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1.目録と書誌

1.目録と書誌. (1)書誌( bibliography ) 資料に関するリスト 資料の存在を案内すればよく、所在の提示は必要ない 代表的な書誌: 『 日本全国書誌 』 その他、人物書誌、主題書誌など. (2)目録( catalog ). 図書館における 所蔵の記録。 書誌と同様、資料に関する記録であるが、所蔵の裏付けと明示が必要である。 複数館の合体目録を 総合目録 という。. (3)索引( index ). 部分を検索するためのもの。 例:巻末索引、詩などの語句索引、論文索引、記事索引、引用索引など。

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  1. 1.目録と書誌 (1)書誌(bibliography) • 資料に関するリスト • 資料の存在を案内すればよく、所在の提示は必要ない • 代表的な書誌:『日本全国書誌』 • その他、人物書誌、主題書誌など

  2. (2)目録(catalog) • 図書館における所蔵の記録。 • 書誌と同様、資料に関する記録であるが、所蔵の裏付けと明示が必要である。 • 複数館の合体目録を総合目録という。

  3. (3)索引(index) • 部分を検索するためのもの。 • 例:巻末索引、詩などの語句索引、論文索引、記事索引、引用索引など。 • 記事索引のように書誌である場合と、巻末索引のように書誌とは言いがたい場合とがある。

  4. (5)メタデータ • データに関するデータ。 • データとは、図書やDVDのような物的な存在ではなく、事実上ネットワーク情報資源を想定。 • 種々のメタデータがあるが、いずれも構造化されている(タイトル、著者、のように)。 • 資料を特定し検索するための情報とはかぎらない。資源特定・検索型のメタデータを記述メタデータとよぶ。 • 記述メタデータの代表例:ダブリンコア。

  5. 1-2.目録 (1)目録と書誌的記録  全体(目録)-部分(書誌的記録)  書誌的記録とは   資料1点ずつの記録   ・MARCレコード(コンピュータ目録の場合)   ・記入(カード目録の場合)

  6. (2)書誌的記録の構成要素 • 記述(description)   資料に関する客観的な属性   タイトル、著者、出版社、出版年など • 標目(heading)   記述に加えて付与する検索専用項目   カード目録では唯一の検索項目

  7. 標目の種類 • タイトル標目   タイトルからの検索 • 著者標目   著者名からの検索 • 主題標目    件名標目    分類標目

  8. (3)件名標目と分類標目 • 主題検索のために与える項目。 • 件名標目(subject headings)   主題を名辞で表したもの。   図書館界では、伝統的に統制語方式。   統制語の一覧表を件名標目表という。 • 分類標目   主題を分類記号で表現。   資料の配架位置を示すと同時に、分類記号によ る体系的検索に応える。

  9. 2.記述と標目 2-1.記述 (1)ISBDにおける主な記述項目 エリア(大項目)とエレメント(小項目、要素という) ①タイトル及び責任 ④出版・頒布等エリア  表示エリア ⑤形態的記述エリア ②版エリア ⑥シリーズエリア ③資料(または刊行 ⑦注記エリア  方式)特性エリア ⑧標準番号、入手条件エリア

  10. (2)ISBDによる記述の実例  情報サービス : 概説とレファレンスサービス演習 / 西田文男監修 ; 志保田務, 平井尊士編著. - 初版. - 東京 : 学芸図書, 1999. - 199p ; 21cm. - ISBN4-7616-0332-1  図書及び図書館史 / 寺田光孝編 ; 寺田光孝, 加藤三郎, 村越貴代美共著. - 初版. - 東京 : 樹村房, 1999. - xii, 215p ; 21cm. - (新・図書館学シリーズ / 前島重方, 高山正也監修 ; 12). - ISBN4-88367-013-9

  11. 2-2.標目 (1)タイトル標目 カタカナ形 漢字をカタカナに置き換える。 (2)著者標目 カタカナ形 統一標目形(統一著者名)を用いる。 (3)件名標目 カタカナ形と漢字形 通常、件名標目表を用いた統制語。 (4)分類標目 分類記号 それぞれの分類表による。

  12. 目録記入(カード目録の場合)

  13. 記述と標目の組み合わせ実例 ①シリーズなしの場合 情報サービス : 概説とレファレンスサービス演習 / 西田文男監修 ; 志保田務, 平井尊士編著. - 初版. - 東京 : 学芸図書, 1999. - 199p ; 21cm. - ISBN4-7616-0332-1 t1.ジョウホウ サービス a1.ニシダ, フミオ a2.シホタ, ツトム a3.ヒライ, タカシ s1.レファレンスワーク ①015.2

  14. 記述と標目の組み合わせ実例 ②シリーズありの場合 図書及び図書館史 / 寺田光孝編 ; 寺田光孝, 加藤三郎, 村越貴代美共著. - 初版. - 東京 : 樹村房, 1999. - xii, 215p ; 21cm. - (新・図書館学シリーズ / 前島重方, 高山正也監修 ; 12). - ISBN4-88367-013-9 t1.トショ オヨビ トショカンシ t2.シン トショカンガク シリーズ 12a1.テラダ, ミツタカ a2.カトウ, サブロウ a3.ムラコシ, キヨミ a4.マエジマ, シゲカタ a5.タカヤマ, マサヤ s1.図書館-歴史 s2.図書-歴史 ①010.2

