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「 Web ページ制作を用いたライティング学習の効果について」

「 Web ページ制作を用いたライティング学習の効果について」. 大阪学芸高等学校 情報科主任 大見 真一. Web ページ制作を用いたライティングの意義. なぜ、 Web ページ制作を用いたライティング学習なのか?. Web ページ制作を用いたライティングの意義. Web ページは電子メールと異なり、新しいライティングの教育メディアとして注目されている。 Web ページは数多くの読者に向けて作品を発信や公開することに適したメディアでもある。 以上のことからも外国語教育におけるライティングの新しい意義が生まれていている。. 一般的ライティングの授業.

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Presentation Transcript


  1. 「Webページ制作を用いたライティング学習の効果について」「Webページ制作を用いたライティング学習の効果について」 大阪学芸高等学校 情報科主任 大見 真一

  2. Webページ制作を用いたライティングの意義

  3. なぜ、Webページ制作を用いたライティング学習なのか?なぜ、Webページ制作を用いたライティング学習なのか? Webページ制作を用いたライティングの意義 • Webページは電子メールと異なり、新しいライティングの教育メディアとして注目されている。 • Webページは数多くの読者に向けて作品を発信や公開することに適したメディアでもある。 • 以上のことからも外国語教育におけるライティングの新しい意義が生まれていている。

  4. 一般的ライティングの授業 課題提示→生徒がライティング→教師の添削  英文を書き内容を伝える真の「書き手」とその英文を読み内容を伝えられる真の「読み手」が存在していなかったと言える。

  5. 一般的ライティング授業における教師と生徒の関係一般的ライティング授業における教師と生徒の関係 生徒 生徒は、書いてはいるが、「書き手」ではない。 生徒は相手に自分の意志を伝えようと思っているのではなく、「間違わずに書けるか」を示すために書いている。 教師   教師は生徒の書いた文章を読んではいるが、「読み手」ではない。 教師が見ているのは「正しく書けたか」であり、そこに書かれた内容を読んでいるのではない。

  6. しかし 一般的ライティングの授業  従来の「書き手」と「読み手」が存在していないライティングは単なる受験に向けての「練習問題」「英文和訳」「和文英訳」言い換えれば「内容のない英文」として存在していた。 その「書き手」、あるいは、その生徒が、英文をWebページに載せたならば、個人や特定の一部を対象とするのではなく、潜在的な不特定多数を「読み手」とすることができる。Webをとおした「書き手」と「読み手」が存在するライティングには「意志」「気持ち」がある。それは「内容のある英文」として新たな存在意義が生まれる。

  7. 「情報教育」の視点 • Learning about Computer (コンピュータについての知識) • Learning Computer (コンピュータ操作能力) • Learning through Computer (コンピュータを利用した教育) • Learning with Computer (コンピュータをツールとする問題解決) (町田隆哉・山本涼一・渡辺浩行・柳善和(2001) 『新しい世代の英語教育』松柏社.2001:19)

  8. ライティングとコンピュータ • 「近年、教育機関におけるコンピュータの普及は急速に進んだといえる。コンピュータを教育目的のために用いるべきかどうかという問題はすでに過去の問題であり、既に学習を促進するためにコンピュータをいかに利用するかが問題だ。」 Montague, M. (1990) Computers, Cognition, and Writing Instruction. State University of New York Press. • 「外国語学習者がコンピュータを使えば、書き直しを容易に、迅速に行うことができる。」 Scott, M. (1996) Rethinking Foreign Language Writing. Boston, MA:Heinle and Heinle.

