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日本は積極的安楽死を 認めるべきか

日本は積極的安楽死を 認めるべきか. 肯定側立論 (横浜国立大学 山岡ゼミ) 福山 舟橋 三好 郷. 肯定側の主張. 患者、医師の終末期医療の 一つの選択肢 として 積極的安楽死を認めるべき. ただし  要件に該当しても必ずしも実行する必要はない  その目的はあくまで 患者の除痛 である. 終末期医療おいてもっと患者の 自己決定意思を尊重 するべき. 本日の流れ. 本日の流れ. 日本人の死因別死亡数の割合. いわゆるガン. 狭心症・ 心筋梗塞など. 脳卒中など. 出典  2008 年 厚生労働省 統計資料より. 末期がん医療の現状.

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日本は積極的安楽死を 認めるべきか

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Presentation Transcript


  1. 日本は積極的安楽死を認めるべきか 肯定側立論 (横浜国立大学 山岡ゼミ) 福山 舟橋 三好 郷

  2. 肯定側の主張 患者、医師の終末期医療の一つの選択肢として 積極的安楽死を認めるべき ただし  要件に該当しても必ずしも実行する必要はない  その目的はあくまで患者の除痛である 終末期医療おいてもっと患者の 自己決定意思を尊重するべき

  3. 本日の流れ

  4. 本日の流れ

  5. 日本人の死因別死亡数の割合 いわゆるガン 狭心症・ 心筋梗塞など 脳卒中など 出典 2008年 厚生労働省 統計資料より

  6. 末期がん医療の現状 末期がん・・・手術不可で病院では治療できない状態 自分で痰を出すことができなくなる 「ぜーぜー」言うのがが強くなった うつや適応障害などの精神疾患 <主な症状> 血圧が下がる 常に痰が詰まることに よる窒息の危険 尿の出が悪くなる 呼吸が浅くなる 肉体的苦痛×精神的苦痛 Gooヘルスケアhttp://health.goo.ne.jp/medical/search/10631800.html

  7. 末期患者の尊厳 尊厳(人らしさ)が失われる可能性 自分では何もできない・・・

  8. 日本における疼痛治療 日本の除痛率 50~60% 完全には除痛されていない がん患者40~50%存在する 「在宅がん終末期患者におけるペインマネジメント」 国際医療福祉大学島内ほか(H18)より

  9. 終末期医療の問題点

  10. 本日の流れ

  11. 積極的安楽死のメリット 消極的安楽死と比較して・・・ ①完全には除痛しきれないまま最期を迎える 積極的安楽死では“完全”に除痛できる ②何をするにしても人の助けがないとできない 患者の意思を尊重することで 人生を尊厳と自律心をもって全うできる

  12. 本日の流れ

  13. 傾向の変化 「医師任せ」が改善され 患者が主体性をもってきている

  14. 死生観に関する調査 自分が直る見込みのない病気で余命が限られていることがわかった場合余命を知らせて欲しいと思いますか? “投薬”などで安楽死が選べるとしたら選びたいと思うか? 朝日新聞 死生観 2010年10月調査 郵送アンケート

  15. まとめ 現状の課題 死に対する意識 尊厳が失われてしまう 自己の「死」に関する 情報を知りたい 積極的 安楽死 積極的安楽死に肯定的 痛みを取り除けない 終末期医療において患者の意思を尊重する

  16. ご清聴ありがとうございました

  17. インフォームドコンセント 患者が、治療や臨床試験・治験の内容についてよく説明 を受け十分理解した上で、自らの自由意思に基づいて 医療従事者と方針において合意すること

  18. 安楽死の種類 延命治療 消極的安楽死 積極的安楽死 肉体的 精神的 苦痛 間接的安楽死 例) 癌患者の苦痛を除くための 睡眠薬投与→啖排出低下→肺炎→死

  19. ここから反駁

  20. 医療の発達は妨げられるか? 安楽死を認めている国が臨床研究の数が少ないことはない! 出典:web of science 2003-2007

  21. ■生きるとは…なにか?  [ケア]とは何か? 食事も自らの意思、自らの行動でできず、 排泄すらも人の手を借りないと出来ない ありとあらゆることが 人任せ、医療任せ、 医学に無理やり生かされている 状況は人間らしく生きている といえるのですか? 『ケアリング―看護婦・女性・倫理』   著:ヘルガ・クーゼ

