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フランス語 文法 (前期) ガイドブック. ver 0.2 2013/07/02. 綴り字と発音. リエゾン 次に母音で始まる単語があると、一単語だけでは読まなかった語末の子音も発音する。(「動詞の活用」の項目でまた確認) アンシェヌマン 早口で言っていると複数の単語がくっついてしまい1単語のように聴こえる変化。「アンシェヌマン」とは「鎖で繋ぐ」という意味。 エリジオン 英語において 「 I am 」 が「 I’m 」、 「 it is 」が「 it’s 」になってしまうのと同じような変化。ただし変化する組み合わせは全然別のもの。. フランス語文法で覚えること.
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フランス語文法(前期)ガイドブック ver0.2 2013/07/02
綴り字と発音 • リエゾン • 次に母音で始まる単語があると、一単語だけでは読まなかった語末の子音も発音する。(「動詞の活用」の項目でまた確認) • アンシェヌマン • 早口で言っていると複数の単語がくっついてしまい1単語のように聴こえる変化。「アンシェヌマン」とは「鎖で繋ぐ」という意味。 • エリジオン • 英語において「I am」が「I’m」、 「it is」が「it’s」になってしまうのと同じような変化。ただし変化する組み合わせは全然別のもの。
フランス語文法で覚えること • 動詞の活用 • 人称代名詞のわたし、きみ、彼・彼女×単数・複数で6通りの活用 • 時制・法(直接法・命令法)・否定による活用 • 名詞(冠詞・形容詞)の活用 • 男女×単複で4通りの活用 • 名詞にくっ付く冠詞・形容詞も、名詞に合わせて活用 • 所有形容詞・疑問形容詞・関係代名詞etcもすべてこの仲間 • あとは語彙力を身につける!
人称代名詞 • 英語と同じ • 一人称・二人称・三人称という区分 • je, tu, il/elle • それぞれに単数形・複数形がある • nous, vous, ils/elles • 英語と違う • 一人称単数jeも小文字で書く • 二人称の単数・複数は異なる形(tu / vous) • 丁寧に話すときは単数でも「vous」を用いる。 • 三人称複数も男女別形(≠they) • 物にもすべて性別があるので、三人称は事物にも用いる。
その他 動詞の活用パターン avoir 「er」型動詞 être 「ir」型動詞 その他 その他 その他
êtreを使った文章(教科書より) • Je suis japonais, je suis à Tokyo. • I’mJapanese, I’mat Tokyo. • Jean est français, il est à Paris. • Jean is French, heisat Paris. • Jean et Marie sont dans le jardin. • Jean and Marie are in the garden.
avoirを使った文章(教科書より) • J’ai une voiture et une moto. • I have a car and a motorcycle. • Vous avez de la chance! • You have luck! • Il y a des nuages dans le ciel. • There are (some)clouds in the sky.
「er」型動詞の活用 • donner「~を与える」 • aimer「~を好む」 • chanter「歌う」 • jouer「遊ぶ」 • travailler「働く」 「er」型動詞 • 不定詞(主語によって活用していない形。辞書の見出しにも用いられる。)が「er」で終わっている動詞は同じ法則に基づいて活用します!
「er」型動詞の活用(donner「与える」を例に)「er」型動詞の活用(donner「与える」を例に) 要注意は この2か所だけ!!
否定文の作り方 • 英語の場合 • be動詞、助動詞の後ろにnotを入れる。 • 他の動詞はdo(does)を加えた後ろにnot。 • ⇒don’t (doesn’t)を動詞の前に挿入する。 • フランス語の場合 • 動詞の前にne, 後ろにpasを加える。 • ⇒動詞の前後をne, pasで挟む。
疑問文の作り方 • フランス語では、疑問文を作るには3つの方法があります。1、2、3と進むにつれて手順は面倒になりますが、その分、丁寧さが増します。 1、文の語尾を上げる。 2、Est-ce que を文頭に付ける。(語尾も上げる) 3、主語と動詞を倒置する。
疑問文の作り方 • 1、文の語尾(最後の音節)を上げる。 • Vous êtes japonais ? • You are Japanese ? • Oui, je suis japonais. • Yes, I amJapanese. • 英語と同じ(日本語でも、「お砂糖いります?」というとき「ま」で音を上げますね)
疑問文の作り方 • 2、Est-ce que を文頭に付ける。 • Est-ce que vous êtes japonais ? • Is itthatyou are Japanese ? • Est-ce qu’il est français ? • Is itthatheis French ? • 英文法風に解説すると、文章全体をthat節の中に入れてしまい、「that節の中身はyes or no ?」と聞いているのがこの疑問文の構造。 • ⇒だから、どんな文でもest-cequeを前に付ければ疑問文にできるので便利。
疑問文の作り方 • 3、主語と動詞を倒置する。 • Etes-vous japonais ? • Are youJapanese ? • Jean est-il français ? • Jean ishe French ? • 英語と同じ⇒主語代名詞と動詞を倒置させれば疑問文になる • 英語と違う⇒倒置させた間にトレ・デュニオン(ハイフン)を入れる • 英語と違う⇒主語が名詞のときは代名詞に置き換え、「主語の名詞+動詞-代名詞」となる • 英語と違う⇒話し言葉ではあまり使わない。
「ir」型動詞の活用 • finir「終わる」 • choisir「~を選ぶ」 • grandir「大きくなる」 • réfléchir「熟慮する」 「ir」型動詞
