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プレゼン大会 「 長寿企業を選んでどのように ここまで競争社会を生き残ってきたか、 どのようなイノベーションがされてきたのか、 今後はどういったイノベーションが 必要 とされるのか 」. にんにん. 今回の流れ. 選択企業の紹介. コクヨ株式会社. 創業・・・ 1905 年 10 月 創業者・・・黒田善太郎 資本 金・・・ 158 億円 売上高・・・ 2600 億円. ◇企業理念 商品 を通じて世の中のためになる. 事業 内容 ()内は売上高比率. ◇ステーショナリー 部門(50%) ◇ファニチャー 部門(40%) ◇通販・小売関連 事業(10%).
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プレゼン大会「長寿企業を選んでどのようにここまで競争社会を生き残ってきたか、どのようなイノベーションがされてきたのか、今後はどういったイノベーションが必要とされるのか」プレゼン大会「長寿企業を選んでどのようにここまで競争社会を生き残ってきたか、どのようなイノベーションがされてきたのか、今後はどういったイノベーションが必要とされるのか」 にんにん
選択企業の紹介 コクヨ株式会社 創業・・・1905年10月 創業者・・・黒田善太郎 資本金・・・158億円 売上高・・・2600億円 ◇企業理念 商品を通じて世の中のためになる
事業内容()内は売上高比率 ◇ステーショナリー部門(50%) ◇ファニチャー部門(40%) ◇通販・小売関連事業(10%) 日本の文房具業界ではシェア1位 http://d.hatena.ne.jp/books_channel/20081230 http://store.shopping.yahoo.co.jp/shimiz/ks-600s.html http://thehomeliving.blogspot.jp/2010/10/m4.html
コクヨ組織図 http://www.kokuyo.co.jp/com/press/2005/09/432.html
帳簿全体の 価格の5%。 コクヨの沿革 @大阪市西区南堀江 「黒田表紙店」開業 創業期 「人の役に立つことをしていれば、必ず受け入れられる」 「表紙は黒田の表紙 でなければダメだ」 紙製品製造メーカー としての地位獲得
1917年 商標を国誉にする 1936年 今里に工場を併設した 新しい本社ビル建設 翌年から時代は戦時体制に突入 コクヨの沿革 受難と再建期 ジャワ(現インドネシア)、中国の新京(現長春)に会社を設立 戦時下での物資不足 &原紙供給に統制 1945年日本はポツダム宣言を受諾 終戦と同時にこれら海外の二つの会社と設備は放棄! 大阪の工場は奇跡的に無傷!
コクヨの沿革 地元の有力卸業者との共同出資 基盤確立期 1947年 東京支社設立、全国各地に支店 1954年 戦前の最盛期以上の売り上げ 紙製品業界のトップ企業に! コクヨの製品だけを扱う専門店の出現。 1957年 全国に20社のコクヨ専門店が誕生。 1961年 コクヨ株式会社に変更
ビジネスモデルのイノベーション コクヨの沿革 基盤確立期 KJM(コクヨジュウリーメンバーズ) →「取引高によって販売店をランク付けし、それに応じて報奨金を支払う会員システム」 1968年、KJM第一回大会が京都で開催 全国の販売店が切磋琢磨する場 販売ネットワークの強化・拡大
コクヨの沿革 基盤確立期 ビジネスモデルのイノベーション スチール製品業界へ参入! 1960年に初のスチール製品、ファイリングキャビネットを発売 1965年 スチールデスク、 翌年にはホームキャビネット、事務用回転椅子など 1960年のスチール製品業界への参入 →オフィス家具メーカーへの道筋をつける
1969年大阪の新本社ビル コクヨの沿革 業務拡大期 役員室、会議室、応接室、社員食堂まで、全館のほとんどをコクヨ製品で構成 コクヨの「モデルオフィス」 従業員が働く様子も! 70年代後半 「帳簿の老舗」 →「もっとも先進的な総合オフィスメーカー」 企業イメージを一新。
70年代の日本 二度の石油ショックにより、 戦後初のマイナス成長を経験 →経済状況混乱 コクヨの沿革 積極投資& 商品多角化期 病院、学校、図書館用の家具 移動観覧席などの特殊家具 1988年 売上高2000億円を突破 80年代半ば 内需拡大政策の一環として通産省 「ニューオフィス推進運動」
国際化 コクヨの沿革 スピード成長期 93年 戦後初海外駐在員事務所をドイツに設立 95年 香港に開設 96年 タイに合弁企業設立 97年 マレーシアに100%出資の現地法人を設立 ステーショナリーとファニチャーを生産する工場を建設 情報収集、分析活動をスタート 円高対応、海外での製造、販売計画に着手
状況・・・90年代後半から続くバブル経済崩壊後の構造不況状況・・・90年代後半から続くバブル経済崩壊後の構造不況 市場ニーズは大きく冷え込む コクヨの沿革 企業変革期 ビジネスモデルのイノベーション ネットワーク型流通ビジネスの開発 1997年 事務用消耗品受注代行システム 「べんりねっと」 1998年 カタログ通販ビジネス 「C-Business(のちの@オフィス)」 2001年 オフィス用品の総合通販事業 「カウネット」
コクヨの沿革 再成長期 リーマンショックに端を発した 世界同時不況 日本国内の市場環境も大きく変化 2002年 全社的な構造改革プラン 2004年 分社・持ち株会社制へ移行 2005年 創業100周年 全社員で創業の精神を再確認し、再スタート1981年から親しまれてきたロゴマーク一新 http://item.rakuten.co.jp/aribun/c/0000000217/
