240 likes | 386 Views
集合的意識は存在するか. 蛭川 立 (明治大学情報コミュニケーション学部). Micro-PK 実験. 本質的にランダムな事象(量子力学的なプロセスなど)を意識の力によって偏らせることができるか? かつては放射性元素の崩壊などが用いられたが、現在では電子的な乱数発生器( RNG,REG )が用いられる。. プリンストン大学 PEAR での実験結果. Jahn & Dunne 1987. Field RNG 実験.
E N D
集合的意識は存在するか 蛭川 立 (明治大学情報コミュニケーション学部)
Micro-PK実験 • 本質的にランダムな事象(量子力学的なプロセスなど)を意識の力によって偏らせることができるか? • かつては放射性元素の崩壊などが用いられたが、現在では電子的な乱数発生器(RNG,REG)が用いられる。
プリンストン大学PEARでの実験結果 • Jahn & Dunne 1987
Field RNG実験 • 意識的にRNGの値を偏らせようとしなくても、大勢の人が感情的に高揚している場所にRNGを置いておくだけで出力が偏る、つまり人々の「集合的意識」がRNGに作用するという可能性が考えられている
2003年の青森ねぶた祭の前後でのRNGの出力 • Hirukawa & Ishikawa 2004
ブラジルでの調査 • 先住民の文化と世界各地からの移民の文化が混じり合って非常に多様な文化を形成している • 集団的熱狂を好む国民性がある(カルナバル、サッカー、その他宗教儀礼など)
Guarani • ブラジル南部~パラグアイの先住民族 • タバコ、マテ茶などを用いて儀礼を行う
Guaraniの歓迎儀礼(2004/4/23) • Hirukawa et al. 2006
Djavan Caetano Viana • MPB(Música Popular Brasileira)を代表するシンガーソングライターの一人
Djavanのライブ(2004/9/3) • Hirukawa et al. 2006
全体的な調査結果 • さまざまな儀礼、イベントで計測した結果、RNGの出力が有意に偏った結果が有意に多かった • RNGの出力が有意に偏らなくても、グラフは山形になることが多いことがわかった • RNGの出力の偏りは、イベントの人数やイベントからの距離とは、はっきりした関係がなかった
Santo Daime • アフリカ系ブラジル人によって始められたカトリック系新宗教団体 • アマゾン先住民が儀礼に用いている薬草茶アヤワスカを使って礼拝を行う • 近年、ブラジル都市部からさらに世界各地に進出しつつある
Santo Daimeの礼拝(2004/4/25) • Hirukawa et al. 2006
今後の展望 • まだ研究は始まったばかりで、とにかくデータの蓄積が必要 • 人数によって効果は変わるか? • 効果は距離によって減衰するか? • イベントの性質によって効果は変わるか? • もしMicro-PKが存在するなら、それを説明する理論が必要(量子力学における観測問題の見直し?)
地球意識プロジェクトGlobal Consciousness Project • 地球上の各地のRNG(現在は約100個)をネットワークで結んで、24時間体制で観測を行うプロジェクト
2001年9月11日の観測結果 • Radin 2006
最新の観測結果 • http://noosphere.princeton.edu/ • から見ることができます
コメント・質問はこちらへhirukawa@kisc.meiji.ac.jpコメント・質問はこちらへhirukawa@kisc.meiji.ac.jp