  9. 「学習指導要領」におけるコンピュータの取り扱い方「学習指導要領」におけるコンピュータの取り扱い方

  10. 「生徒の実態や教材の内容に応じて、コンピュータや情報通信ネットワーク、教育機器などの有効活用やネイティブ・スピーカーなどの協力を得ることなどに留意すること。」「生徒の実態や教材の内容に応じて、コンピュータや情報通信ネットワーク、教育機器などの有効活用やネイティブ・スピーカーなどの協力を得ることなどに留意すること。」 「中学校学習指導要領 外国語編 英語編 」「第2 各言語の目標及び内容等、3 指導計画の作成と内容の取扱い」

  11. 「高校学校新学習指導要領 外国語編 英語編 」「第3款 各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い」   「各科目の指導に当たっては、指導方法や指導体制を工夫し、ティーム・ティーチングやペア・ワーク、グループ・ワークなどを適宜取り入れたり、視聴覚教材や、LL、コンピュータ、情報通信ネットワークなどを指導に生かしたりすること。」

  12. ライティングにコンピュータを用いる利点 (1) 生徒によっては、苦労する手書きのまずさを避けることができる。 (2) コンピュータの使用によって、編集作業が容易に早くできる。 (3) スペル・チェックの機能で間違ったスペルを避けることが簡単になる。 (4) もし生徒がグループ作業をしている時には、1枚の紙を皆で見るよりコンピュータの画面で見るほうが見やすい。 (5) コンピュータの画面で自分たちの書いたものを見ると、紙に書いたもので見る時より客観的に見ることができる。 (6) ペアやグループで書いている時は、コンピュータで行った方がひとりひとりの参加度は比較的上がる。 Harmer, J. (2003)『実践的英語教育の指導法―4技能から評価まで』 (斎藤栄二・新里眞男監訳)ピアソン・エデュケーション.

  13. Webページ制作を外国語教育に取り入れる利点 • インターネットで得ることのできる最新の情報は殆どが英語である。 • インターネットはコミュニケーションの手段である。 • 英会話よりもストレスが少なく国際交流を図れる。 • 英文だけではなく、音声や画像を使ったマルチメディア表現が簡単にできる。

  14. Webページ制作を用いたライティング学習の実際Webページ制作を用いたライティング学習の実際

  15. Webページ制作を用いたライティングの調査目的Webページ制作を用いたライティングの調査目的 (1)英語のWebページを制作によるコンピュータリテラシーの向上 (2)英語のWebページを制作による発信型英語力の向上 (3)英語のWebページを制作による英語に対する学習意欲の変化 (4)英語のWebページを制作による英語コミュニケーション力の向上 (5)英語のWebページを制作によるライティング力の変化

  16. Webページ制作を用いたライティングの学習効果の調査の方法Webページ制作を用いたライティングの学習効果の調査の方法 • 使用語彙による評価 ライティングにおいては、使用語彙の質(lexical quality)と作文の質(writing quality)が相互に密接に関連しているという前提で、作文中の使用語彙によって作文を評価することがある。 • T-unitによる評価 三浦(1987)によれば、作文の熟達度を測るための目安として語彙と文構造の2つがあげられる。より熟達した作文では、語彙の面では内容語や同義語の類が増加し、文構造では独立文節に変形操作を加えるなどして節あたりの総語数も増加する。 • 実験前アンケートと実験後アンケート パソコンリテラシー・課題への意欲などを実験前アンケートと実験後アンケートを集計し、分析する。

  17. 英語でWebを制作する重要単語例集(Transitions) 逆接:but / however / yet / despite / in spite of / although 追加:on the other hand / (and) also / in addition / furthermore / beside / next 具体例:for example(instance) / thus / such as / like / in fact / actually 並列:first / second / third / finally / for one thing / for another 時間順:later / soon / first / in the future / while / then / therefore 言い換え:In other words / that is 結論:in sum / in summary / in short / in brief / lastly / finally そのほか合計約50の語(句)

  18. Webページ制作を用いたライティングの学習目標Webページ制作を用いたライティングの学習目標 • 発信型英語の自主的学習 • ライティング力の向上 • 情報倫理について理解 • Web検索・情報収集力・分析・判断力の向上 • 異文化理解・国際理解 • HTMLの理解