  15. 目録の種別 • 冊子体目録  最も古い目録形態。現在でも特定コレクション用の目録として使用されることがある。 • カード目録  コンピュータ目録が普及し始める1980年代まで、最も中心的な目録形態であった。 • コンピュータ目録  利用者が使えるオンライン・コンピュータ目録=OPAC (Online Public Access Catalog)

  16. カード目録の特徴と限界 ①検索可能項目は標目のみ。 ②検索可能にするためには、必ず標目の音順なりに「配列」しないといけない。 ③検索項目(標目)の数だけ、カード枚数が必要。 ④設置した箇所でしか検索できない。 ⑤カード目録を維持するには、膨大な労力が必要。 ⑥カードケース設置面積とケース代も大きい。

  17. コンピュータ目録の特徴(1) • 標目だけでなく、出版者やISBNなど記述中の任意の項目からも検索が可能。 • 各記述要素の部分からの検索も可能。   典型的にはタイトル中の単語から検索可能。 • タイトルと著者というように、組み合わせ検索が可能。 • リンク手法を用いて、ある項目から検索して、リンクをたどって別の検索に切り替えることが可能。

  18. コンピュータ目録の特徴(2) • 内部レコードの形式は、表示計とは無関係に、コンピュータ処理がしやすいように設計できる。 • したがって、論理的で自由度の高い構造にすることができる。その一例が、NIIの構築する総合目録データベースにおけるデータ構造である。 • ネットワークを介して、図書館外からの検索が可能である。Webをとおして検索できるOPACをWeb OPACという。

  19. コンピュータ目録の特徴(3) -目録データの入手方法-コンピュータ目録の特徴(3) -目録データの入手方法- • カード目録時代は、個々の図書館ごとに目録作業→同じ図書の重複目録作業。 • コンピュータ目録作業では、目録データを容易に入手、利用することができる。 • 既製MARCを利用することによって、目録データを入手→コピーカタロギング。 • 多くの図書館が共同で目録作業を行う、集中目録作業が開始→書誌ユーティリティの出現。

  20. 総合目録 • 複数の図書館の蔵書を一括して検索できる目録。 • コンピュータ目録以前は、各図書館が作成した目録記入を手作業で統合する作業をしていたが、現在ではコンピュータとネットワーク環境のもとで、効率よく作られている。 • 総合目録は図書館相互協力、特に図書館資料の相互貸借 (Inter Library Loan: ILL) に必須のものである。 • 代表的な総合目録に、NIIのCiNii Booksと OCLCのWorldCatがある。

  21. 標目の統制 既知資料検索に関する標目の統制3段階

  22. 著者名の統制(統一著者名) 例:夏目漱石 記述著者標目  夏目金之助著 夏目漱石  夏目漱石著 夏目漱石 例:John von Neumann Neumann, John von か Von Neumann, Johnか Neumann, Johann Ludwig vonか

  23. 著者名の統制(統一著者名)(続) 例:D. H. Lawrence Lawrence, David Herbert か Lawrence, D. H.かLawrence, David Herbert Richardsか。 L.C.における統制形の例 Von Neumann, John, 1903-1957 Lawrence, D. H. (David Herbert), 1885-1930  イニシアル形が同じ場合、完全形を添えて区別する。

  24. 著者名の統制(統一著者名)(続) 統一著者名の機能 1.ある特定人物(団体名のこともある)について、1つの形に統制する。 2.同姓同名など、同じ形の複数著者を区別する。   (生没年や職業などを添えることにより)

  25. 著作の統制(統一著者名+統一タイトル) 例:ShakespeareのHamlet Shakespeare, William(統一著者名)      ・Hamlet      ・Hamlet, Prince of Denmark      ・The tragicall historie of Hamlet,Prince ofDenmarke      ・The tragedy of Hamlet Hamlet (統一タイトル)

  26. 典拠ファイル (authority file) • 著作の集中機能を果たすため、標目の統制形を維持管理するためのファイル。 • 典拠ファイルの種類   ・統一著者名典拠ファイル   ・統一タイトル典拠ファイル   ・件名典拠ファイル • カード目録では、統制作業の一貫性を保つための事務用ファイル。

  27. NACSIS-CATにおける総合目録データベースの概要NACSIS-CATにおける総合目録データベースの概要

  28. NACSIS-CATにおけるファイル構成

  29. (2)NACSIS-CATにおける書誌レコード   の構造(2)NACSIS-CATにおける書誌レコード   の構造 • 集合書誌単位と単行書誌単位とで別個のレコードを作成し、それらを単行書誌単位レコード中のPTBLフィールドを用いてリンク付けする。

  30. 集合書誌単位と単行書誌単位

  31. NACSIS-CATにおける典拠レコード (書誌レコードとのリンク構造を持つ)

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