  22. ■ケア論[苦しみからの開放] (ヘルガ・クーゼ) [ケア]とは何か? 患者を苦しみから救ってあげること 出典:医師などの医療従事者の声を集めた本 ・患者から痛みを取り除く治療も  これ以上痛みを取り除く方法がない場合、  苦しみから解放するための安楽死も     同じケア 背景  医療の発達により今までより 高齢化のすすんだ状況で   苦しみから救う一つの手段として認めるべき! 『ケアリング―看護婦・女性・倫理』   著:ヘルガ・クーゼ

  23. ■家族に迷惑をかけずに死にたい ー要望ー 突然の死を望むひとに聞いたその理由※複数回答可 「死に対する意識と恐れ」 2002年

  24. ■医療が発達しなくなる? そもそも医療とは何か? 医療とは、医学によって患者の苦痛を取り除いてあげる。 末期患者を医学の研究対象としてしか見ていないのは 医師目線の 現在の医療のあり方がとわれる… 医療の中心、患者   患者を助けるというあるべき姿へ

  25. ■海外の安楽死 ~オランダの例~ ・オランダは…… 自殺幇助の要請 9,700件(2001年) うち、実際に実行されたのは3500件(1/3) 実際に権利・許可=即安楽死の実行 最終的に執行には本人の医師が関わるの で安易な実行にはいたらない! 東京財団研究報告書2004-3

  26. ■海外の安楽死 ~米オレゴン州の例~ ・アメリカの状況 全末期患者のうち尊厳死をしている人の割合は…? 法整備された オレゴン州は されていない その他の州は  1 ------------  250人 1 ------------ 2000人 医師が法律に則って尊厳死を丁重に扱った結果 行為に対しての議論が深まりかえって人数が 減ったという例ではないか? 「安楽死認めるオレゴン州 検討者の 1%だけ『実行』 認めない州の 4 分の 1 に」 『東京新聞』2004.10.4.

  27. ■医療の現場の誤診問題について ■尊厳死要件(H7年横浜地裁) ①不治の病で死の避けられない末期状態 ②患者の意思表示が治療中止の時点で存在。家族の意思表示による推定でも可。 ③薬物投与、栄養・水分補給など、あらゆる措置が対象 ⇒スライド残さない ふつうの状態でも誤診の判定は難しい 他の国の セカンドオピニオン 制度など 全ての医療行為においてあんねん Q1.誤診はなにをもって誤診ですか? Q2.誤審はすべての診察においておきる可能性があるものでは? Q3.取り返しがつかないという点では   死刑制度?尊厳死でも言えることなので   積極的安楽死そのものを否定する理由にはならないのでは? 今現在認可されている尊厳死の要件の中の一つ 末期状態か否かの判断は医師の判断によるもの 誤診の可能性は尊厳死にも言えることであり   積極的安楽死の否定へつながるものではない!! 引用:法医学講義 安楽死・尊厳死   Euthanasie

  28. ■医師が自分の死に方として積極的安楽死を 「自宅で妻に看取られながら安楽死したい。これは、私の周囲で複数の人間が望んでいることである。タブー視せず国民レベルでの議論を望みたい」(30代男性、内科) 「人間には、天寿というものがある。全うすることが、人としての使命であると思う。本来持っている生命の機能が低下し、生命が終わる時点で人間としての天寿は全うされる。そのようにご家族に説明し続け、延命治療は積極的に行わなかった」(40代男性、内科) 「私自身が呼吸停止状態で見付かったときには救急蘇生をしないように、また延命治療はしないように、紙に書いて台所に張ってある」(70代男性、基礎系その他) 「日経メディカル オンライン」の会員医師を対象に、2006年11~12月に実施 有効回答数542(開業医74人、勤務医461人、不明7人) 年齢別内訳は20~30代39.5%/40代39.3%/50代15.7%/60代以上4.8%/不明0.7%

