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2005.03.24 名古屋大学環境学研究科附属 地震火山・防災研究センター年次報告会. 弾性波アクロスによる フィリピン海プレートのモニタリングのための試験観測. 渡辺俊樹・生田領野・雑賀敦・宮島力男・藤井直之・山岡耕春. Subduction. ACROSS. ACROSS 信号を用いて、 プレート境界からの反射波を観測し、 プレート間カップリングの長期モニタリング可能性を探る。. 精密制御震源 常に同じ信号を発生させる S/N 比の向上 探査深度の向上 高精度 長期連続モニタリング. 背景ー人工地震観測.
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2005.03.24 名古屋大学環境学研究科附属 地震火山・防災研究センター年次報告会 弾性波アクロスによるフィリピン海プレートのモニタリングのための試験観測 渡辺俊樹・生田領野・雑賀敦・宮島力男・藤井直之・山岡耕春
Subduction ACROSS • ACROSS信号を用いて、 • プレート境界からの反射波を観測し、 • プレート間カップリングの長期モニタリング可能性を探る。 • 精密制御震源 • 常に同じ信号を発生させる • S/N比の向上 • 探査深度の向上 • 高精度 • 長期連続モニタリング
背景ー人工地震観測 • 人工地震から観測された強い反射波(Iidaka et al., 2003)
東濃付近 天竜市付近 反射波の領域 沈み込みプレート境界 Kasahara, et al., 2004. 背景ー波線計算
P 背景ーHi-netによるACROSS信号の検出 発震:土岐市 受振:Hi-net (HOUH, TYEH, HRYH, STRH, ASHH) 吉田ほか, 2003. 2/20の波形を基準にした5ヶ月間の波形変化 鳳来観測点(58km)
S01 S02 S03 1 km S04 S06 S05 S07 S09 S08 S10 S11 S12 東海監視試験観測点 • 2004.11月中旬 アレイ設置(愛知県民の森:鳳来町) • 2005.01月 長測線観測点設置 ⇒ 2005.04月まで継続予定 (県民の森は6月)
観測状況 • 地震計: Mark Products L22D 3成分 • ロガー: DataMark LS7000 (電流消費量~130mA) + 1GB or 2GB • 電源: 太陽電池パネル(26W)+バッテリー(40Ah) • バッテリーのみで300時間=12日 • 日照1時間/日でも電圧保持できる電源系デザイン • 一部の観測点が日照不足 • 115Ahのバッテリーに交換
スペクトル (S5) UD 1 Hzおき 1/60 Hzおき NS EW ラインスペクトルノイズが見られる
ラインスペクトルノイズの原因 • コンパクトフラッシュへの書き込み(1分毎) • ロガーの時刻同期のための1pps,1ppm信号?? • ロガーの個体差あり • 電源・アースで改善したが、改善しない点もある。 時系列信号 1分に1回の矩形波 1秒に1回のパルス 1/60 Hzおきの信号のみの逆フーリエ変換 1 Hzおきの信号のみの逆フーリエ変換
スペクトル (S12) 14日間スタック UD NS EW
伝達関数 (S12) 14日間スタック 14日間スタック UD P S NS EW
伝達関数 (S3) UD 14日間スタック P S NS EW
S01 S02 S03 S04 S06 S05 S07 S09 S08 S10 S11 S12 Radial Transverse-Radial
S01 S02 S03 S04 S06 S05 S07 S09 S08 S10 S11 S12 Transverse Transverse-Transverse
S01 S02 S03 S04 S06 S05 S07 S09 S08 S10 S11 S12 Vertical Transverse-Vertical
まとめ • 愛知県東部に • 測線長約50kmの測線 • アレイ長約2kmのアレイ観測点 • を設置し、連続観測を実施した(継続中)。 • 震源距離約55kmにおいて、地表に設置した地震計でACROSS信号の検出ができた。 • 後続波群に目的とする反射波が含まれている可能性がある。 • 長期観測による時間変化の検出の可能性を探る。 • 低周波微動との関連 • 震源の移設
東海監視に向けて • 試験観測 • 問題点の抽出 • ノウハウの蓄積 • 長期観測 • 気象研ACROSS研究5ヵ年計画 • 名大の各務原のACROSS震源の移設(震源アレイ) • 東海監視
S01 S02 S03 1 km S04 S06 S05 S07 S09 S08 S10 S11 S12 愛知県民の森アレイ
スペクトル (S3) 14日間スタック UD 1Hzおき NS EW
伝達関数の例 10日スタック P S