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1. プロトタイプ1号 従来からある腸鉗子は把持部に柔軟性があり、段階を   追いながら圧閉できるという利点をヒントにプロトタイプ  を作成した。しかしながら、強度を付加させる代償として

人工心肺用流量調節鉗子(アジャストフロー)の試作. 仙台循環器病センター・臨床工学科  早坂 啓  CE. 人工心肺の流量調節にはチューブ鉗子をはじめ、オクルーダーやエレベーターなどを用いることが一般的である。仙台循環器病センターでは、脱血制御にオクルーダーを用いず、トリプルフローを組み込んでいるが、微調整にはチューブ鉗子の用手的な保持操作を要していた。  チューブ鉗子は、開放と閉塞の2段階操作を目的とした手術器械であるため、鉗子を複数掛けていくことや、半閉塞の状態を手先の感覚で保持するなどの経験を踏まえた技術に支えられている。

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1. プロトタイプ1号 従来からある腸鉗子は把持部に柔軟性があり、段階を   追いながら圧閉できるという利点をヒントにプロトタイプ  を作成した。しかしながら、強度を付加させる代償として

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Presentation Transcript


  1. 人工心肺用流量調節鉗子(アジャストフロー)の試作人工心肺用流量調節鉗子(アジャストフロー)の試作 仙台循環器病センター・臨床工学科  早坂 啓 CE 人工心肺の流量調節にはチューブ鉗子をはじめ、オクルーダーやエレベーターなどを用いることが一般的である。仙台循環器病センターでは、脱血制御にオクルーダーを用いず、トリプルフローを組み込んでいるが、微調整にはチューブ鉗子の用手的な保持操作を要していた。  チューブ鉗子は、開放と閉塞の2段階操作を目的とした手術器械であるため、鉗子を複数掛けていくことや、半閉塞の状態を手先の感覚で保持するなどの経験を踏まえた技術に支えられている。  この度、従来のチューブ鉗子操作の感覚で、半定量的な流量調整が可能な人工心肺用流量調節鉗子(アジャストフロー)を試作し臨床使用に際しての基礎実験を行った。 仙台循環器病センター 臨床工学科  早坂 啓 CE 1. プロトタイプ1号 従来からある腸鉗子は把持部に柔軟性があり、段階を   追いながら圧閉できるという利点をヒントにプロトタイプ  を作成した。しかしながら、強度を付加させる代償として   鉗子自体が肉厚になりすぎ、柔軟性を失い、本来の目  的である段階を追った閉鎖ができなくなってしまった。 2. プロトタイプからの発展 閉塞の可変にラチェットの多段階操作を用い、さらに開放を容易にするためにゲルピ開創器の“開創”操作部を   ヒントにした。   ラチェットは、1/2チューブで実用8段階の可動性を持ち、段階的、半定量的な流量の可変を実現した。把持部   (遮断有効部)は開閉に最適な長さを持たせ、支持指側のグリップは握りの良さと操作性を考慮し大型とした。 ラチェット部と 開放のための トリガー 遮断部分を長く 取ることにより チューブの閉鎖が 均等に行える。 プロトタイプ1号 アジャストフロー アジャストフローにつきまして、第31回日本体外循環技術研究会大会にてポスター発表を 行いました。(P21) 次ページへつづく・・・

  2. 3. 実験 断面積変化の計測と落差流量を電動式脱血絞り、VOcⅢと比較した。 条件:  水道水にて実験、吐出圧なし         温度:23.3℃ 使用チューブ:TYGON(1/2”×3/32“) 落差900mm(上部水槽液面より下部水槽液面まで) 結果:  アジャストフローの断面積の変化は8段階での可変が可能であった。落差に         よる脱血量の実測では、4段目以降からVOcⅢのチューブ断面積70%、35%、 15%、4%(完全閉塞)に相当する脱血量の調整が可能であった。 考案:  段階的圧閉が可能な器械としてアジャストフローを着想した。操作上の形状と       強度を考慮した結果、想定した微細な調整幅こそ確保し得なかったが、実験上       から、人工心肺離脱などに必要な脱血量の調節に対応できると考えられた。 アジャストフローにつきまして、第31回日本体外循環技術研究会大会にてポスター発表を 行いました。(P21) 東京都文京区本郷5-1-13 トノクラ医科工業株式会社 TEL: 03(3813)7751 FAX: 0120(32)2571 20051014-1

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