200 likes | 370 Views
中学英語テキストの特徴 ~品詞レベルと頻度からみる難易度~. 背景. 中学校から英語が導入 全国民が英語教育を受ける 指導要領に基づいて、 3 年間で「読む・書く・聞く・話す」などの 英語の基礎を習得. 目的. 中学校の英語テキストの英語を分析 (検定教科書7種類のうち、4種類) 学年が上昇するにつれて、 中学英語テキストの難易度が上昇しているかを品詞に焦点をあてデータで証明. 予想する結果. 学年が上昇するにつれて、各品詞の 頻度数の上昇 品詞レベルの上昇 ⇒その結果、テキストの難易度が上昇. データの収集方法.
E N D
中学英語テキストの特徴~品詞レベルと頻度からみる難易度~中学英語テキストの特徴~品詞レベルと頻度からみる難易度~
背景 • 中学校から英語が導入 • 全国民が英語教育を受ける • 指導要領に基づいて、 3年間で「読む・書く・聞く・話す」などの 英語の基礎を習得
目的 • 中学校の英語テキストの英語を分析 (検定教科書7種類のうち、4種類) • 学年が上昇するにつれて、 中学英語テキストの難易度が上昇しているかを品詞に焦点をあてデータで証明
予想する結果 学年が上昇するにつれて、各品詞の • 頻度数の上昇 • 品詞レベルの上昇 ⇒その結果、テキストの難易度が上昇
データの収集方法 • 中学英語テキストコーパスの7種類中4種類を無作為に選び、1・2・3学年分を学年別に本文のみ抽出 • 学年ごとの品詞別にまとめ分析
分析方法 • Excelを使用し、各品詞の頻度数を集計 • Excelを使用し、頻度数の多い「形容詞・名詞・副詞・動詞」をグラフで表し各学年で比較 • Jacet8000に基づき、v8anを使用して 各学年の品詞(形容詞・名詞)の難易度を Level1~8に分類
使用するデータ • 中学英語検定教科書の 7シリーズ中4シリーズ計12冊 ①Total Active Communication 1・2・3 ②Columbus 21 English Course 1・2・3 ③New Crown English Series New Edition 1・2・3 ④New Horizon English Course 1・2・3
解析に使用したツール • 品詞の頻度数とグラフについて Excelを使用 • 品詞の難易度について v8anを使用 http://www01.tcp-ip.or.jp/~shin/j8web/j8web.cgi
解析の結果 1年 2年 3年
解析の結果 形容詞:1年
解析の結果 形容詞:2年
解析の結果 形容詞:3年
解析の結果 名詞:1年
解析の結果 名詞:2年
解析の結果 名詞:3年
考察 ~頻度数について~ • どの品詞に関してもほぼ、学年の上昇にともない頻度数は増えている • 形容詞・名詞に関しては、1年~2年のほうが2年~3年よりも頻度数の増え方が大きい • 副詞・動詞に関しては、各学年ともだいたい均等に増えている • 他の品詞の増え方をみると、2年~3年では文法の難易度が上昇している可能性がある
考察 ~品詞(形容詞・名詞)レベルについて~ • 形容詞:学年が上昇するにつれて レベルの高い単語が多く出てきている • 名詞:1年生からレベルの高い単語は出てきている 学年の上昇により各レベルの個数が増えている • レベルの上昇や各レベルの個数が増えていることから教科書の難易度は(簡単ではあるが)上昇している
結論 学年の上昇により ☆各品詞の頻度数がほぼ上昇 (品詞によっては上昇しない場合もある) ☆品詞(形容詞・名詞)レベルがほぼ上昇 ⇒語彙数・リーダビリティの上昇 (先行研究) =難易度の上昇
今後の課題 • 今回、着目したのは品詞のみ (先行研究:語彙・リーダビリティー) • 中学英語検定教科書のより詳しい難易度を調べるには、文法を分析する必要がある