  19. ライティングについての注意事項 • 難しい英語を使う必要はないこと。 • Webのままの英文は、出典を記載すること。 • できるだけ自分の英語を使うこと。 • 翻訳サイト・翻訳ソフトをうまく活用すること。

  20. コンピュータの使用についての注意事項 • コンピュータの起動と終了の仕方。 • キーボードの操作  (特に半角英数入力に慣れる必要がある)。 • 学習に利用するソフトウェアの使い方。 • コンピュータ操作上の禁止事項。

  21. 情報倫理についての注意事項 • 情報モラル • 著作権 • ネチケット

  22. 英語圏に向けてWebページを作成する場合、注意しなければならないこと英語圏に向けてWebページを作成する場合、注意しなければならないこと • 日本語のフォントは使わない。 • 目的を明確にする。 • 最初のページは早く表示できるようにする。 • 迷わないWebを作る。 • 読みやすい字体と色を使用する。 • 画像などには英語の題名をつける。

  23. 1回目の実験 私立A高等学校の Webページ制作を用いたライティングの実践

  24. 私立A高等学校 実践対象    入試合格基準偏差値(コース名・専願-併願)長期留学コース41-44、国際・福祉コース39-43、スポーツ35-40コース   実践前の授業 1・2学期はWord、Excel、描画ソフト、インターネットなど基本的なアプリケーションを習得し、3学期よりWeb制作を行う。   調査対象    私立A高等学校の1・2年生。   実践期間 2003年度3学期(2004年度1月~2月)   実施時間    高校1年生時の「情報A」。2単位履修、週2回50分授業で連続コマではない。

  25. 私立A高等学校での実験の手順 実験前アンケート 実験後英語力テスト 特定の単語(transitions)単語力テスト Webページに関するテーマでライティング力テスト 実験前英語力テスト 特定の単語(transitions)単語力テスト Webページに関するテーマでライティング力テスト 実験後アンケート 英語のWebページを制作 HTMLの構造と基本的なタグの理解 ホームページ制作ソフト Web検索の習得 著作権・情報モラル・ネチケットの理解 翻訳サイトの使い方の理解 制作された英語のWebページの評価

  26. 私立A高等学校の パソコンを利用した英語学習についてのアンケート結果 Q:英語学習にパソコンを利用することについてどう思いましたか。 おもしろかった 31%  おもしろくなかった 25%  どちらでもない 44% Q:英語学習にインターネットを利用し外国のホームページを見ることについてどう思いましたか。 おもしろかった 52%  おもしろくなかった 17%  どちらでもない 31% Q:英語でホームページを作り、世界とコミュニケーションすることについてどう思いましたか。 おもしろかった 44%  おもしろくなかった 17%  どちらでもない 39% Q:英語でホームページを作り、世界とコミュニケーションすることは、今までの英語の勉強方法よりもおもしろいと思いましたか。 はい 51%  いいえ 14%  どちらでもない 35% Q:英語でホームページを作り、世界とコミュニケーションすることは、今までの英語の勉強方法よりも英語力が上がると思いましたか。 はい 52%  いいえ 6%  どちらでもない 42%

  27. 私立A高等学校の生徒への聞き取り調査 長所 「英文の中の知らない単語を辞書サイトを使って簡単に調べることができた」 「ホームページを載せて、外国の人に読んでもらうのが楽しみ」 「自分でホームページを作ることによって、自然と英語力がみについ」 「教科書に載っていないことも学べる」 「勉強範囲が無限に広がった」 短所 「英文の打ち込みが大変だった」 「テーマをグループで決めるのに時間が掛かった」 「伝えたいことをわかりやすくまとめるのが難しかった」 「遊んでいた」 「英語でホームページを作るとわからなくなる」 「英語を訳すのに時間がかかった」 「別にパソコンがなくても勉強できる。あってもなくても良い」

