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FB 研 Activity 紹介 / 第 5 号(番外編) /2012 年 12 月 一般社団法人ファミリービジネス研究所. 知の表出化と共有 - 地域発展を担うファミリービジネス ( 12.21 ). 12 月 18 日、ファミリービジネス研究所シンポジウムが財団法人九州経済調査会内ビズコリにて開催された。九州大学ビジネススクール関係者へ呼びかけたところ、会場が満席となる賑わいを呈した。
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FB研Activity 紹介/ 第5号(番外編)/2012年12月 一般社団法人ファミリービジネス研究所 知の表出化と共有-地域発展を担うファミリービジネス (12.21) 12月18日、ファミリービジネス研究所シンポジウムが財団法人九州経済調査会内ビズコリにて開催された。九州大学ビジネススクール関係者へ呼びかけたところ、会場が満席となる賑わいを呈した。 彼らにとって懸念となり、事前の問い合わせが多かったのは「自分は経営者でも家業に携わるものでもない」ということであった。しかし、予てより小西先生のリーダー論の薫陶を受けていたこともあり、ファミリービジネスとは個々が持つ力を集約し、ベクトルをあわせる場と理解してからは、明らかに顔つきが変化したことを感じ取れた。 小西先生がファミリービジネスの概念、具体例を示すに連れ、地域で活躍する中小企業でも視座を高くし、時流を読み、自己の責任において時代を生き抜いていく姿を知ることが出来た。それはダーウィンの進化論の言葉を借りるまでもなく、芯を持って変化に対応することが、結果的に永続性を持ち得るというものであった。 また、多胡先生や青井先生も逆さにした日本地図を例に使っていたが、視点の多様性は企業の永続性を考えた時に必要なものである。ビジネススクールでは有利な立ち位置を選ぶことも戦略的に必要であると学んだ。しかし、ファミリービジネスでは制限条件として固定化されやすい立ち位置も、視点を変えることで、利点すら見出す程の多様な価値が生まれることを、この地図の例と解説によって学び得ることが出来た。 従って、久原先生が取り組んでいる久留米もまた、製造業やサービス業の如何を問わず、かつての賑わいを取り戻すことは、そこに住む人が前向きに希望を持ち続ける限りあり得るのだろうと、推察することが出来た。 ファミリービジネスとは百社百様の様相を呈する中で、場所や業種業態を超えて知るべき知見が数多くある。これを知として表出化し共有することで、地域の発展へつながる一筋の灯火となり得ることだろう。今回のシンポジウムを通じて、この地福岡でも多くの希望、多くの担い手が現れることが期待される。それらを結びつけることが出来たなら、地域の発展は現実味を帯びるはずだ。そして、それこそが奥村研究所長並びに大澤事務局長の本願ではないだろうか。そのような思いを受けつつ、得た知を次の行動に活かすことで、恩義に応えたいと思うのである。 ファミリービジネス研究所福岡シンポジウム 発起人・樋口元信 (株)山口油屋福太郎