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第3回目講義 ( 2009 年 7 月23日). 1. 化学工学基礎 −後半の後半−. 第2章 流 動. ・ Reynolds (レイノルズ) (流れの識別). ・ Hargen-Poiseuille の定理 (速度分布). ・ Fanning の式(摩擦によるエネルギーの損失). ・ Bernoulli (ベルヌーイ)の定理 (エネルギー収支の解析). (http://cheme.eng.shizuoka.ac.jp/~futamatalab/). 2. 実際の圧力の測定(マノメーターを用いる). √. ρ ’. u = 2 hg (. - 1).
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第3回目講義 (2009年7月23日) 1 化学工学基礎 −後半の後半− 第2章 流 動 ・Reynolds(レイノルズ) (流れの識別) ・Hargen-Poiseuilleの定理 (速度分布) ・Fanning の式(摩擦によるエネルギーの損失) ・Bernoulli(ベルヌーイ)の定理 (エネルギー収支の解析) (http://cheme.eng.shizuoka.ac.jp/~futamatalab/)
2 実際の圧力の測定(マノメーターを用いる)
√ ρ’ u = 2hg ( - 1) ρ 3 実際の流速の測定(ピトー管を利用する)
Q = C0S0 √ ρ’ 2hg ( - 1) ρ 4 実際の流量の測定(オリフィスメーターを利用)
5 長さL [m] τW P1 P2 ρU2 τW = ・fで表される(f : 摩擦係数) 2 層流の場合、 f = 16/Re 乱流の場合、 Moodyチャートなどを利用 <前回までの復習> (ハーゲン・ポアズイユ) ・速度分布(Hargen-Poiseuilleの定理) 力のバランス(静止している)を考える ΔP = (P1 - P2) [Pa] 圧力損失 半径(r) ΔP × πr2 = 2πrL ×τW……..① (押す力と摩擦力が釣り合っている) 層流を考えるとτWは剪断力でもあるので、 τW = ーμ(du/dr)……..② とも表現される。 ①と②から層流における速度分布の式を導く事ができる。 ・摩擦(Fanning) 摩擦応力τWとは、壁面における運動エネルギーの損失
ρU2 2 6 Fanning の摩擦係数(f ): 乱流における摩擦応力の求め方 円管壁上に生じる摩擦応力は、流体の運動エネルギーと比例関係にある (摩擦応力) = (運動エネルギー) × f と記述できる 摩擦応力τW は、単位体積当たりのエネルギー 運動エネルギー[J] = 1/2(kg・m2/s2)も単位体積当たりにすると、 K =1/2(kg・m2/s2) / m3 = 1/2(kg/m3)・(m2/s2) τW = ・fで表される(f : 摩擦係数) 層流の場合、 f = 16/Re 乱流の場合、 Moodyチャートなどを利用
7 摩擦係数(f)は粗度(ε(粗滑度) / D(管径))とReで決定される 粗度
8 問題 3.1 市販3B鋼管内を293Kの水が2.0 m/sで輸送されてる。次の(1)および(2)の場合における、壁面摩擦応力τw、壁面摩擦力Fw、圧力損失ΔP、圧力降下Δpを求めよ (1)全長10mの水平管 (2)全長10mの垂直管(上昇流)
9 4 m 課 題 (立元先生) 4B 鋼管(全体) 90℃エルボが4つ 23 m 大気開放 液面高さ一定 大気開放 4 m 4 m 28 m 4 m 4 m 効率60 % 3 m 293 Kの水0.014 m3/s 密度 998 kg/m3 ポンプの所要動力を求めなさい。 ヒント:輸送高さz2-z1は結局28 m – 4 m = 24 m (ポンプの高さは関係ない) タンクはともに大気開放のため,圧力差Dpは0 タンク出入り口の縮小・拡大は考えない。 例題2.9を参考に。
10 4B 鋼管 表2.1(テキストp.38) より,内径0.1053 m⇒断面積S = 8.71×10-3 m2 平均流速 U = Q/S = 1.61 m/s Re = 1.69×105 (乱流) a = 1 直管部分の管の長さは,L = 4 + 23 + 4 + 4 + 4 + 3 = 42 m e/D = (0.00005)/(0.1053) = 0.00047でRe = 1.69×105 なので,Moody線図(図2.10)より,f = 0.005 エルボ4個分のLeは,Le= nD = (4)(32)(0.1053) =13.5 m (1/2)(1.61)2 13.7 (9.8)(24) 0 = 250 J/kg ポンプ効率60 %より,417 J/kg ポンプの所要動力 = (417)(0.014×998) = 5826 W ・・・(解)
11 問題3.2 層流における3乗平均速度<u3>は2U (U = 1/2umax:平均速度)であることを示せ。 問題3.3 層流におけるFanningの摩擦係数fは 16/Re であることを示せ。
12 流 動 って・・・ 1. Reとは何? 2. 相当直径 De =? 3. 定常流とは? 4. 流体に作用する力は(ハーゲン・ポアズイユ)? 5. 層流の一般速度uを表現すると? 6. Fanning の摩擦係数とは? 7. ベルヌーイの定理を式で表現すると? 8. 相当長さ Le = ? 9. 圧力損失とは?