アジア市場 日本で100年以上にわたり 積み重ねたノウハウを活かす 現地のニーズを踏まえ 事業展開 コクヨの沿革 現在 コクヨは再び創業の原点へ 変化した市場で「役に立つ」事業を目指す 分社化から事業基軸経営へ ステーショナリー事業 ファニチャー事業
コクヨの製品イノベーション ホーム家具の生産・・・子供用学習机 それまでの学習机の高さ調節 →いろいろ面倒くさい ユーザーにとっては大きな負担 くるくるマシン オフィス家具部門ではハンドルで高さ調整ができる OAテーブルを開発していた→学習机に搭載しよう! 木製の脚でもハンドル機構を付けられる構造にするなど 工夫を重ねた結果、 子供でも簡単に高さ調整ができる
コクヨの製品イノベーション 書いた内容をスマートフォンで撮影してすぐ取り込める、壁などに簡単に貼ったり剥がしたりできる「ホワイトボード」 磁石で留める「マグボ」 吸着シートの「ピタボ」 「CamiApp(キャミアップ)」アプリケーションに対応 付属のマークシールをホワイトボード前面の四隅に貼り、 スマートフォンからCamiAppアプリを使って撮影すれば、 自動で傾きやゆがみを補正し、書いた内容をデータ化可能 http://bizmash.jp/articles/23378.html
コクヨのイノベーション分析まとめ なぜここまで生き残ってきたのか? ・臨機応変 ・時代に見合った顧客のニーズへの対応力 ・製品開発力
なぜここまで生き残ってこれたのか? イノベーションの7つのルール 輪読本P.18 1.強力なリーダーシップ 同族経営、信念の強さ 2.イノベーションを基本精神に取り込む 「役に立つ」企業であること/「正味百枚」 3.イノベーションを戦略とあわせる 経営戦略→ラディカルイノベーション
4.創造性と価値獲得のバランス NECのクラウドサービスを利用した 「アイデア創発システム」開発 5.抵抗勢力の抑制 経営理念の浸透によりほぼない KJMのとき少し 6.ネットワークの構築 全国各地の卸売業者との信頼関係の構築 7.適切な評価指標・報奨制度 「コクヨデザインアワード」 すべて満たせている!
機会 コクヨSWOT分析 強み 弱み 脅威
輪読本P.64 くるくるマシン ビジネスモデルのイノベーション テクノロジーのイノベーション スマートフォンユーザー
今までのイノベーション 速度の遅い国内市場において 信頼 をベースにした経営 消費者・時代のニーズに 合った製品を! バリュー・プロポジション& 製品とサービス
今後必要とされるイノベーションは? 「勝つための戦略」 ◇現状分析 変化の速い外部環境 文具業界→飽和市場 セミラディカル イノベーション 国内は 縮小市場 http://www.ikpi.co.jp/bizblog/blog20111122.html
連結売上高に占める海外売上高比率 ※インドのコクヨカムリン 株価大幅下落 パイロット・三菱鉛筆に 大幅に遅れ! 赤字!!
これからのイノベーション案 ◇ラディカルイノベーション 提携を進める アジア市場 ヨーロッパ市場へ 現地のニーズを知る 必要性大! http://globe.asahi.com/feature/111120/02_2.html
これからのイノベーション案 クレールフォンテーヌの例 ヨーロッパ唯一 コクヨファニチャーロンドン支店 パイロットは成功 ステーショナリー部門で! ヨーロッパの文房具企業と提携する ヨーロッパにおける文房具市場席巻を目指す
これからのイノベーション案 ◇インクリメンタルイノベーション 今までの例 アプリ、流通ネットワークなど ステーショナリー部門 ファニチャー部門 時代のニーズに合った 新製品の販売、新ビジネスモデル開発 必要不可欠
まとめ 今まで・・・ラディカルイノベーションを推し進めてきた 現状・・・アジア進出、価値の見直し/飽和市場! これから・・・勝つための戦略が必要/セミラディカルイノベーション ◇提携でヨーロッパ市場を狙う ◇ステーショナリー・ファニチャー部門での 製品においてインクリメンタルイノベーション
参考資料 コクヨクロニクル http://www.kokuyo.co.jp/chronicle/index.html コクヨ ダイバーシティマネジメント https://jinjibu.jp/article/detl/tonari/331/?lk=art コクヨ組織戦略 http://www.kokuyo.co.jp/com/press/2004/03/236.html 輪読本「イノベーション・マネジメント」
ご清聴ありがとうございました http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0203/kokuyo.htm
コクヨの製品イノベーション① コクヨ便箋 1914年 紙質の改良 便箋がどのように使われているか身近な人間にヒヤリング 現在でいうユーザー調査・・・創業者自ら 色紙付きの便箋!
コクヨの沿革 繁栄期 和式帳簿、様式帳簿、伝票 ニーズ拡大&信頼獲得
これからのイノベーション案 コクヨの弱点・・・海外進出!? 現在の海外売上比率・・・全体のわずか5% http://moneyzine.jp/article/detail/197575?p=2
コクヨの沿革 スピード成長期 80年代後半 「高度情報化社会」の流れ加速 インテリジェントビルが話題に 情報 紙製品・家具 「オフィス空間創造型企業」
どの戦略を選ぶか?P.122 内的要因 ・技術的能力 ・組織的能力 ・現在のビジネスモデルの成功 ・資金調達 ・経営者のビジョン 外的要因 ・外部ネットワークの能力 ・業界の構造 ・競争環境 ・テクノロジーの変化の速度