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2004 年度共同研究成果. 指揮者ワカマルとのアンサンブルシステム. 東京工業大学大学院 知能システム科学専攻 三宅 美博 miyake@dis.titech.ac.jp. 目的と方針. 目的 前年度の成果(背景): 共創インタフェースを用いた音楽と歩行のリズム同調システムを構成 その有効性(自然さ)評価のための 1/f スペクトルの利用 今年度の目標: 音楽を介する人間とワカマルのリズム同調に上記システムを拡張 方針 基本的構成: 具体的には、ワカマルを指揮者として人間と共同演奏を実現する 技術的改良点:
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2004年度共同研究成果 指揮者ワカマルとのアンサンブルシステム 東京工業大学大学院 知能システム科学専攻 三宅 美博 miyake@dis.titech.ac.jp
目的と方針 目的 前年度の成果(背景): 共創インタフェースを用いた音楽と歩行のリズム同調システムを構成 その有効性(自然さ)評価のための1/fスペクトルの利用 今年度の目標: 音楽を介する人間とワカマルのリズム同調に上記システムを拡張 方針 基本的構成: 具体的には、ワカマルを指揮者として人間と共同演奏を実現する 技術的改良点: ワカマルの腕運動に位相記述を導入し指揮動作(4拍子)を実現する これによって人間側への視覚的なフィードバックを構成する 有効性(自然さ)評価としてDFAによるダイナミクスの解析を導入する
システムの構成 MIDI Keyboard Human player
ワカマルの指揮動作(4拍子) 1拍 2拍 3拍 4拍
ワカマルの指揮動作(4拍子) 左上のウィンドウが演奏モジュール、右下がワカマルモジュール
ワカマルとのアンサンブル 演奏テンポに緩急をつけているがワカマルの指揮は同調している
有効性(自然さ)評価 2人の間での演奏のズレ(非同期量)の時系列データをDFA解析 人間同士のアンサンブル カラオケ型のアンサンブル これを基準として各条件を評価する グラフの勾配が人間同士に比べ非常に大きくなっている =>人間同士の場合とは異なるダイナミクス
有効性(自然さ)評価 2人の間での演奏のズレ(非同期量)の時系列データをDFA解析 人間同士のアンサンブル 音楽だけを介するアンサンブル(前年度モデル) これを基準として各条件を評価する グラフの勾配は人間同士に近いが途中で折れている =>2種類のダイナミクスが混在している
有効性(自然さ)評価 2人の間での演奏のズレ(非同期量)の時系列データをDFA解析 人間同士のアンサンブル ワカマルとのアンサンブル(今年度モデル) これを基準として各条件を評価する グラフの勾配が人間同士に近く折れ曲がりも少ない =>人間同士の場合に近いダイナミクス
まとめ 共創インタフェースを用いた人間とワカマルのリズム同調システムとして、ワカマルを指揮者として人間(演奏者)との共同演奏を実現した。 ワカマルの腕運動へ位相記述を導入し、4拍子の指揮動作を実現した。これによって人間側へは音楽だけでなく視覚情報もフィードバックされる。 本提案システムの有効性(自然さ)を評価するために、非同期量のダイナミクスに関する解析を行なった。具体的にはDFA解析を用いた。 これらの結果、音楽だけを介して相互作用する前年度のシステムよりも、提案システムは人間同士の共同演奏に近いダイナミクスを再現できた。