年産業連関表を基に算出 宿泊業・娯楽サービスを観光業と仮定する 波及額だけを見ると、愛知が一番大きい

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