「ir」型動詞の活用(finir「終える」を例に)「ir」型動詞の活用(finir「終える」を例に) 複数形でssが入る
go / allerの比較 ここだけ違うので要注意 nous, vousは不定詞の形に似ている。
COME / venirの比較 単数形は同じ語幹にs.s.t. nous, vousは不定詞の形に似ている。
aller, venirの時間的用法 • aller= 今ここから別の場所へと向かう。 • venir = 別の場所から今ここに来ている。 • aller = これから後でする行為を示す。 • Paul va venir bientôt. • Paul isgoing to come soon. • ポールはすぐに来るでしょう。 • venir = さっきしたばかりの行為を表わす。 • Il vient de rentrer à la maison. • 彼は家に帰ってきたところです。 場所の移動が転じて、時間の流れにおいても・・・ こちらにはdeが入る。
give, donnerの過去・完了比較 フランス語では、英語の完了形的表現で、英語の過去(~した)と完了(~してしまった)のどちらの意味にも使う。
フランス語の過去と完了 その歴史 活用覚えるの面倒臭いから、過去形は完了形でカバーしたらいいんじゃね?
過去分詞の形 • 先人の賢明な判断のおかげで、皆さんは新たな活用を学ばずに済んだのですが、とはいえ • 1、avoirの活用 • 2、それぞれの動詞の過去分詞形 • は最低限覚えなければフランス語の過去形は使えません。 • erで終わる動詞(donner, aller) • ⇒donné, allé • irで終わる動詞(finir, partir) • ⇒fini, parti • その他 • また次回以降覚えていきましょう。
複合過去 ~英語との比較~ • 英語と同じ点 • have/avoir+過去分詞で、「これこれの経験を持っている」⇒「~をした」となる。 • 英語と違う点 • フランス語ではいわゆる「通常の過去形」が会話では使われずに、完了形を代わりに使う。 • aller, venir, entrerなど、移動を表わす動詞の場合にはavoirではなく、êtreを助動詞に用いる。
フランス語の複合過去形 ~助動詞にavoirまたはêtre~フランス語の複合過去形 ~助動詞にavoirまたはêtre~
受動態 • 基本的な考え方は英語と同じ。 • 英語:be動詞+過去分詞 • 仏語:être+過去分詞 • Paul est invité à dîner par mes parents. • Paul isinvited to have dinner by my parents. • 英語と違うところ • 形容詞と同じように、受動態の過去分詞も主語の性数に合わせて変化する。 • Cette jeune fille est aimée de tout le monde. • This young girl isloved by all the world. • ※parを使うのは一度きりの行為、de~を使うのは恒常的な状態を示す時
複合過去と受動態 • Cette église est construite. • This church is built. • この教会は建設される。 • Cette église a été construite (au Moyen Age). • This church was built (in the medieval). • この教会は(中世に)建設された。 • 注意! • 「移動を表わす自動詞の複合過去」と「受動態」はどちらも「être+過去分詞」で作られるが、文法的機能が全く異なる。 • Elle est arrivée. (複合過去) • Elle estinvitée. (受動態) • ⇒過去分詞として使われている動詞が自動詞なのか他動詞なのかを把握する必要がある。
être, avoirの複合過去 • être, avoirは複合過去の助動詞として用いられるが、それ自身、複合過去の時制に活用する。 • êtreの過去分詞=été • avoirの過去分詞=eu • どちらもavoirを助動詞としてとる。 • 現在⇒複合過去の例 • Je suis(私は~だ)⇒ J’ai été(私は~だった) • J’ai (私は~を持っている)⇒j’ai eu(私は~を持っていた)
受動態×複合過去の作り方 • Mon rêve a été réalisé! • Mydreamwasrealized! • 私の夢は実現されたのだった! • 現在形の能動態をまず作る • Je réalise mon rêve.(私は夢を実現させる) • 現在形の受動態にする • Mon rêve est réalisé.(私の夢は実現されている) • 過去形にする • Mon rêve a été réalisé.(私の夢は実現された)
不規則動詞 partir • partir (v. i.) 出発する • 同じ活用の動詞 • sortir(出かける)、sentir(感じる)など
不規則動詞 attendre • attendre (v. t.) ~を待つ • 同じ活用の動詞 • entendre(~を聴く)、rendre(~を返す)など
不規則動詞 faire • faire (v. t.) ~をする、作る 超例外! 発音がnous fesonsになる。 • まったく同じ活用の動詞は他になし
命令法 • 英語の命令法 • 動詞の原型と同じ、主語を省略する • Finish itbefore 10 o’clock! • 問題点:主語が省略されているので、「あなた」に対して言っているのか、「私たち」に対して言っているのか分からない。 • 「私たち」に言うときは「let’s」を付ける。 • Let’s finish it before 10 o’clock! • フランス語の命令法 • 主語を省略するが、独自の活用をする。 • 問題点:活用が面倒くさい • 利点:主語が省略されていても、誰に対する呼びかけなのかが明瞭。 • Chante! (tuに対して、歌って!)※Sが付かないことに注意! • Chantons!(nousに対して、歌おう!) • Chantez!(vousに対して、歌ってください!)
