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大阪府泉佐野市における 特定健診・特定保健指導の実践の現場より. 大阪府泉佐野市保健センター. 大阪府泉佐野市の概況. 大阪府の南部、関西空港のふもと 産業はバランスよく発展 気候は温暖で降雨量は比較的少ない 人口 102834 人 (平成 22 年 3 月末現在) 財政 財政健全化団体. 国民健康保険などの概況. ・人口 102834 人 (平成 22 年 3 月末現在) うち国保被保険者数 28258 人( 27.5 %) うち 40 歳から 74 歳 18671 人( 66.1 %)
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大阪府泉佐野市における特定健診・特定保健指導の実践の現場より大阪府泉佐野市における特定健診・特定保健指導の実践の現場より 大阪府泉佐野市保健センター
大阪府泉佐野市の概況 • 大阪府の南部、関西空港のふもと • 産業はバランスよく発展 • 気候は温暖で降雨量は比較的少ない • 人口 102834人 (平成22年3月末現在) • 財政 財政健全化団体
国民健康保険などの概況 ・人口 102834人 (平成22年3月末現在) うち国保被保険者数 28258人(27.5%) うち40歳から74歳 18671人(66.1%) ・医療費(平成20年5月診療分) 脳血管疾患・虚血性心疾患ともに入院・通院の被保険者1人当たり医療費が大阪府下平均や近隣市と比較して高い
医療費特性の分析 平成20年 5月診療分 医科 高血圧性+虚血性心疾患や脳卒中等が多い
大阪府立健康科学センターによるバックアップ大阪府立健康科学センターによるバックアップ • 法改正される前から府立健康科学センターと取り組んだモデル事業のノウハウを活用した保健事業を展開 平成10年度・11年度 地域保健推進特別事業 大阪府泉州地域脳卒中予防モデル事業 平成15年度~17年度 国保ヘルスアップモデル事業 平成19年度 国保ヘルスアップ事業 平成20年度 在宅保健師等高齢者ボランティア支援促進事業 ヘルスアップ推進員養成講座 平成21年度 健診結果説明会(日曜など)、健康づくりボランティア養成講座 平成22年度 健診結果説明会(日曜など)、健康づくりボランティア養成講座 「ツール・ド・大阪」ウォーキングコース活用事業
健康科学センターより当市へ提案循環器疾患対策の発展のための具体的方策 (泉佐野市アクションプラン)健康科学センターより当市へ提案循環器疾患対策の発展のための具体的方策 (泉佐野市アクションプラン) • 健診受診率の向上が最優先 • 健診項目 ・心電図検査、眼底検査の実施対象拡大 ・高血圧者の受療勧奨者へのフォロー体制の 確立 ・血清コレステロール検査の継続 • 保健指導 ・特定保健指導の効率化 ・非肥満のハイリスク者への受診勧奨・保健指導 ・受診勧奨者、服薬中の人への対応 • 保険者単位でない地域単位でのアプローチ ・住民組織の育成
特定健診の追加健診項目の獲得にむけて • 健診項目追加(健康科学センター作成の地域診断資料を財政へ提出)と地元医師会への説明 1)開始初年度の予算獲得前に介護申請内容の書類 の分析により医療費への影響を説明した 2)脳卒中対策としての重要性をまとめ、医師会に説明 追加項目:心電図検査・貧血検査・総コレステロール を全員実施とした
基本健診・特定健診の状況 基本健診時の対象者は大阪府独自の計算式より算出基本健診は集団健診と個別健診の併用特定健診は個別健診のみで実施
重症者と心房細動への対応 • 重症要医療・心房細動の人のレセプト確認後、対応 健診問診時、内服(-)の人
課題(特定健診)① • 受診率低迷 特に40歳から50歳代の男性
課題(特定健診)② • 健診項目が従来の基本健診に比べて少ない • 眼底検査基準に該当しても眼科医院との連携が不良のため、受けている人は少ない • 電子媒体作成のため、医師に負担感がある 事務処理の増加および 前年度結果の確認困難
課題(特定健診)③ • 集団健診と同時実施していた 肺がん検診・生活機能評価の受診数低下
課題(特定保健指導)① • 利用率低迷 • 比較的若い層は個別相談になることが多いので丁寧な調整が必要 • ポイント制と言う方法は、対象者によっては敬遠される(書面提出が苦手な人など) A支援⇔B支援が認められないので管理が大変 (システム化しているが、入力作業など事務作業が増加した) ● 訪問すると、圧迫感を感じる人もいた
課題(特定保健指導)② • 糖尿病検査は空腹時血糖優先のため、HbA1cが高くても指導の対象にならない • 特定保健指導以外の人の健康づくりも重要 • 要医療の人、特に重症の人の確実な受診確認も重要 • 国保加入者以外の人の健康づくりも大切
今までの取り組み • 未受診者対策 平成21年度:はがき郵送後未受診者に電話にて 受診勧奨し、未受診の理由を聞いた • 保健指導日程、時間を個人に合わせて調整 • 書面のやり取りが苦手な人には簡易な書面作成にて支援 • 健康増進事業と連動し、教室など案内
制度変更により、よかったこと • メタボ・・・という言葉が浸透し、市民の健康への意識が高まった • 保健活動を見直し、結果を出すという実践への契機となった • 保健センター(衛生部門)と国保部門との連携がより密になり、予算の獲得に関して市財政課も注目するようになった • 対象者が明確になり、地域ごとの分析・評価がしやすくなった
今後の取り組み(特定健診) • 医師会との連携・大阪府立健康科学センターの支援により健診項目の維持 • 未受診者アンケートの工夫(焦点を絞った内容) 平成22年度:下記①・②の対象者にアンケート郵送し、 受診勧奨するとともに、未受診理由を分析する 未受診者に電話による受診勧奨と アンケート返送依頼 ①平成20年度受診後、平成21・22年度ともに受診していない人 ②平成20年度から1回も受診していない人 • 健診受診が低率な町へのPR活動 • 農協支店に受診勧奨チラシ設置 • 受診券と同封する用紙の更なる工夫 • 他の検診との同時実施 • お誕生日月受診勧奨はがき郵送 • 地区組織との更なる連携
アンケートの案内文 泉佐野市では下記グラフのとおり、大阪府に比べ、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)入院と脳卒中入院の医療費(点数)が高くなっています。このような現状を踏まえ、市では生活習慣病の発症予防や重症化を防止するために特定健診などを実施しています。 ■泉佐野市生活習慣病の現状 約1.5倍 !! 約1.3倍 !! 大阪府立健康科学センター 作成
今後の取り組み(特定保健指導) • 指導対象者以外にもリスクが高い人を指導のながれに案内(人数が増加することにより、相乗効果あり:仲間づくり) • 日曜開催のウォーキングを中心とした事業展開 • 指導修了後の継続の場の紹介 • 都道府県・保険者協議会の動きに期待 • 脳卒中発症者・透析導入者より学ぶ • 健康科学センターの評価分析結果にもとづく効果的な事業展開の検討継続
医療費の傾向 脳血管疾患、虚血性心疾患ともに2年連続で減少!
先進事例に学ぶ • 広報キャンペーン活動 • 薬局や漁業組合と連携 • 各町へのイベントなど参加 などなど 進めるには、周囲の理解と予算が必要!! あきらめずに、志を持ち続けること!!
ご静聴 ありがとう ございました