  28. 私立A高等学校の英語力テスト 単語力テストの得点減少 ライティング力テストの得点増加

  29. 2回目の実験 私立B高等学校の Webページ制作を用いたライティングの実践

  30. 私立B高等学校 実践対象    入試合格基準偏差値(コース名・専願-併願)は特進49-53、特進理系53-55である。  実践前の授業 1学期と2学期前半はWord、Excel、描画ソフト、インターネットなど基本的なアプリケーションを習得し、2学期後半よりWeb制作を行う。  調査対象   私立A高等学校の2年生である。  調査期間 2004年度2学期後半(2004年11月~12月)に授業を行った。  調査時間    授業は高校2年生時に「情報A」。2単位履修、週2回50分授業で連続コマではない。

  31. 私立A高等学校での実験の手順 実験前アンケート 実験後英語力テスト 特定の単語(transitions)単語力テスト Webページに関するテーマでライティング力テスト 英語のWebページ制作方法の理解 HTMLの構造と基本的なタグの理解 翻訳サイトの使い方の理解 制作グループとテーマ決定 中間アンケート グループ内評価・他グループホームページ評価 実験前英語力テスト 特定の単語(transitions)単語力テスト Webページに関するテーマでライティング力テスト 制作された英語のWebページの評価 英語のWebページを制作 Web検索の習得 著作権・情報モラル・ネチケットの理解 異文化理解・国際理解 英語のチェック 実験後アンケート

  32. 私立B高等学校Webページ制作風景

  33. 私立A高等学校の生徒への聞き取り調査 長所 「英語の勉強にもパソコンの勉強にもなった」 「英語を使う機会ができた」 「自分が思っていたのと違う表現の仕方があったから」 「今までにない授業」 「知らない単語がわかった」 「自然に英語が身につく」 短所 「英語が苦手だし知らない単語が多すぎた」 「勉強という感じがしなかった」 「会話が通じない」 「簡単な文しかつくれない」 「自分で考える力はつくと思うけど難しい」 「翻訳サイトでしたから」

  34. 私立A高等学校の パソコンを利用した英語学習についてのアンケート結果 Q:英語学習にパソコンを利用することについてどう思いましたか。 おもしろかった 57%  おもしろくなかった 11%  どちらでもない 32% Q:英語学習にインターネットを利用することについてどう思いましたか。 おもしろかった 62%  おもしろくなかった 12%  どちらでもない 26% Q:英語でホームページを作り、世界とコミュニケーションすることについてどう思いましたか。 おもしろかった 39%  おもしろくなかった 11%  どちらでもない 50% Q:英語でホームページを作り、世界とコミュニケーションすることは、今までの英語の勉強方法よりもおもしろいと思いましたか。 はい 37%  いいえ 46%  どちらでもない 17% Q:英語でホームページを作り、世界とコミュニケーションすることは、今までの英語の勉強方法よりも英語力が上がると思いましたか。 はい 40%  いいえ 38%  どちらでもない 22% Q:どうすれば、パソコンやインターネットを利用した授業で英語力は上がると思いますか。 「もっとパソコン使えるようになる」 「自分で文章をつくる」 「翻訳サイトを使わない」 「よく使う単語を覚えて授業でつかう」 「リスニングをとりいれる」 「自分で辞書をひく」 「本当に実感できるようにする」 「単語の発音やアクセントをわかるようにする」 

  35. 私立A高等学校の英語力テスト 単語力テストの得点減少 ライティング力テストの得点増加

  36. 「Webページ制作を用いたライティング学習」の結論「Webページ制作を用いたライティング学習」の結論

  37. 英語でWebページ制作の課題への意見が賛否二分英語でWebページ制作の課題への意見が賛否二分 単語力テストの得点減少 ライティング力テストの得点増加 私立A高等学校と私立B高等学校における共通する結果