不規則動詞 pouvoir • pouvoir (v. t.) ~ができる • Tu peux venir demain matin? • Canyou come tomorrowmorning?
不規則動詞 vouloir • pouvoir (v. t.) ~ができる • Voulez-vous encore de la bière? • (Do youwantstillbeer?)
pouvoir, vouloirの用法 • Je peux + 動詞の原型 • ⇒私は~することができます。 • 「I can +動詞の原型」と同じような使い方 • Je veux + 動詞の原型 • ⇒私は~したいです。 • 「I want to + 動詞の原型」と同じような使い方 • Je veux + 名詞句 • ⇒私は~が欲しいです。 • 「I want + 名詞句」と同じような使い方 • ※vouloirは動詞・名詞どちらもとれるが、pouvoirは動詞のみ!
不規則動詞 dire • dire (v. t.) ~を言う • Il dit toujours la même chose. • He saysalways the samething.
半過去について • 英語では、「I did」と「 I wasdoing」または「I used to do」 • それ以外は副詞などで補足する。 • 仏語では「j’ai fait」と「je faisait」 • 「~していた」を表わすための「半過去」という個別の活用がある。 「~した」(瞬間的な行為)と 「~していた」(継続的な状態)とは どうやって区別する?
半過去の活用 語幹(活用で変わらない部分)は現在形のnousのときと必ず同じになる。 唯一の例外
大過去 • 複合過去や半過去で表している過去よりも、さらに以前の過去について語るための時制。 • 英語の過去完了と機能も形も大体同じ。 • Quand nous sommes arrivés à la gare, le train était déjà parti. • Whenwegot to the station, the train hadalreadyleft. • Cf. Ah, le train est déjà parti! • Ah, the train has alreadyleft! • ※移動を表わす自動詞は、複合過去・大過去ともに助動詞にavoirではなくêtreを用いる。 • Il a dit qu’il avait été malade. • He saidthathehad been sick. • Cf. Il a dit qu’il était malade. • He saidthat hi wassick.
名詞の性別 • フランス語において、名詞は男女どちらかの性別を持ちます。 • 英語との共通点 • (英)motherは必ずshe, herで、boyはhe, hisで受ける。 • (仏)mère(母)は女性、garçon(少年)は男性扱い。 • 英語との違い • 現実において性別を持たない名詞も、男女どちらかの性別を持つ。 • train(電車)、matin(朝)、courage(勇気)は男性 • voiture(車)、nuit(夜)、patience(忍耐)は女性
名詞の複数化 • 英語と同じ • 単数形の語尾に「s」を付ければ複数形 • 単数形はgarçon, fille, train, voiture... • 複数形はgarçons, filles, trains, voitures... • 英語と違う • 綴りの上では「s」を付けるが、発音はしない。 • つまり、発音だけでは単数・複数区別できない!
冠詞について • 不定冠詞、定冠詞の役割は英語とだいたい同じ!
冠詞について 2 • 英語においては不可算名詞(water, milk, air, iron,etc)には不定冠詞の「a」を使わずに、「some」などを使う。 • Do you want some beer? (ちょっとビール飲まない?) • フランス語においては、不可算名詞には専用の「部分冠詞」を使う。 • 形は「定冠詞」の「le」「la」の前に「de」を付けたもの。 • de + le = du • De l’eau, s’ilvousplaît.(お水ください。)
不定冠詞 • 英語と同じ • 役割は大体同じ • 会話のなかで初めて提示をするとき • 具体的に特定されていないとき • 英語と違う • 名詞の性別・単複によって形が変わる • =複数形にも不定冠詞がある(幾つかの~) • un garçon, des garçons, un ami, des amis • une fille, des filles, une amie, des amies • リエゾン、アンシェヌマンで音が変わること有り。