  29. ■患者の意思表示の誤解? 末期患者の医師確認が出来ない場合も…? ■尊厳死要件(H7年横浜地裁) ①不治の病で死の避けられない末期状態 ②患者の意思表示が治療中止の時点で存在。家族の意思表示による推定でも可。 ③薬物投与、栄養・水分補給など、あらゆる措置が対象 直接死を望むのではなくて、 苦痛からの解放を望んている 「もう死にたい」は本来の意見ではないやん!! 今現在認可されている尊厳死の要件の中の一つ 末期状態か否かの判断は意思によるもの 誤診の可能性は尊厳死にも言えることであり   積極的安楽死の否定へつながるものではない!! 引用:法医学講義 安楽死・尊厳死   Euthanasie

  30. ■医療技術(WHO方式)の限界 最も母数の多い癌 残り10%は 痛みを取り除けない! この10%の人たちを救う方法を奪う必要はあるのか? 終末期の苦痛に対するセデーション(鎮静)の在り方http://cellbank.nibio.go.jp/information/ethics/refhoshino/hoshino0037.

  31. ■日本の医療会の構造上の問題 無関心 WHO方式癌治療の制定は 1986年に発表されている 「がん治療医たちのがん疼痛と治療に関する知識不足、経験不足な現状。これは痛みについての無関心、無理解から来ている面もありますし、前に言ったように、本業で精一杯で痛みのほうまで手が回らないこともあります。 癌診療所センターHP 駿河台日本大学病院病院長の小川節郎さんの見解 http://www.gsic.jp/palliative/pc_08/index.html

  32. ■自分の[死]を知りたいと思う時代の流れ ・日本人の世論では…… もし、あなたが直る見込みのない末期癌だとわかったら。そのことを知らせてほしいと思いますか? 自分が直る見込みのない病気で余命が限られていることがわかった場合余命を知らせて欲しいと思いますか? 無作為に選挙区から選んだ有権者3000人に対する郵送アンケート回収率77% 朝日新聞 死生観 2010年10月調査 郵送アンケート

  33. ■耐えがたい肉体的苦痛から安らかな死を望む■耐えがたい肉体的苦痛から安らかな死を望む ・日本人の世論では…… SUPPORT:アメリカの大学病院の調査 重い病気で治る見込みのない場合の延命治療 家族が延命治療を拒んでも良い 無作為に選挙区から選んだ有権者3000人に対する郵送アンケート回収率77% 朝日新聞 死生観 2010年10月調査 郵送アンケート

  34. ■耐えがたい肉体的苦痛から安らかな死を望む■耐えがたい肉体的苦痛から安らかな死を望む ・日本人の世論では…… “投薬”などで安楽死が選べるとしたら選びたいと思うか? 理想の死に方 無作為に選挙区から選んだ有権者3000人に対する郵送アンケート回収率77% 朝日新聞 死生観 2010年10月調査 郵送アンケート

  35. ■一般国民、医師、看護職員、介護施設職員を■一般国民、医師、看護職員、介護施設職員を 対象に実施した終末期医療に関する意識調査 「終末期医療に関する調査等検討会報告書 -今後の終末期医療の在り方について-」2004.7. 〈http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/07/s0723-8.html〉

  36. ■患者の意思を尊重する日本の医療現場 リビングウィルを提示したか? リビングウィル(Living Will) 自分が病によって正しい判断ができな     くなった場合に備えて、延命治療に関     する要望などの意思を表示した書面 日本尊厳死協会調べ 患者を亡くした家族対象とした調査2009年 1164人 回答率72%

  37. JPAP 癌の痛みからの解放http://www.jpap.jp/

  38. JPAP 癌の痛みからの解放http://www.jpap.jp/

  39. ■自殺率に影響はない!! 両国も2002年に安楽死が法制化されているがその後の自殺率に影響出ていない!! ■ベルギーの自殺率の推移 ■オランダ自殺率の推移 WHOの各国の自殺率の推移 http://www.who.int/mental_health/prevention/suicide/country_reports/en/index.html

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