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電磁気学Ⅲ 講義

電磁気学Ⅲ 講義. (第7巻). 2年次後期2単位選択 担当: 玉野 和保. 意味と位置づけ ・電磁諸現象を記述するの4つの式 ・これらを解くことで、波動を表す方程式が導かれること. 単元13. 第13単元 Maxwell の方程式と 波動方程式. 講義で解説すること   ・ Maxwell の方程式の再度の理解   ・ベクトルポテンシャル   ・ Maxwell の方程式の解法=波動方程式の解法   ・ゲージ変換   ・波動方程式を解くことで電磁波が導かれること. 電磁誘導の法則. Ampere=Maxwell の法則. Gauss の法則.

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電磁気学Ⅲ 講義

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Presentation Transcript


  1. 電磁気学Ⅲ 講義 (第7巻) 2年次後期2単位選択 担当: 玉野 和保

  2. 意味と位置づけ ・電磁諸現象を記述するの4つの式 ・これらを解くことで、波動を表す方程式が導かれること 単元13 第13単元Maxwellの方程式と 波動方程式 • 講義で解説すること •   ・Maxwellの方程式の再度の理解 •   ・ベクトルポテンシャル •   ・Maxwellの方程式の解法=波動方程式の解法 •   ・ゲージ変換 •   ・波動方程式を解くことで電磁波が導かれること

  3. 電磁誘導の法則 Ampere=Maxwellの法則 Gaussの法則 磁束の保存則 単元13 Maxwellの方程式第3単元: Maxwellの方程式のスライドの再掲 4つの基本方程式(EDHB系)をまとめて示す。

  4. 単元13 ベクトルポテンシャル 磁界はN-S両極が必ず対で存在する。 磁界に関するGaussの法則(磁束の保存則)では、磁束分布が計算できない Gaussの法則を満たすポテンシャルの導入 ベクトルポテンシャル:A [T・m] 常に0 Gaussの法則を満たしている

  5. EとBをまとめる のように置き換えると 常に0 の式は 単元13 波動方程式の導出(その1) 置き換える前と同じ式になる この置き換えをゲージ変換という に代入

  6. EとBをまとめる 単元13 波動方程式の導出(その2) に代入

  7. 単元13 波動方程式の導出(その3) ここでつぎのゲージ変換の性質を利用する。 すなわちχとしてつぎの式の解χLを用いる。 そうすると 最上部の2式は 波動方程式

  8. 単元13 (理 由) これをLorentzゲージと言う であるから、 の式は、 この部分を0にするようにχLを定めたので、常に0 そうすると

  9. 単元13 (補 足) ゲージとして これをCoulombゲージと言う と置くこともできる。 この場合、Maxwellの方程式は Ampereの周回積分の法則でrot H=i であるから、これを使うと Poissonの式 電流による磁界の計算 一方 Laplaceの式 静電界の計算

  10. 単元13 波動方程式の解法 以上をまとめると 波動方程式 これらを解いてALとφLを求め、つぎのLorentzゲージ条件を満たすものを解とする これらの解ALとφLを以下の式に代入しE,Bを求める。

  11. 単元13 (さらなる発展) Lorentzゲージに、φLのみ時間変化しない、しかもφL=0とするゲージの選択も可能。 そうするとLorentzゲージ条件は、 解くべき波動方程式は 解のうち、右のLorentzゲージ条件を満たすものを解とする これらの解AL0を右式に代入しE,Bを求める。

  12. 単元13 (補 足) Lorentzゲージとして、ALも時間変化しないゲージを選択すると これより、CoulombゲージACと同じ式を得る Poissonの式 電流による磁界の計算 Laplaceの式 静電界の計算 Biot-Savartの法則の式は、この方程式の解として表される ※ 前のスライドで示した式はiを0[A/m2]としていることに注意

  13. 意味と位置づけ ・波動方程式の解は、波動を表現する 単元14 第14単元平面波と球面波 • 講義で解説すること •   ・波動方程式の解法 •   ・波動方程式の解、波動関数は電磁波である •   ・電磁波は横波 •   ・平面波の形 •   ・球面波の形 •   ・固有インピーダンス •   ・進行波と後退波

  14. 解くべき波動方程式は 解のうち、右のLorentzゲージ条件を満たすものを解とする これらの解AL0を右式に代入しE,Bを求める。 単元14 波動方程式の解法第13単元: Maxwellの方程式と波動方程式のスライドの再掲

  15. 単元14 波動方程式の解 偏微分方程式式の解 これを右式に代入すると  光速:     2.998×108[m/s] :これを波数ベクトルと呼ぶ  波数ベクトルkは波動の進行方向を表すベクトル

  16. 単元14 波動方程式の解 右のLorentzゲージ条件を満たさなければならない AL0のベクトルは 波動の進行方向を表すベクトルkに直角 これは横波を表す 右の式からE、Bを表す

  17. 単元14 波動方程式の解(つづき) Bのベクトルを          と表すと Bの波動もkとe1に直角 これも横波を表す これらの単位ベクトルe1、e2を偏向ベクトルと呼ぶ

  18. e1 2・jωA0 k 単元14 波動の姿(平面波) 電磁波は、振幅が虚数 実在の波ではない e1 E B e2 k e2 2・j(ω/C0)A0

  19. Z軸  r軸 θ 電流I X軸 φ 単元14 波動の姿(球面波) 長さL(Z軸方向)の電線に交流電流Iが流れるとき 充分遠いX-Y平面では

  20. 単元14 (補足) 固有インピーダンス 磁界の強さはφ方向のみ。 充分遠いX-Y平面上では Hφに対するEθの比は 真空中の固有インピーダンスと呼ぶ

  21. ・進行波: ・後退波: 単元14 進行波と後退波(波動とは) 波 動 波動の性質:  空間の一点では大きさが時間と共に変化           移動速度で見ると、同じ波形が移動 V=ω/k φ X

  22. 単元14 進行波と後退波(波動とは)平面波の波動事例その1 ・黄色い波は左に移動: 後退波 ・緑色の波は右に移動: 進行波 X軸 進行波+後退波=定在波

  23. 単元14 進行波と後退波(波動とは)平面波の波動事例その2 ・黄色い波は左に移動: 後退波 ・緑色の波は右に移動: 進行波 X軸 節間に見られる定在波

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