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穀物価格高騰の影響について. 10551021 有本春奈. < 目次 > 第1章 まえがき 第 2 章 価格高騰の背景 2-1 世界人口の増加 2-2 バイオエタノール 2-3 オーストラリアの干ばつ 2-4 新興国の需要 2-5 投機資金の流入 第 3 章 影響 3-1 日本へ の 影響 3-1-1 自給率と輸出規制 3-1-2 食料品の値上げ 3-2 私たちへの 影響 3-2-1 製菓業界の値上げ 3-2-2 森永製菓と明治製菓
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穀物価格高騰の影響について 10551021 有本春奈
<目次> 第1章 まえがき 第2章 価格高騰の背景 2-1 世界人口の増加 2-2 バイオエタノール 2-3 オーストラリアの干ばつ 2-4 新興国の需要 2-5 投機資金の流入 第3章 影響 3-1 日本への影響 3-1-1 自給率と輸出規制 3-1-2 食料品の値上げ 3-2 私たちへの影響 3-2-1 製菓業界の値上げ 3-2-2 森永製菓と明治製菓 3-2-3 収益への影響と対策 第4章 あとがき
第2章 価格高騰の背景 • 2-1 世界人口の増加 2007年度世界人口:66億1590万人 ↓ 1億3380万人増 2008年度世界人口:67億4970万人 世界の小麦需給 (単位:百万トン)
2-2バイオエタノール バイオエタノールとは:原油価格高騰、中東への原油依存の削減、地球温暖化防止といった観点から世界の注目を集めている代替燃料でトウモロコシやサトウキビを原料としている。 食糧としての エネルギーと 輸出余力 需要 + しての需要 =の低下!! バイオエタノールの生産動向
2-3 オーストラリアの干ばつ (2005年;1億1365万トン) 13%;1521万トン オーストラリア農業資源経済局は2006年-07年の冬穀物生産量について前年度比36%減 2599万tと予測。 2006年9月-10月の穀物価格
2-4 新興国の需要 新興国=BRICs、NEXT11など。 2-1の世界人口より60年間で人口が増加した上位3カ国(中国、インド、インドネシア)はいずれもBRICs,NEXT11にはいっている。 〈中国&インド〉 • 経済成長を背景として、人口、食糧消費が急増。 • 食糧消費のパターンが変化。特に肉類の消費が増大。 (肉類の生産のためには家畜飼料として穀物が必要) • 中国の2006/07年度の大豆輸入量は前年度比で 13%増加。3200トン(全世界の貿易量の45.2%)に達する。 市場の攪乱要因となる!!
2-5 投機資金の流入 継続するドル安とサブプライムローン問題 ↓ 住宅ローン関連の証券化商品に投資していた投機資金が市場を離れる。 ↓ エネルギー市場、穀物市場に流れ込む! • 商品市場規模は株式市場、債券市場に比べて遥かに小さい→まとまった金額の買いによって、相場が上がりやすい!!ヘッジファンドが目をつけた! お互いに関連し合う要因が重なって穀物価格を上昇させていた!
第3章 影響 3-1 日本への影響 3-1-1 自給率と輸出規制 日本の食糧自給率→30.7%(2005年) (小麦輸入87.2%、大麦輸入91.2%、トウモロコシ輸入100%) • インド、カンボジア、インドネシア、エジプト→米の輸出禁止。 • 中国→輸出税の賦課。米の輸出許可を厳格化。 • ロシア→小麦と大麦に輸出税を賦課(2007年11月、大麦30%、小麦10%)⇒2008年4月、小麦の輸出税を40%に引き上げ。
3-1-2 食料品の値上がり 〈小麦〉 2007年4月1.3%↑ 2007年10月10%↑ 2008年4月30%↑ 合計約45%の価格上昇 〈とうもろこし〉⇒乳製品や畜産物の価格上昇を招く。 ・牛乳が30年ぶりに値上げ ・チーズは1年間で約27.7%値上げ ・清涼飲料や菓子類の価格上昇 〈大豆〉⇒醤油、食用油、マヨネーズなどの値上げ 〈大麦〉⇒ビール系飲料の価格上昇
3-2 日本の製菓業界 3-2-1 製菓業界の値上げ 値上げ企業と値上げ幅 • 菓子は若年層が主力販売層のため単価が低く、値上げは容易ではない。 • そもそも増量や安売りによる熾烈な「薄利多売競争」が行われてきたため、値上げというマイナスイメージは命取りである。
3-2-2 森永製菓と明治製菓 収益性比較(ROA:総資産利益率) ↑のグラフ化
3-2-3 収益への影響と対策 • 森永製菓 原材料コストの増加額 05年-06年 13億円 06年-07年 20億円 07年-08年 50億円 3年間で83億円のコストアップ! • 森永製菓 原材料価格高騰対策 ・売上高増加 ⇒容量変更、価格改定 ⇒原料置換、スペック見直し ・全社的ローコストオペレーションの推進 ⇒プロダクトミックスの改善
第4章 あとがき • 穀物価格高騰は、いくつもの要因が関係しあって起こっている。 • 世界人口の増加や干ばつなどの自然災害の要因は中・長期に亘って影響するため解決は容易ではない。 • 穀物の価格を下げるには国際的な規制と国内的には企業のコスト削減を徹底するしかないと思う。