  38. 「Webページ制作を用いたライティング学習」の調査目的の結論「Webページ制作を用いたライティング学習」の調査目的の結論 • Webページ制作を用いたライティング学習はHTML、著作権などコンピュータリテラシーの向上に有効である。 • Webページ制作を用いたライティング学習は自分の伝え内容を英語で書いたり、パラグラフにまとめるなど発信型英語力の向上に有効である。 • Webページ制作を用いたライティング学習は英語に対する英語学習の動機づけとして有効である。 • Webページ制作を用いたライティング学習は英語コミュニケーション力の向上には、実際に英語圏のコミュニケーションの相手が必要である。 • Webページ制作を用いたライティング学習はライティング力向上の量的な側面において有効であるが、特定の単語を覚えるためには有効ではない。

  39. 「Webページ制作を用いたライティング学習」の問題点「Webページ制作を用いたライティング学習」の問題点 • 授業時間外に課題に取り組む十分な時間・環境・設備がない。 • 高等学校必須教科「情報」のカリキュラムでは他教科と連携し、コンピュータを利用するための授業における技術、知識、道徳を学ぶことができない。 • インターネットで触れることができる生の英語(aouthentic English)を理解するための語彙を増やすこと、また表現力を高めること、実践的英語力が必要である。

  40. 「Webページ制作を用いたライティング学習」の利点「Webページ制作を用いたライティング学習」の利点 • コンピュータは学習の動機づけとして有効である。 • 様々な言語・習慣・文化的背景を持つ世界中の人間と自由にコミュニケーションできる。 • 英語のコミュニケーション活動を伝える内容・目的を持って具体的に活動することができる。

  41. 「Webページ制作を用いたライティング学習」で留意すべき点「Webページ制作を用いたライティング学習」で留意すべき点 • コンピュータを使用した場合ライティングの指導に偏りがちになるのでリスニング、リーディング、スピーキングの指導もバランスよく指導されなければならない。 • コンピュータを使用してその場限りの授業になるのではなく、より発展的な展開になるような指導が必要である。 • 教師は、英語の文法や意味を教え、覚えさせる授業から、学習者の言語習得の手助けをする役割を担うこと。

  42. 「Webページ制作を用いたライティング学習」には次の5つの条件が必要「Webページ制作を用いたライティング学習」には次の5つの条件が必要 • 課題のための環境・設備 • 課題のための十分な時間 • 情報社会・情報機器への最低限のリテラシー • 英語圏のコミュニケーションの相手 • 総合的課題の評価

  43. 最後に、その1 Webページ制作を用いたライティング学習は量的な側面では有効であった。さらに、これからWebページ制作を用いたライティング学習は質的な側面へと活動を広げることが可能である。  英語のWebページを制作した後、英語の母語話者を含めいろいろな人から電子メールなどで反応がある。英語圏の相手からの電子メールから語彙・文型・パラグラフ構成を学び、質的な側面の向上の可能性がある(Raimes 1983)。ただし、ライティングの質的な向上には英語を読むことと書くことが全てではなく、Richards(1990)も指摘するように、教師が適宜ライティングを指導する必要もある。

  44. 最後に、その2 • Webページは不特定多数の相手に写真や音声や音楽も用いて表現することができるマルチメディアの表現方法が可能である。生徒はただ遊びに使っていたインターネットとは異なるインターネットの長所と短所を学ぶことができ、本来のインターネットの価値、利用方法などについて、さまざまな視点から考えるきっかけになったと思われる。 •  高度情報化が進む現代社会において、「英語のインターネットを利用した授業」を実施することは、生の英語に触れたり、英文速読や英語の表現力をのばすだけでなく、「情報活用の実践力」や「生きる力」や「コミュニケーション能力」を育成する上でも重要である。 •  英語によるWebページ制作を授業に取り入れると、ライティングは本来コミュニケーションをするために学ぶことを教師として再認識させられる。「読み手」が存在し、自分が相手に何か書こうとする態度を育成し、また、相手に対し自分の伝えたいことを書くという活動が、今後更に重要視されるであろう。そのためにも、自分の考えをまとめる能力を育成する英語のライティング活動の考案にさらに力を注がなければならない。

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