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PCR 法における アガロースゲル電気泳動

PCR 法における アガロースゲル電気泳動. 理学部計算科学科 3年 0605060183(211) 西田 和永. PCR 法とは?. ・ポリメラーゼ連鎖反応 (polymerase chain reaction) の略。 ・マウスから取り出した少量のDNA断片を特定のプライマー、酵素と混合させ、特定の温度、時間変化のサイクル(PCR装置)を繰り返すことによって DNA を増幅させる方法。 ・その増幅された DNA を用いて電気泳動をし、マウスがどのタイプであるのかを決定する。. アガロース. ゲル化しやすい中性多糖で、寒天の主要な多糖成分でもある。 特徴

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PCR 法における アガロースゲル電気泳動

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Presentation Transcript


  1. PCR法におけるアガロースゲル電気泳動 理学部計算科学科 3年 0605060183(211) 西田 和永

  2. PCR法とは? ・ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction)の略。 ・マウスから取り出した少量のDNA断片を特定のプライマー、酵素と混合させ、特定の温度、時間変化のサイクル(PCR装置)を繰り返すことによってDNAを増幅させる方法。 ・その増幅されたDNAを用いて電気泳動をし、マウスがどのタイプであるのかを決定する。

  3. アガロース • ゲル化しやすい中性多糖で、寒天の主要な多糖成分でもある。 • 特徴  ・分子内に多数の水酸基を含んでいるため、主に水    素結合により架橋し、約30℃でゲル化する。  ・ゲルの融点は約80℃と高く、ゼラチンのように室温 で溶け出さない。

  4. アガロース 三角フラスコ 1×TAE ゲルの作製方法(1) • 三角フラスコにアガロースと1×TAEバッファーを入れる。 • 電子レンジでフラスコを沸騰し、透明になるまで温め、後に50℃程度になるまでフラスコを回転させながら冷ます。

  5. ゲルの作製方法(2) • 冷ましている間にゲル成型トレイ、コーム、スタンドをセットする。                        (http://www.bio.sci.toho-u.ac.jp/olympic/gene.html) • 冷めた溶液にEtBrを加え、混合させた後、トレイに流し込む。固まったらコームを外して完成。

  6. 電気泳動について • アガロースゲル電気泳動とは、数ある電気泳動の中でも、もっともオーソドックスな方法で、DNAをその長さに応じて分離する手法。

  7. 泳動手順 • 1×TAE緩衝液とEtBrの入った泳動槽にゲルを入れる。 • ゲル穴にDNAの入った溶液を入れ、泳動開始。 • 電気泳動後、ゲルを取り出し、紫外線放射器で結果を確認する。 ゲル穴に入れる様子 泳動後のゲルの様子(撮影:西田) 紫外線放射器(撮影:西田)

  8. DNA Agarose gel 電気泳動のしくみ • アガロースゲルは大きな網目状の構造をしている。 • DNAはそれぞれ固有の大きさ(長さ)と電荷を持っていて電圧をかけると+極に向かい移動する。 • 電荷の大きさは分子の大きさに比例するため、泳動距離は分子量(DNA)の大きい(長い)ものほど流れにくく、小さい(短い)ものほど流れやすい。

  9. 撮影したDNAバンドの様子 • 泳動槽に入れたEtBrは、分離したDNAバンドを視覚化する蛍光試薬で、紫外線をあてると発光する特徴をもっている。 • そのEtBrがDNAの2本鎖の間に入り込むため、紫外線をあてると、DNAがたくさん集まっているところが強く光るため、下の写真のようにバンドを確認することができる。 DNAバンドの様子(撮影:西田)

  10. アガロース、PCR実験の応用例 • PCR実験の他に、医化学研究などで広く使用されており、生物から核酸(DNAやRNA)を抽出した際、確認のために電気泳動をする時に用いられている。 • PCR法そのものや、派生した様々な技術は、分子遺伝子学の研究のみならず、生理学、分類学などの研究にも応用され、さらには医療や犯罪捜査にも大きな役割を果たしている。

  11. まとめ • アガロースの特徴から、PCR法における電気泳動のゲルに適している事が分かった。 • DNAの分子量の大きさ(DNAの長さ)により、泳動の流れ方が異なってくる。 • アガロースゲルやPCR法は医化学研究において広く使われている。

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